かおりさんといえば…
朝方までネトゲをすることは、もうご存知ですね。
かおりさんは、日本から
遠く離れた異国の地で日本語を教える先生です。
とても立派な方です。
みなさんはかおりさんにどんなイメージを持っていますか？
お堅いような…厳しいような…。
何をおっしゃいますか。
かおりさんが妖精と言われる理由が
まだ分かっていないようですね。
かおりさんは
マジおてんば。
まぁまぁな夜中、
寝ているタビジュンの顔面に盛大にラクガキ。
黙って満足いくまで書かせてあげるタビジュン。
完全に起きとる人！
これはセバスチャン(日本人)
かおりさんの家に泊まるバックパッカーの一人。
とは言ってもかれこれ１年５ヶ月経つそうです。
それはもはや同居人です。事実婚です。
かおりさんは今世紀最大のかまってちゃんなので
大好きなセバスチャンにいつもちょっかいをかけます。
(写真は同様に夜中。)
このセバスチャンが最強におもしろかった。
冷酷、ドＳ、超秀才、メガネキャラ。
漫画に出てくる冷酷メガネキャラをを連想させます。
かおりさんがむちゃくちゃなことを言ったり
意味もなくちょっかいをかけたり
セバスチャンの邪魔をすれば
「やめろマジで(怒)」
と普通にキレます。
そのキレた時のセリフがマジで面白い。
「かおりさん、それで生きてて楽しいの？」
「あ？(怒)」
「それがウザいっつってんだよ。」
「豚カツにしてやろうか？」
このように、言葉でかおりさんをボッコボコにします。
私はかおりさん家にはあまり泊まっていませんでしたが、
こんなに面白いなら早く泊まっていれば良かった。
何を言われたってかおりさんは怒りません。
そもそもセバスチャンがキレてる時に関しては
完全にかおりさんサイドに原因がある。
明らかに、セバスチャンの嫌がることを楽しんでる。
でも、あまりしつこくすると
潰されたり、
ジャイアントスイングされたりします。
ふたりは、多分仲良しです。
どうですか。
かおりさんのイメージ変わりましたか。
かおりさんは訪れる旅人を店員オーバーじゃなかったら
もれなく受け入れます。
言っておきますが、ここは宿ではありません。
かおりさんの自宅です。
あなただったら、訪れた人全員を年齢性別問わず、
自分の自宅に泊めることが出来ますか。
そんなことは想像もつかないですよね。
会ったこともない人が、自分の部屋で今日から寝泊り。
その人がもし、自分にとって嫌な人だったら？
好きじゃないタイプだったら？
何か困ったことをするような人だったら？
簡単なことではないですね。
嫌になったら、出て行ってもらえばいい。
かおりさんは、追い出したことは今までないそうです。
「困ったことをするような人は今までいなかったんですか？」
「んーいなかったです。」
「出て行ってもらおうと思ったことは？」
「んー…ないです。」
私がする質問に、困ったような表情で答えるかおりさん。
かおりさんにとっては別に大したことではないということだと思う。
旅をしていれば、いろいろな人に出会うけど
ここまで寛大で、周りを気にしなくて、フワフワした人は初めてだ。
きっと、やってくる旅人達を受け入れ続けたことで
素敵な出会いがたくさんあったと思う。
幸せな時間がたくさん生まれたと思う。
かおりさんがしていることは、
それだけで、人生のプラスだなあとふと考えた時があった。
私も、「人生に無駄な出会いはひとつだってない」と
以前、感じたことがあった。それをブログにも書いた。
日々、舞い込んでくる出会いたち。それが彼女の日常。
それはプラスでしかないけど、常人には到底マネできない。
彼女は本当にすごい。
これは、やさしいとか、親切とか、そういう次元を超えている。
かおりさんの寛大さにすっかり甘えた私。
毎日のように遊びに行ったし、後半はしばらく泊まらせてもらった。
その生活がたまらなく楽しかった。
ベッドに寝てればかおりさんがのしかかってくる。
ジブリの紅の豚を観ながら
「かおりさーん、かおりさんの映画がやってるよー。」
と言えば「もう嫌いです！(泣)」と言ってスネる。
ご飯を作っていれば、匂いを嗅ぎつけてやってくる。
セバスチャンに怒られるのを分かっていてちょっかいをかける。
かわいくておもしろくてたまらなかった。
私が出る日、お土産をくれました。
ペルガミノカフェという、世界のベストNEWカフェに選ばれたお店のコーヒー。
「お母さんと一緒に飲む」って言ったら
「ちひろちゃんのお母さんにメッセージを書きます。」
とメッセージを書いて持たせてくれました。
かおりさん、ありがとう。
あまり、直接言えてなかったけど、
かおりさんがいなかったら、
日本語の授業を授けれるなんて貴重な経験出来なかったし
メデジンに来なかったらかおりさんに
出会ってこんな気持ちにもならなかったし
セバスチャン、ふみちゃん、ちんねんにも会えなかった。
タビジュン、ナリ君にも再会できなかった。
かおりさん家での生活が本当に楽しくて、
本当は、もうすでに少しだけホームシックなんですよ。
また、会おうねかおりさん。
楽しい時間をありがとう。
みんなで北海道に行きたいっていう夢ができました。
今日も読んでくれてありがとうございます。
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