イングランドの9日だけの女王。1537年-1554.年。
 
今度、堀北まきちゃんがジェーン・グレイの舞台をするって記事で、
前に「怖い絵」で見た・・・と思い出し、ウィキ。
 
                   ↓ポール・ドラローシュ作「レディ・ジェーン・グレイの処刑」
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ヘンリー8世の妹の娘の娘で、かなり王位継承権は低いのに
周りの思惑に巻き込まれた悲劇の少女(イングランド一の美少女だったとか)。
ヘンリー8世死去後は、唯一の息子エドワード6世になったが、病弱で死の直前、
ジェーンを王位にと、ジェーンと3週間前に結婚したギルフォード・ダドリーの父が迫り、認めさせる。
が、9日だけの王座で、すぐメアリー側が優勢になり、ダドリー一族は逮捕される。
 
始めはメアリー女王も助けるつもりだったが、結局、ジェーンは夫と共に斬首刑、17歳だった。
夫の父は首謀者として、ずっと前に処刑。実父もジェーンと同じ頃処刑されてる。
 
で、この夫ギルフォードの兄が、のちにエリザベス1世の寵臣となるロバート・ダドリー。
(ケイト・ブランシェットの映画はインパクトあったな~)
へーーここで話がつながるんだ。
ロバートは既に妻がいたので、エリザベス女王とは結婚できなかったが、
この陰謀時、既に結婚してたおかげでジェーンと結婚しないですみ、したがって命も長らえたってことで。
 
ジェーンにとってはほんとに悲劇。まきこまれただけだろうに。
歴史の本とかでは王と認められてないけど、イギリス王室はジェーンの王位を認めてるそう。
 
それにしても、この時代やたら「処刑」が多い。
かなり血なまぐさい・・・
貴族も大変・・・カトリックとプロテスタントで争ってたからか。