昨日の源氏物語についての番組が面白かった♪
NHKといってもBSだからか、踏み込んだとこまで皆さん話してて・・・
 
ホントは60巻あったのでは?
・・・今は54巻。一度に書いたのではなく、人気が出て書き続けた連載小説では。
巻ごとにまとめたのは藤原定家で、現存する最も古いのは室町時代ので、これが元本。
 
なぜあんな話を書いたか?
・・・定子死後も一途な一条天皇を振り向かせるために、道長が書かせた。
当時紙は高価なので、スポンサーなしでは書けない。
一条帝を読者にすることで、彰子のところ(女房が紫式部)にこさせる。
 
モデルは?
・・・若く死んだ定子の皇子が光源氏。
後ろ盾のない定子の息子は実際に皇太子になれず、こういう場合、子は不幸になると言いたい。
彰子が紫の上。当時若い彰子を理想の女性に育てるのもいいよと帝に勧めるため。
 
*定子:藤原道隆の娘・・・父・兄が死亡・失脚したが寵愛されてて、25歳で亡くなった
*彰子:道隆の弟・藤原道長の娘・・・一条帝の7歳くらい下で、ちょうど若紫・光源氏と同じ年齢差
 
なんて話で、私もいろいろ解釈本とか読んできたけど
今回が一番興味深かった。
 
他にも。。。
出てくる女性がリアルでキャラ書き分けてるのがすごい。
紫式部もだし、登場する女性は皆プライドが高い(空蝉など)。
主婦は花散里が好き。
光源氏を始め男はみなろくでもない(たしかに・・・)。
紫式部、清少納言が同時代に同じ宮廷にいた奇跡。
 
それにしてもあんなスキャンダラスなお話が、よく当時否定されなかったと思うよ。
 
そうそう、長く皆に愛されてきたのは・・・えろ本だから、は納得。
 
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この番組、後2回再放送あるわ。