これ、ほほーーな内容だった。

実は。。な面がかなりあるのね。
専門家の本なので、ある程度は背景を知ってないと、??な内容でもあった。

室町時代の、日本が李氏朝鮮に遣わした使節のお話。
「実録」に記録されてる、日本からの文書がかなり怪しいらしい。

存在しない名前・肩書の使節や、国書の書き換えやら。
日本側はなかなかに図々しい要求してて、使者一行はあちらが接待してて費用で困った、とか。

いい儲けになったんだろうね。
日本に偽の印鑑残ってるのも笑える。

まともな使節も、実際はお寺が派遣して、幕府は名前だけ貸して儲けてたそう。
日本が欲しいのは、大蔵経という仏教の経典6000巻。
これって、なにかのドラマで見たような・・うーーん
何十年もかかって版木製作したって話があったような。。。

特に全くの偽使節が多かったのは、世祖の時代だそう。
祝賀使の名目でいっぱい渡ってて、王になった経緯のうしろめたさもあり、
使節があやしくても無下にできなかったって説明に納得。

偽の使節なので、やたらあちらを持ち上げて低姿勢だったり、
あるいは逆に脅したり、と変な感情をお互いに持ちかねないてきとーさが問題かな。