ここでも記事にしているが、前から気になってたタイトルの映画発見。
 
レンタル、字幕。
 
イメージ 1
うぃきさんより
 
実在したバロック時代のカストラート歌手ファリネッリの生涯を描いた伝記映画である。
1994年製作。イタリア、ベルギー、フランス合作。ジェラール・コルビオ監督。
 
映画なので主役ファリネッリの演技は役者が口パクをしたものを撮影し、裏で本職の歌手が声を当てるのだが、本物のファリネッリがレパートリーとしていた曲は、現在のカウンターテナーには声の高さと声質の問題で歌えない。そこでその歌を2分割して、高音域は女声のソプラノ歌手、低音域は男声のカウンターテナーが担当して、2パート分の録音を用意した。その後IRCAMが音声変換を担当して、女声ソプラノの部分の音声フォルマントを男声歌手の声質に近づけ、映画の画面と合成した。これによって映画では、あたかも男の声で超高音域が歌われているかのように聞くことができる。
 
ほほーーこんな苦労して歌ってたのね~確かに超高音が綺麗で声量もすごいプロの歌。
 
*****~~~~~ネタバレ~~~~~*****
 
最初ちょいおどろおどろしい雰囲気で始まったので、もしや悲劇?と思ってたら
そこまでではなかった。
 
主役の兄弟のお顔が濃すぎて・・・
ストーリーはちょっと難しかったけど、歌がいっぱいで良かった。
 
同じくうぃきさんより、実在のカストラートについて
 
ファリネッリFarinelli, 本名:カルロ・ブロスキ(Carlo Broschi), 1705年 - 1782年)は、
イタリアのカストラート歌手である。最も有名なカストラート歌手であり、その音域は3オクターブ半あったと
いわれている。1994年には彼の生涯を描いた映画『カストラート』が制作された。
ボルボラに学び、1720年にナポリでデビューする。今日のイタリア全土およびウィーンで活躍、
1734年から37年にかけては、反ヘンデル派に招かれてイギリスに渡っていた師ポルポラの要請により、
ロンドンで活動する。その美声と発声技術は驚愕の的であり、女性はしばしば失神したという記録が
ヨーロッパ各地に残る。
1737年にマドリードに招かれ、フェリペ5世の求めに応じて王室歌手としてそこから20年超にわたり留まる。
フェリペ5世は彼の好む僅か4曲のみを毎晩ファリネッリに王の寝室で歌わせ、その代償として
年額5万フランを与えたという。同王の没後、フェルナンド6世の治下では、ファリネッリは
台本作家メタスタージオや多くのイタリア人歌手をマドリッドに呼び寄せ、同地でのイタリア・オペラ隆盛の
きっかけになった。
1759年にイタリア半島に戻りボローニャに隠棲、同地で没。スペイン王室からの莫大な年金を受けての
裕福な晩年だったという。
 
・・・・・
映画では兄(作曲家)の作った曲だけを歌う弟(カストラート歌手)。
2人で各地を歌って興行、人気に。
 
兄のではなく、他の素晴らしい曲を歌いたくなる天才の弟。
が、兄が弟をだますようにしてカストラートにした事が判明したのもあり、
ついに、兄を超えていく。兄は軍隊に行ったという結末で良かったよ、死んじゃうかと。
 
色っぽいシーンもあり。兄弟で女性の相手するとか。
ヨーロッパの映画って、色っぽいシーンよく登場するね。
でもさらっとしてて、そんなにえろくはないような・・・韓国映画の方が・・・すごすぎ。
 
↑の本人経歴だと兄の存在は出てないので、ここは創作かな~
他はかなり合ってる。ほーー幸せな一生(少なくとも経済的には)だったんだ。
 
そうそう、カストラートになるための去勢について、
映画では、怪しい白い液体につかるだけで去勢・・・なんだそれ?