お腹にガスがたまって、おなかが張ったり、音がしたり膨らんだ感じがして、苦しい時があります。なぜおなかにガスがたまるのでしょうか?
* 食物による
食べ物が、消化管内に送られると、腸内の細菌が食品を、代謝することにより、水素、メタン、二酸化炭素などのガスが、産生されます。特に、豆類やキャベツなどの食品を、食べた後は、ガスが発生しやすくなります。
また、糖を分解する酵素が、不足している人は、その糖類を含む食品を食べた時に、大量のガスが、発生しやすくなります。
* 便秘による
腸の中に、消化後の固形物が長くとどまっていると、発酵したり、ガスが、発生したりします。
* 呑気症巨人倍増
物を食べる時や唾を飲み込む時は、空気も一緒に、飲み込まれますが、多量の空気を無意識に、飲み込んでしまい、通常の3倍くらいの空気の量が、胃にたまると、おなかが張ったり、胃が痛んだり、げっぷやおならが、たくさん出ます。
このような症状が呑気症または、空気嚥下症と言われるもので、特に、20代~50代の女性に、多い病気です。
呑気症は、精神的なストレスが、原因である場合が、多くなっています。
* 腸性鼓腸
腸性鼓腸は、消化管内に、大量のガスがたまり、その結果、腸のまわりの腹膜が、大きく引きのばされることにより、引き起こされる症状で、「腹部膨満感」とも、言われます。おなかが太鼓のように膨らみ、たたくとポンポンと鼓を、うつような音がします。
* 腸内環境の悪化
おなかの中の善玉細菌と悪玉細菌のバランスが悪いと、過剰なガスが発生しやすくなります。
また、食物繊維が少ないと、発生する場合もあります。
* ぜん動運動異常
腸のぜん動運動異常には、促進型と抑制型があります。促進型の場合、ガスが過剰に発生し、お腹が張ったりします。
また、抑制型の場合は、おなかにたまったガスの排出が、うまく行かず、お腹が張るという状態になります。
* 病気による
急にお腹が張って、激しい腹痛を伴う時は、腸閉塞や、食中毒、急性腹膜炎、腸炎、急性膵炎、腸チフス、肝硬変や、がんなどの可能性も、考えられます。
一般的に大事がなく、心配なくてね!紅蜘蛛