塩野七生著。
ローマ帝国崩壊後、なぜイタリアはあんな小国ばかりにと
思ってたのよね。
モンゴル登場したり、いろいろな民族がきたりと混乱したうえに
イスラムが攻めてきてるのね~そのあとは、大国になったフランスとスペインに挟まれるし
ほんと大変。
ずーーっとルネッサンスから中世まで描いてて
面白かった。かなりの量は、イスラム海賊がからんでる悲惨な話だけど。
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後半、オスマン帝国のスレイマン大帝登場。
ちょうど3話で挫折したぎゃおさんのドラマ「オスマン帝国外伝~愛と欲望のハレム」は、
結構史実にのっとってたことがわかって、へへーーー面白かった。
ロクセラーナはポーランドあたり出身でさらわれて、ハーレムに献上。
奴隷からあっという間に第2夫人になり、当時は男の子1人産んだら皇帝から
遠ざけられることになってたのに、彼女は5人の男の子と1人の女の子を産み、
ずーーっと寵妃のまま。
結局、スレイマンの母后が死んだ後、母后のお気に入りの第1夫人を追い出し、
後継者といわれてたその息子(第1皇子)は
たぶんロクセラーナの陰謀で、反乱を起こし処刑。
ロクセラーナの息子たちのなかで権力争いに勝ったセリムが次の皇帝に。
残念ながら息子が皇帝になるちょっと前に亡くなってる。
ほんとの権力は、皇帝の母が握っていたらしいが、その力は行使出来なかったのね。
ほほーーー
大帝と呼ばれてたスレイマンの愛情をずーーっと維持できた、その手腕がすごすぎ

ハレムには200人の女性がいたっていうのに・・・
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中世、封建社会なので
残虐非道な話のオンパレード。
ほんと、当時の庶民は大変・・・