今の本音を綴ります(時差なし)
同室の患者さん達、
自分より後に入院された方々。
術後
「もう全然痛くないです!」
「すっかり歩けるようになりました!」
「リハビリもうすぐ終わります!」
そして
「退院決まりましたぁー!」
「キャー!おめでとうございます〜!!」
そういう言葉が聞こえてきた
病気が違うし比べることないのに
自分も退院が決まってるけど
正直、準備が不完全。
完治しない部分は
とりあえず割り切って、
日常をリハビリとするのだそう。
外の雑踏を思い出すと
ケガをしない自信がない
首の傷が生々しくグロテスク
飲み込むとき、傷が動く。
首を伸ばすと引きつれる。
術前から、
こうなることは理解していたのに。
心が追いつかない
手術を受けたことは、
1ミリも後悔していない。
十数年間の体調不良から
解放されるなら、
これ以上嬉しいことはない。
ただ
「術後が大変」とは、
まさにこのこと。身も心も
自分が傷を受容できるまでは、
家族や信頼できる友人以外とは
関わりたくない気分。
心が回復しない状態で
悪気がなくとも
傷のこと何か言われたら
ちょっと堪えられないかな、
今は。あくまで今は。
術後の後遺症(おそらく一過性)で
飲み込む能力に限度があって、
美味しいものを あまり食べられない。
それを自覚しきれてなくて
買ったおやつを食べて、
咳き込み苦しくなった。
残ったものは仕方がないから
コソコソと処分した
周りの患者さん達は
親世代か、それ以上の方ばかりで
わたしは病棟で最年少。(たぶん)
退院おめでとうございます
言わないと、なのに言えなかった。
とくに深く何かを思ったつもりは
ないけど、何か言えなかった。
傷のこと、
食べられる・飲めるもの、
周りの人のこと。
一気に心に押し寄せてきて
すぐ涙が出てしまう
その気持ちをノートに書き出し
看護師さんにも話した
つらい、つらいというのを
ひたすら聴いてくださった。
傷の隠し方を、
親身になって考えてくださった。
つらさと人の優しさが、
自分の心でミックスされて
また泣きそうになる。
あー、今日は
だめな日かもしれない〜。
うっかり目から水が溢れがち。