当時3歳と6歳の娘を、私一人でセブ島まで連れて行き、
2週間近く3人で滞在しました。
海、プールへ連れて行き、私一人で小さい子供の面倒を見るのは怖いので・・
主人が一緒でない旅行の時には、必ずシッターさんを付けるようにしています。
セブ島に知り合いがいなかったため、
滞在先のホテルのプールで、
一番子どもと楽しそうに、
一生懸命働いているシッターさんに声をかけ、
翌日から毎日子供たちのお世話をして頂きました。
毎日一緒に過ごし、ヴァーナさん、ベラさんと本当に仲良くなった私たち。
どこへ行くにも一緒、私も安心して過ごすことができました。
帰りもわざわざ空港にお見送りに来てくれました。
ホテルのリムジンバスで一緒に空港まで向かい、
空港に入ると、すぐに男性のポーターさんが私たちに話しかけてきました。
荷物も多いし、サポートしてもらった方が楽かなと思った私は、そのポーターさんにお願いする事にしました。
私たちは大荷物だったため、
「とりあえず、パスポートとお財布を持って、後はまたシッターさんと会えるから荷物はここに置いておけばよい。」
とポーターの男性に言われ、
なんだかすごい急いでいるポーターさんのペースに乗せられ、言われるがままに全部荷物をシッターさんに預けることにしました。
チェックインの手続きが済んだら、ここの喫茶店に戻って来るということを約束して、別れました。
私と子供たちはポーターさんのサポートで、出国手続きを進めて行きました。
そして、私はあることに気付きました。
大事なカバンを、シッターさんに預けてきてしまった事を!(ベビーカーにカバンを置いていた)
カバンの中には、日本で使っている財布(クレジットカード、現金100万円以上入っている!)
そして大事な携帯電話も!!
ポーターさんに、そのことを伝え、
「私は子供がいるから走れない。あなたが早くさっきの喫茶店へ先に戻って!!」
(偉そうにごめんなさい)
と伝え、先に行ってもらいました。
そして、少し遅れて喫茶店に私たちが着くと、
ポーターさん、いません。
ヴァーナさん、いません。
ベラさん、いません。
誰もいません!!!
喫茶店の中、外、どこを探しても、
誰もいませんでした!!!
パニックになった私は、
すぐにセキュリティーガードを見付け、
「すみません、多分私のベビーシッターに財布と携帯を取られたかもしれません。」
(もう盗まれたの前提に)こう伝えました。
するとセキャリティガードは
「Ha? Where is your husband?」
はぁ?旦那はどこだ?
「No, just me and my kids.」
いません、私と子供たちだけです。
あまりにもパニックになり、たどたどしい英語になる私・・・
きっと、
あのポーターの男と、
ヴァーナさん、ベラさんは、
グルだったんだ!!
だから、あのポーターの男は
あんなに急がせていたんだ!!!
ベラさん、子ども5人もいて、
私の持っていたベビーカーを見て、イイなぁ~って言ってた!
ヴァーナさん、携帯電話は高くて買えないって言ってた!
フィリピンは月給2~3万円のところ、100万円もお財布に入っていたらそれはもう仕方ない。
携帯電話も預けていたから、二人の写真もない。
住所も分からない。
何も情報がない。
もうおしまいだ。