タビジュン兄やんと合流した
ペリトモレノの宿は、とってもいい所でした。
ここの名物おじちゃんのラオルさん。
ラオルさんは人が本当に大好きなんですね、おそらく。
彼にとって、言葉が伝わらないなんて関係ないんです。
滝修行のごとく浴びせられるスペイン語で
1泊だけでしたが、いろんな単語を覚えました。
ここに長くいればきっと嫌でもスペイン語を覚えます。
めちゃめちゃおいしいディナーを御馳走になりました。
夕飯の後、
あまりも汚いチーさんの靴を洗ってくれるタビジュン。
これで明日からヒッチハイクがんばるぞってね。
タビジュンは汚れた靴が大嫌いらしく
自分の靴をしょっちゅう洗います。
ありがとうタビジュン。
次の日の朝も朝食とコーヒーをいただきました。
ラオルさんありがとう。
とっても居心地のいい宿でした。
さあ今日からヒッチハイクです。
風、ムカつくぐらい強いです。
チーさんのザックにも冒険感が出てきた。
上 ふたりのテント
右 タビジュンのマット
左 チーさんのマット
下 糞テント
糞テントを捨てないのは返品できる可能性を掛けて
サンティアゴまで運ぶため。
重い。
タビジュン亀みたい。
ヒッチハイクポイントに到着。
さあ、やるぞ。
えいっ。
そいやっ。
チ「タビジュンそれ私も撮って!」
あああ!
………。
暇見つけたら遊びだす23歳と34歳。
不真面目なヒッチハイカーです。
30分後。
止まってくれたトラック。
トラックの中ではスペイン語を勉強します。
南米は英語が話せる人がとっても少ないです。
日本みたいな感じに少ないです。
でも日本と決定的に違うのは
母国語で容赦なく話しかけてくるところです。
相手が分からなくてもスペイン語。
スペイン語の説明をスペイン語。
ゆっくりはっきり話してくれるけどスペイン語。
なのでタビジュンと
「毎日スペイン語の勉強をしよう」
というルールを作ったのです。
運転手さんも指さし会話帳に興味津々。
※運転中
アルゼンチンの人は本当にマテ茶が大好きです。
積んであるガスボンベを開いて
火をつけてお湯を沸かしてポットに葉っぱを入れて
お湯を注いでマテ茶を作って飲みます。
これを全部運転中にやります。
まじで器用です。ていうか慣れてます。
私たちはこのトラックの運転手さんが
降ろしてくれた時は夕方ぐらいになっていました。
そこは360°地平線の見えるような所でした。
テントはあるけどここではさすがに泊まれないので
トラックの運転手さんに別れを告げてすぐ、
通りがかった軽トラのおじいちゃんに声を掛けてヒッチハイク成功。
近くの小さな町まで連れて行ってもらいました。
その小さな町のキャンプ場に着いてそこにテントを張りました。
今日はここでストップです。
この日はコンロが使えたのでやきそば。
うまかったーーーー。
ただただ寒い。
ありったけの衣類来てテント入って寝袋入ってもただただ寒い。
wi-fiもないので寒さに耐えながらチーさんとタビジュンがする事。
今日覚えたスペイン語の復習。
真面目な中学生みたい。
タビジュンは覚えるのがウマい。
タビジュンが教えてくれた覚え方で覚えるとすんなり覚えられる。
タ「じゃあチーちゃんいくよ。」
チ「うんいいよ。」
タ「“安全”はスペン語で?」
チ「んー…っと……。」
タ「ほら、乗り物、変な乗り物。」
チ「…………セグリダ!」
タ・チ「(笑)」
これはタビジュン流に覚えると、
難しいセグウェイもリーダーなら安全。
こういう覚え方。
こんなアホみたいな覚え方だけど
これが本当に頭に残るからおもしろい。
こうしてヒッチハイク初日は
テントの中でケタケタ笑いながら更けていくのでした。
また明日もヒッチハイクがんばりませう、兄さん。
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