私が受けたくなくて先延ばしにした挙句

ロックダウンで受けそびれていたのですが、

やっとDELF A2の試験を受けました。

 

試験結果は5、6週間後だそうですが。

おそらく今回は落ちたと思います。

 

おーい。

 

A2落ちるとかある?

 

お恥ずかしいのですが、謙遜とかではなく

「できなかった」のです。

 

何がダメだったか、今後どうするか、

また、試験会場の様子を次の機会の為に

記録しておこうと思います。

 

また、これからA2の試験を受験される方へ

当日の様子など少しでもご参考になると幸いです。

 

・ダメだった点

・私が受けた試験の概要

・当日の流れと各試験の様子

 

の順で記載していきます。

 

とても長文なのでお時間のある時にどうぞ🌸

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【ダメだった点】

まず最初に私の至らなかった点を記録しておきます

 

・緊張のしすぎ(口頭試験)

・読む速度が遅い(筆記試験)

・圧倒的にボキャブラリーが足りない(筆記試験)

・不注意(筆記試験)

 

の4点です。

 

まず「緊張のしすぎ」に関しては、

後述もいたしますが自己紹介での試験官の質問と

私のmonologue suiviのテーマがかぶってしまい、

それに私が焦ってしまったということです。

ものすごく緊張してしまい頭の中が文字通り

真っ白になり、言葉がスムーズに出なくなりました。

 

次に「読む速度が遅い」という点。

私はカタカナとアルファベットを認識する力が

どうやら少し弱いので、

アルファベットの並びを正確に理解するのに

人よりも時間がかかります。

 

リスニング試験は、問題文を30秒で読んで

質問の意味を理解しリスニング問題に挑みます。

読む速度が遅いと問いを読んでいる最中に

音声がスタートしてしまいます。

 

筆記試験も問題文を速く読めると

問題を解くことに時間を使えます。

ただこれは私の個人的な問題なので、

一般的にはさほど心配される必要はないかと思います。

 

そして「ボキャブラリーの少なさ」

例えば長文読解の問題ですが

その問題文自体は読めて理解ができたのですが、

問いの中に私が知らない単語がいくつかありました。

長文の中にあったことを

違う単語で問うてくるパターンです。

私はその単語の意味がわからなかったばかりに

問いの意味が分からず、答えることができませんでした。

 

最後に「不注意」です。

兼ねてからフランス語の先生より

「あなたは注意力が足りない。

 問題を落ち着いて読んで

 最新の注意を払って問題を解きなさい」

と言われていたにもかかわらず。。。

 

Production écriteのsujetを間違うという

とんでもない不注意をやらかしました。

 

このあたりも詳しく後述しようと思います。

 

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【概要】

 

・受けた機関

Alliance française (パリ5区)

 

・費用

160€(お高い!郊外や他の街ではもっと安いです)

 

・受験日

production orale 2021年6月15日

上記以外 2021年6月23日

 

普通はA2は全て1日で終わる試験だと思うのですが、

コロナの影響なのか口頭と筆記が別日でした。

口頭試験が筆記よりも先にあるのも

あまり聞いたことがないケースではないかと思います。

 

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【当日の流れと各試験の様子】

・production orale 

 

持っていった物

・受験票(こちらから問い合わせるまで

     送信されてきませんでした。

     同日に受験した友人も同じです。)

・筆記用具

・身分証明書

・時計

 

会場には20分程前に到着しました。

入り口の門を入って正面突き当たりの建物へ。

建物に入って警備の方に受験票を見せたところ、

コロナの影響で入館は10分前からとのことで

近所を散歩して時間を潰しました。

 

10分前に再度訪問すると、

受験票を確認して教室へ上がる階段まで

案内をしてくださいました。

(教室番号は受験票に記載されています)

 

教室の前でスタッフの方に受験票を見せて入室。

メモ用紙の置かれた机に座って、

受験票と身分証明書を提示。

指示された名簿へサイン。

 

私が指定された時間の受験生は私含めて3名でした。

 

試験についての説明を受けた後、

スタッフの方がmonologue suiviと

exercice en interactionの問題を

2枚選んで、それぞれの受験者へ配布。

 

本来は自分で2枚選ぶのでしょうけれど、

これもコロナの影響でしょうか・・・?

 

先に受け取った方は最後の方が受け取るまでの数分間、

結果的に試験問題を見ることができたので

ちょっとどうなの…という気持ちになりました。

 

試験開始後、それぞれ2枚の問題の中から

1枚ずつ自分で選んで10分間の準備。

 

私の選んだテーマは

・monologue suivi

→自宅とその周辺環境について

(もう一方のテーマ:好きな動物とその理由)

 

・exercice en interaction

→あなたの8歳の子供の為に

音楽スクールの事務員にいくつか質問をして

やりとりをしなさい

(もう一方の問題:友人宅へ行くあなたは

 別の友人と手土産や時間や集合場所について

 相談しなさい)

 

というものでした。

それぞれの問題には番号がふってあるので、

メモ用紙に自分が選択した番号をメモしておき、

試験官に伝えるよう指示がありました。

 

準備時間が終わると、

それぞれ指定された試験会場の教室へ向かいます。

試験会場の教室番号も受験票に記載されていました。

 

通常ノックして入るのですが、

私の場合はあまりの暑さにドアが開きっぱなしに

なっており、そのうえ試験官がまだ居なかったので

とりあえずドアの前で待ちました。

 

「いやー、今日は暑いわねー!

