窓の外を眺めている甲冑さん。
モン・サン・ミシェルには4つの博物館があります。
博物館と言っても…なんだろう、規模が小さいので資料館?的な?
4つの博物館の共通チケット(ひとり€18)があるので、
時間のある私達はとりあえず全てまわってみることに。
↑窓から見えている景色、何百年も変わらないんだろうな〜と想いを馳せつつ。
この箱、海賊の宝箱。
博物館巡りで私が一番テンション上がったやつ!
蓋の部分の仕掛けがなんてエレガント✨
仕掛けを破って開いた人にしか見えない、
なんて言うか。。。粋だわ!
持てる技術の全てとセンスを注いで箱を作る職人VS経験とスキルで箱を開けるシーフ。
お互いのプライドをかけた静かな戦い的な。
うん、この妄想だけでお酒が飲めるよ、私っ。
ちなみに、海賊の箱があったのは一番高い位置にある「歴史博物館」
牢獄時代の復元展示や鍵や時計のコレクションが見れて面白かったです。
復元展示の人形の出来が、なんていうか、雑破(笑)
その雑破さが逆におどろおどろしい雰囲気を醸し出していて、私はジワジワきました。
海洋博物館には船の模型の展示。
アルケオスコープでは水と模型のショー的なもの。
この2箇所は正直「え?これだけ??」感が否めず。
見学するなら「歴史博物館」と、さらに時間があれば最初の騎士が窓から覗いていた
「騎士メルトラン・デュ・ゲクランの歴史ある家」で十分かと。
メルトランさん家は、星占い師の奥様の為のお家だとか。
ここにも唐突に占い師の人形が出てきてドキっとさせてくれます。
当時の生活を垣間見ることができるので、100年戦争時代に興味がある方なら
楽しめるかな。「奥様の為に建てた家」に貞操帯の展示という、
なんだかなぁな否デリケートさを感じつつ、博物館を後にします。
暖かい飲み物を飲んであったまりつつ、そろそろバスの時間に合わせて
モン・サン・ミシェルを去る時間です。
バスで5分程の道は、もちろん歩くこともできます。
お天気と相談して、私達は帰りは歩くことにしました。
「あそこが綺麗だったね」「これが面白かった!」「あれはないわ〜」など
思い出しながらお喋りしつつ、小さくなるモン・サン・ミシェルに後ろ髪を引かれつつ、
35分〜40分程かけて、案内所のある建物まで帰りました。
(ちなみに、ものすごい追い風突風!)
長らく引っ張りまくった「パリからモン・サン・ミシェル」もここまで🏰
パリからは遠いので、旅行で来てもなかなかここまでは足を伸ばす機会はないと思います。
私も実際そうでした。
でもでも、少しでもスケジュールに余裕があれば、ぜひおすすめします✨
それもできたら泊まっていただきたい✨
時の止まった町、本当に美しくて素晴らしいところでした。