仕事では人に手をさしのべられるのに、
家族にはちょっとした優しさも向けられない。
簡単なことが出来ないことがある。そんな自分に情けない。
家族にいつまでも甘えていることに気づいた。
明日から簡単なことからしていく。と、決めた。
家族にはちょっとした優しさも向けられない。
簡単なことが出来ないことがある。そんな自分に情けない。
家族にいつまでも甘えていることに気づいた。
明日から簡単なことからしていく。と、決めた。
彼は行くと友達に言った。待たせてはいけない。
行こう。
エスカレーターを登りきる。
……いた!
手ぶらで手持ち無沙汰な様子で、携帯を気にしている。
待たせちゃいけない、さあ行こう。
と、足を踏み込んだ。
…つもりが極度の緊張で足が動かない。
どうしよう。彼と向き合うことにあり得ないくらいドキドキする。
ここからの記憶はあまりの緊張で、よく覚えていない。気づけばひとけのいない場所に移動していた。
「手作り?」と彼は笑顔で聞いた。
「今年はこれが初めてのチョコやから、素直に嬉しいよ。」
何度も、「本当に?」と確認する私。
彼のその言葉を選んだ優しさに今までの私の、様々な思い込みを恥じた。
「中途半端に付き合うと、君を幸せには出来ないと思うから。」が答 えであった。
私が納得するまで居てくれた。遊びに行く約束はオッケーだった。
ありがとう。正しいフラれ方だった。
後日カラオケに行きお互いの好きなMDに入っていた歌を歌いまくった。
ホワイトデーのお返しは、夏目漱石のこころの文庫本。
当時浅はかで非文学的な私は、何でこのお返しなのか理解に苦しみ、この本が彼を諦めるきっかけとなった。
あれから長い年月が経った今まで、
未だに最後までこころを読んだことはない。
行こう。
エスカレーターを登りきる。
……いた!
手ぶらで手持ち無沙汰な様子で、携帯を気にしている。
待たせちゃいけない、さあ行こう。
と、足を踏み込んだ。
…つもりが極度の緊張で足が動かない。
どうしよう。彼と向き合うことにあり得ないくらいドキドキする。
ここからの記憶はあまりの緊張で、よく覚えていない。気づけばひとけのいない場所に移動していた。
「手作り?」と彼は笑顔で聞いた。
「今年はこれが初めてのチョコやから、素直に嬉しいよ。」
何度も、「本当に?」と確認する私。
彼のその言葉を選んだ優しさに今までの私の、様々な思い込みを恥じた。
「中途半端に付き合うと、君を幸せには出来ないと思うから。」が答 えであった。
私が納得するまで居てくれた。遊びに行く約束はオッケーだった。
ありがとう。正しいフラれ方だった。
後日カラオケに行きお互いの好きなMDに入っていた歌を歌いまくった。
ホワイトデーのお返しは、夏目漱石のこころの文庫本。
当時浅はかで非文学的な私は、何でこのお返しなのか理解に苦しみ、この本が彼を諦めるきっかけとなった。
あれから長い年月が経った今まで、
未だに最後までこころを読んだことはない。




