図書館で借りてきた~

その名も「朝鮮王朝の王と女たち」水野俊平著。文庫版。
あまぞんのレビューでは、ちょっと辛口もあったね、レンタルで十分かなとも思う。
2011年の本なので、新しいドラマの話題もあったりと、
史劇ファンには面白い内容だった。

内容をここに載せるのは…かな。
ずっと気になってた、女官と、光海君についてだけまとめてみた。

*女官

・王宮内には、女官が500~600人、内侍が140人、奴婢が500人。

・官奴婢から、4-5歳で見習いになり修行
 能力がない場合は途中で放り出されることも
・女官は報酬あり(結構あったそう)
・人気の仕事は「至密(チミル)」、王や王妃の身辺警護や衣食住の世話
 (そりゃそうよ、なんたって王の目に留まって…の可能性多くなる)
・引退は、老いたり病気になって仕事ができなくなった場合。
 仕える王が亡くなった場合ーその場合も一生独身
 実家に帰るか、出家して寺(現役の時に決めておく)に入る
・同性愛事件発覚!(世子嬪と奴婢、ばれて追い出される)
 女官内でもけっこうあって、禁止令出したりしてもなくならなかったって。
 まーー不自然な世界だものね

*光海君

・父王14代を暗殺したという噂あり。
(王は異母弟を後継者にしたかったみたいだし。王自身が命令したかは?だけど
 都合良いタイミングだから怪しい)
・実兄…15代即位後、流刑になり、謎の死。
(こちらも、邪魔だったろうからね…実の兄ではあるが。同じく王自身が命令したかは?)
 …こんな事があれば…自分の暗殺は怖いわね~

・キム尚宮(ケトン-犬のフンと変な名前で呼ばれてた)がお気に入り
 美人じゃないけど、スパイ活動とかが得意で、王はすごく信用していた
 クーデターの時、王を裏切り(本当か?)、結局殺された

・クーデターは夜、宴会中に兵が突入して、捕まった

・クーデターの後、家族と共に流刑に
    
    世子(王妃の子)と世子嬪…脱出失敗し自決
    王妃…息子の死にショック、1年後に病死
    王…流刑後も17年生き、67歳で死去。政敵は彼を殺さなかった…何故だろう。