村木嵐著。
 
戦国時代末期、天正遺欧少年使節としてローマに派遣された4人の少年。
8年後に帰国した彼らを待っていたのは禁教と激しい弾圧だった。3人は信仰に
殉じたが、千々石ミゲルだけが棄教する。なぜ彼は信仰を捨て生き抜こうとしたのか。
その生涯をある女性の視点から描いた傑作歴史小説。
第17回松本清張賞受賞。・・・裏表紙より
 
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4人のうち
千々石(ちぢわ)ミゲル・・・棄教、病死(64歳)。
伊東マンショ・・・司祭に叙階、長崎で病死(43歳)。
原マルティノ・・・司祭に叙階、追放先のマカオで病死(60歳)。
中浦ジュリアン・・・司祭に叙階、小倉で捕まり殉教(65歳)。
 
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全くの無信仰なので・・この時代のキリシタンの心境がわからなかった・・・
自ら進んで殉教するとか。
神の為に死んだら天国へ行ける的な発想はどうかと思う。
だから自爆テロが起きる訳だし。
 
↑の棄教の理由が、この小説には書かれていて・・・
ほとんど資料がない中、創作されているんだろうけど、納得出来る内容だった。