著者:佐藤賢一

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*本の紹介

箱館・五稜郭の戦いを指揮したフランス軍人

徳川幕府に軍事顧問として雇われ、
陸軍の近代化にあたっていたフランス陸軍士官、ジュール・ブリュネ。

大政奉還が行われ、幕府が終焉するとともに軍事顧問団は解任されるが、
幕臣・榎本武揚や新選組副長・土方歳三らとの関わりのなかで、
日本人の士道(エスプリ)に心をうたれたブリュネは、
母国での輝かしい未来を捨て、戊辰戦争に身を投じることを決意する。

映画「ラストサムライ」主人公のモデルになったといわれる男を描いた、
歴史エンターテイメント大作。


*****~~~~~ネタバレ~~~~~*****

作者はフランスの歴史ものを多く書いている方。
他にもいろいろ読んだ。


外国人目線の「明治維新」、ちょうど大河もやってるしでタイムリー。
新鮮な展開で、とても面白く興味深かった。

フランス公使に猛反対されて、個人として参戦したわけで、
やむなくフランスに帰ったが、軍事裁判を覚悟してた。

が、フランスの心意気、という世論が巻き起こり、フランスでは歓迎される。
ちょっとラストは、史実と異なる事件も描かれてはいるけど、ま、そうであったらいいな。

映画「ラスト・サムライ」は見てないけど・・・英語をしゃべる村人って設定に引いちゃったので。
でも、確か録画してたので・・・今度見てみようかな。