ついに完走。
51話あったのね。
週1だったから長かったけど、展開早くて波瀾万丈。
豪華絢爛。

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すごい豪華なドラマだった。

でも歴史が気になって・・・調べてみた。

チャンウク君の子孫(正確には傍系)が前見た中国ドラマ『宮廷の泪・山河の恋』に出てきた北元皇帝。
後の清に征服され、妃がホンタイジの側室になった時、
「チンギスハンの幻の玉璽を渡す」ってセリフがあったな。
チャンウク皇帝がヨンチョルに取り上げられてた玉璽がこれね。
清が出来るまでは、モンゴル高原に存続してたってことよね。
ふーーーむ、感慨深い。

このドラマの衣装はとっても豪華で素敵ではあったけど・・豪華すぎかも。
先にあげた中国ドラマのようにズボンやファーを取り入れた衣装だったんじゃないかと思う。
騎馬民族なんだし。


*****~~~~~ネタバレ~~~~~*****

ストーリーが展開早くて、面白かった。
子役時代が短くてどんどんストーリーが進む。
まーー波瀾万丈なヒロインだもの、いくらでもストーリーは作れるか。
でも、高麗王の生涯は創作すぎでしょ。
王になったり廃位されたり目まぐるしい。最後は意外でびっくり。

メバク商団は・・・これも創作かな~頭は・・あの人とは・・ありえないような。
国際的な外交とか戦争とかはあまり描いてはない。
宮廷内の話で、狭い世界が多かった。

ハ・ジウォンちゃんのオーラはすごい、きれいだった。
途中は怖すぎたけど、ラストはまた可愛いキヤンに。
歴史的にも、夫の皇帝と北に逃げるので裏切ってはないかな。
高麗王との因縁は、すべて創作だろうね・・・
かなりのやりすぎ感。2人の間の子設定も、そんな子いないし。
歴史上の高麗王は、高麗を牛耳ってた奇皇后の兄たちを殺したんだし。

2人のイケメンが出ずっぱりで、渋くてかっこいいジンモさんと、
可愛くて憎めないチャンウク君の2人共好みで楽しめた♪
ジンモさん人気だけど、私は「捨てられた子犬」のチャンウク君がチョア~

・・・・・
歴史・・・・うぃきによると

元(1271-1368) 
100年統治してない王朝なんだね。3代皇帝が子を残さず死去した後、
軍が権力を握ったみたいで皇帝はコロコロ変わって、弱くなってる。
97年間で15人の皇帝だもの。

チャンウク君:15代皇帝、トゴン・テムル(1320-1370)。在位は1333-1370。
         亡くなったのは50歳じゃん。
ジウォンちゃん:奇皇后(1315頃-1370以降不明)年上なのね。
         
テムルの前には弟が皇帝になり2カ月で死去。
このあたりの権力者はエル・テムル(ヨンチョル?)で、病死後バヤン(ペガンね)が軍閥の長に。
バヤンは甥により殺害って、この辺りはドラマとぴったり。

1351年に紅巾の乱が始まり、中国全土に波及。
皇帝はバヤン甥(タルタルね)を疑い殺して、ますますモンゴルは弱体化。
ついに1368年に首都大都から北のモンゴル高原に退却。
でもかなりの勢力は残ってたみたいで、戦おうと思えば明と互角だったかもだそう。

皇后について

・皇后:ダナシリ(?-1335)・・エル・テムルの娘。父の死後、兄の謀反に連座して殺害。

・皇后:バヤンクトゥ(1324-1365)・・ボロト・テムルの娘。息子は2歳で死去。
                      父は皇太子(奇皇后の息子)を追放し、その後逆に皇太子に攻められ滅亡。
                      そのせいで殺害されたみたい。
                      
・皇后:奇皇后・・バヤンクトゥが皇后で、第2皇后だった。
           バヤンクトゥの死後正皇后に(たった3年で北に逃亡なのか)。

↑を見ると、このドラマのように宮廷内はドロドロだったに違いない。
この中で生き残って、皇后&皇太子の母って、どんだけ強靭。
実際にトゴン・テムルは即位前に高麗に流されてた頃があって
懐かしかったのかも。。。ドラマのような出会いがあったのかもと思ったりして。
よく脚本考えてるね。
実際にもずっと寵愛を受けてたみたいで魅力的な女性だったんだろう。