気温と湿気が高い夏場は、ウィルスや細菌が繁殖する時期。抵抗力が弱い乳幼児は、ウイルス性の病気が流行すると、大人に比べて感染しやすくなります。乳幼児がかかる夏風邪は、手足口病、ヘルパンギーナ、プール熱など。せきやくしゃみなどの飛沫を通じて、ウイルス感染し発症します。発熱や喉の痛みなどの他に、その病気特有の発疹などの症状がみられるのが夏風邪の特徴です。
ウイルスの感染力は非常に強力。感染した人に近寄らないことが一番の予防ですが、いろいろなモノを口に入れたりなめたりする赤ちゃんの場合、おもちゃの貸し借りからもうつることがあります。きょうだいのどちらかが感染したら、タオルなどの共用は避けましょう。感染した場合は、熱が下がっても医師の許可が出るまで外出はひかえましょう。
感染した場合、いずれも病気そのものを治す薬はないため、熱を下げたり痛みを和らげるなどの対症療法が基本となります。それほど重症化する心配はなく、時間の経過と共に自然に治っていきますが、合併症として発熱初期に熱性けいれんを伴うことがあります。ごくまれに脳炎を発症することもあるので、嘔吐を何回も繰り返す時などは要注意。発疹に気づいたり、普段と様子が違ったら、早めにかかりつけ医を受診しましょう。
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蟻力神