ついに完走!かなり1.5倍で見てみやね~
 
1999-2000年製作で、古い部類のドラマ。
「過酷な生まれを、努力と才能で克服して、
とても素晴らしい人格で、思いもよらないうちに成功して、尊敬される。」
ビョンフン監督のドラマは皆同じパターンだよね。
勧善懲悪、主人公超美化。
盛り上げ方はさすがにお上手。
 
*****ネタバレ*****
 
○ホ・ジュンの生涯について。。。
 
これはドラマで、創作として楽しむべきだよね。
たぶん経歴は記録がないだろうから、ほとんど創作だろうね。
トンイもそうだよね。合っているのは、王の母っていうだけだし。
 
前半の脇の人達は最後まで登場、弟分やイ・ヒドとキム・ヘスク夫婦の掛け合いとかが面白い。
イ・ヒドさんはビョンフン作品にいっぱい出てて、お笑い担当ね。
 
○医療について。。。
 
針と漢方薬でガンや心筋梗塞が治るとは・・・万能すぎじゃ?
美化しすぎ、称賛しすぎ。
どうしても消毒してない針が怖い~
 
○王について。。。
 
すっかり光海に肩入れしている私としては・・・若き光海が登場して興味深かった。
調べたのとは母の死亡時期が違ってたけどね。
 
果たしてドラマのように病気で14代王は亡くなったのか?
急死だったみたいで、実は光海による暗殺説もあるみたいね。
本人が指示したかどうかはともかく、光海に都合のいいタイミングだったので・・・怪しいっちゃ怪しい。
14代王も、後継者を大君にしたかったらちゃんと早めに手を打たないと。
自分が早く死ぬとは思ってなかったって事だわね。
結局大君は非業の死を迎えたわけで。
で・・・このドラマでは光海はいい人になっている。
可哀そうな「大君」の死亡は触れられてなかった(カット?)。
 
○当時の風習について。。。
 
御医は王が死去すると、その責任を取らされる・・・って、すごい慣習。
それでも御医になりたいのか??
光海がこの慣習を止めさせたって・・・当たり前。当たり前の感覚を光海は持っていたってことかな。
 
王宮焼失は、攻めた武士ではなく庶民が放火したと、このドラマではハッキリ言っているね。
日本のせいでと思っていたので、なるほどと思った。
まーーそもそもは攻め込んだせいではあるけど。
 
全体に見ていくと、身分制度がひどい。要するに奴隷制度だし。
しかも政治家は文官ばかりで、権力闘争ばかりしてるし。