 さ、入って入って〜!」

 

と二人の試験官が現れて入室を促してくれたので

言われるがままに入り、

「はーい、そこに座って楽にしててねー」

「窓開けるわね、ほんと今日は暑いから!」

と、とてもラフな感じで試験が始まりました。

 

試験官は2名の女性でした。

 

自己紹介は特に問題なく済みました。

ただ、自己紹介に対する試験官の質問が

「あなたの自宅とその周辺はどんな感じ?」

と、次の試験であるmonologue suiviの

私が選んだテーマとかぶってしまいました。

 

そこで焦った私は、monologue suivi用に

準備していた答えを全てここで

出し切ってしまったのです・・・

 

そしてmonologue suiviの試験。

私が選んだテーマの番号を伝えると

「あら。さっきの質問と被ってしまったわね

 じゃあ、あなたのアパルトマンについて

 詳しく聞かせて。」

と試験官が新たにお題を出してくれました。

むしろ簡単なお題だったのですが、

緊張しすぎた私はカタコト状態に。

 

「あなたの好きな部屋はどこ?」

など、助け舟を出してくれるので

言葉には詰まらないものの、

自分からはなかなかスムーズに文章が出てこない状態に

なってしまいました。

 

そんな状態のままmonologue suiviが終わり、

exercice en interactionが始まったのですが、

もはやテンパリ過ぎて何をどう話したかも

覚えていません。

 

ですが、私が答えやすいように

試験官の方が会話を誘導してくれるので、

「黙り込んでしまう」という事態は避けられました。

 

例えばお題は「8歳の子供の為に…」と

あったのですが、私がそれを伝え忘れると

「このクラスを希望するのはあなた自身?

 それとも…?」と

『私の8歳の子供の為です』と答えられるように

導いてくれるといった感じです。

 

試験が終わり、お礼と挨拶をして教室を後にします。

 

自分が思っていたよりも文法も文章も

スムーズに話せなかったことに落ち込みながら

この日は以上で終了。

 

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・conpréhesion des l'oral

・conpréhesion des écrits

・production écrite

 

持っていった物

・受験票

・筆記用具(修正テープ含む)

・時計

・身分証明書

※黒か青のボールペンのみ使用可

 

口頭試験の翌週に筆記試験がありました。

口頭試験が3名だったのに対し、

筆記試験は申込者全員が同じ時間で受けるので

会場前は人だかりです。

 

受験する教室ごとに案内されるので、

階数によって並ぶ列を分けられていました。

 

前回とは違う警備の方が

「何階っ?」とひとりひとりに聞いて

並ぶ列を案内してれるのですが。。。

そもそも何階かなんて分からなくないですか?

 

たまたま前の週に口頭試験を受けていて、

教室番号と階数が合致していたので

(例:R301→3階)

受験票に書かれた教室番号でなんとなく階数も

予測できますけれど。

 

この警備の方、受験者数の多さにイライラされていたので

言い方がめちゃくちゃキツいうえに

訛りもかなりあってちょっと困りました。

 

開始時間からかなり遅れて教室に案内され、

出欠チェックと指定された名簿の箇所へサイン。

注意事項や受験にあたっての説明を受けます。

私の受けた教室では30名程が受験していました。

 

また、Alliance françaiseは合否の証書が郵送の為

切手を添付済みの返信用封筒を

このタイミングで提出しました。

 

・conpréhesion des l'oral

長い文章を聞いて5,6個の質問に答える問題が3問、

4つの文章を聞いてそれぞれどれにあたるか

(invitation,disqute familialeなど)

線で結ぶ問題が1問でした。

練習問題にあるような小問は今回は出ませんでした。

 

電話番号や日にちなど、数字を問う問題が

何問かありました。

 

・conpréhesion des écrits

大体は練習問題集にあるものと

同じパターンの問題が出題されていました。

長文読解が1番配点が高かったです。

 

・production écrite

【1問目】

「私は両親に海外に行って現地の学校で

その国の言語や文化を学ぶように言われました。

でも私はいきたくない。どうしたらいい?」

上記について、留学経験のあるあなたは

自分自身の経験を踏まえてアドバイスしなさい。

 

【2問目】

友人からのパーティの招待ととその準備のお手伝いの

依頼メールへの返信。

招待を受け、感謝をのべ、食事やイベントの

アイデアを具体的に返信しなさい。

 

という感じの問題でした。

(詳細朧げです)

 

文法は何度も見直したし、文章の構成もまあまあ

無難な感じにできたし。

これは大丈夫でしょう。

 

・・・と思っていたんですよね。

 

私、両方とも「友人からのメールへの返信」だと

思い込んでいたんです。

でも後から、たまたま同じ日に試験を受けていた

私の友人に教えてもらったのですが、

1問目はネットの掲示板に書かれたもので、

そのメッセージへの返信だったんです!

 

「J’espere que tu vas bien.」とか書いてしまったし、

あろうことか最後に

「bisous!」って書いた私。。。

これじゃあただの変態やん!

(全く知らない赤の他人にbisousって)

 

完全に「オワタ…」と思いました。

 

これ、1番やったらダメなことですよね。

vousとtuを取り違えて文章を書くのと

同じくらいの減点対象ですよね…。

 

全くもって私の不注意です。

 

試験が終わったら、試験官に冊子を提出して退出です。

 

以上が当日の流れと試験の様子です。

 

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こんな感じで私の初めてのDELFの試験は

見事玉砕しました。

きっとちゃんと対策して、口頭試験の問題も

学校などでシミュレーションされていたら

全く問題のない試験だと思います。

 

試験結果は5,6週間後にわかるそうです。

できなかったショックも徐々に和らいできたので、

秋に再び受験すべく、勉強を再開したいと思います。

読む速度は私はどうしようもないので、

とにかくボキャブラリーを増やすのと

フランス語で話すことに慣れる練習をしようと思います。

 

今回はとても長いブログになってしまいました。

ここまで読んでくださった方、

どうもありがとうございます。

これからA2の受験を考えておられる方の

参考になれば嬉しいです。