今の日本では2Eに対応する支援の必要性が認知され辛い。

 

多くの2Eの子供たちは学習障害が無い(or一目でわかる凹凸がある)事が多い。

 

発達上はグレーゾーンもしくは発達障害を抱えている子供もいるがこの中で私が個人的に一番しんどいと思う状態は

 

「グレーゾーンの2Eの子供」

 

である。


彼らはある分野では普通以下であるが、突出した学力や特技がある為普通若しくは賢い子供と見做される。


その上発達もグレーなので診断もつかず、さまざまな支援からこぼれ落ちる状況にある。

 

 

 

 

以下息子の特性(ギフテッドではないかと言われた)がはっきりと分かるテストの結果である。

※ちなみに馬渕での偏差値は大阪平均偏差値より(10弱)低く出る。

 

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理科と数学は異常に成績が良い。

数学などトップ100以内である。

受験者数から見るとこの凄さは分かって頂けるかと思う。

 

教科別に・・英語

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英語は普通に苦手が出ている。

 

社会

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普通に見ればショックを受ける偏差値である。完全に苦手が出ている。

地理と歴史、興味がないのがはっきり出ている。

男の子なら歴史に興味を示す子が多いと思うのだけど息子は違う様だ。

 

国語

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ここまで見れば少し違和感を覚える人もいるかもしれない。

(各科目発展問題に注目)

 

彼の大好きな数学

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視覚優位である彼は空間認識や図形が得意と言うのがはっきり出る。

ここでの苦手はグラフという事が分かる。

グラフから情報を「読み取る」事が難しいのかもしれない。

(ここでも基礎~発展の偏差値に注目して欲しい)

 

最後に理科

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物理で恐ろしい偏差値を出している。

そして地学(地理と似ているのか?)は興味がない事がはっきり見える。

 

教科のバランスはこれでもかと言うほどにいびつな形になる。

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これは極端だった回の成績だが、毎回同じ様な成績を持ち帰ってくる。

 

この成績を見ると分かるように学習障害は無い。

 

しかし突出する成績に目が行ってしまい、普通学級で普通の授業を受けることとなる。

 

単なるギフテッドではなく発達グレーを併せ持った特性が成績ではかなりわかりやすく出ていると思う。

 

私は息子の数学と理科を伸ばしてやりたいが、今の日本の教育ではまずは高校受験を乗り切らなければならない。

 

もし、息子に特別な才能が有るのであればそれに見合った勉強をさせてやりたい。

そうは思うが中学校は義務教育であり、勝手な事は出来ない。

 

息子のような子供たちは他にもたくさん存在すると思われるが、その子たちに対しての支援はないのが現状。

 

民間だけではなく、優れた才能を伸ばすことに特化した政策にも目を向け、国を挙げてぜひとも取り組んで欲しい課題だと私は思っている。

 

しかし、通常学級での授業では息子は持て余してしまい、本を読んだり寝てしまったりする。授業に参加しないのだ。

(ちなみに学校の中間・期末は平均以下の場合が多々ある)

ただ、自分が面白い!と感じた時は目の輝きが違うと塾でも学校でも伝えられた。

 

ここで基礎問題と標準問題はそれなりなのに発展問題になると偏差値が上がる理由が出る。

つまり、難しい問題を解くことが楽しくて好きなのだ。

 

 

アメリカではギフテッド達の為のスクールがあり、通常の授業とは違ったギフテッドを育てるための教育施設がある。

 

日本で私はまだそういった機関があるとは聞いたことが無い。

あるとしても民間で嫌らしい話ではあるが、費用もかなり掛かるのだろうと推測している。

 

明後日はまた公開テスト。

 

今回のテスト結果はどうなることやら・・

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こんなに成績が波打ってると高校入試に影響が出る。

この問題が一番の問題で来週の精神医療センターへ行くのだが。

良い手立てが聞けることを期待している。

 

私の方針としては…

(色々悩んで出した結論)

 

数学と理科は秀才以上まで上げて欲しいと考えている。

それができれば国語・英語・社会はぎりぎり人並みでいけるかな・・と

 

来年はとうとう受験!

何とかSSH(Super Science High scool)設置校へ合格できます様に。