2020年に同じ演出、藤田俊太郎さんの再演。
2020年には東京公演がかろうじてできたものの、地方公演はコロナで中止。
主役、せむしの三代治高橋一生さんの無念のコメントがいまだに浮かびます。
高橋一生さん、この役で演劇大賞を獲りました。
チケット取りが大変で、やっと2度(うち千秋楽も)取れましたが、千秋楽の日に実父が亡くなり行けなかったので、よく覚えています。




この、三代治高橋一生と、今回大貫君がやるキジルシの王次が、浦井君でした。
今回は、三代治が浦井君で、あの高橋一生の演技の迫力、オーラ、芝居のうまさがあまりに凄くて、大丈夫か?と思ったりしてました。
シェークスピア37の話をふんだんに入れた井上ひさしのストーリーの絶妙さは傑作でしかなく、
これからも上演は続くでしょうね👍
浦井君三代治は、せむし男にしては、やはり美しすぎたかなあ?
悪役にはちょっと小ぶりだったかも。
対して、大貫王次は、ダンサーらしく、動きがしなやかで、殺陣の部分もきれいな立ち振舞で、良かったですね。
リア王もじりの、三姉妹の父の梅雀さんはコミカルさがとてもいいし、今回の長女役瀬奈じゅんさん、前回と同じ次女の土井ケイトさんもますます意地悪度がましてよいし、三女のおみつ(二役→十二夜部分)の唯月ふうかさんの可愛さ、清純さもよき。章平さんも悪役ましてるし、預言者梅沢昌代さんも、いいにあ❗
そして、なにより、ストーリーテラーとしては欠かせない、木場勝己さん隊長は、さすがでこの物語をグイグイひっぱり、魅せてくれます✨✨✨
木場勝己さんが真ん中にいるだけで、凄みがあり、見応えありました。
ただ、高橋一生の時にチケット争奪戦でかなり大変だったのが、チケット余りまくり、この日は、トークショーつきでしたが、両左右開いてるもんな。
やはり、高橋一生と浦井健治の差かしら?そう考えた方々が多かったのか?チとてもいい内容なのに、残念です。
で、トークショーは、俳優さんでなく(笑)演出の藤田俊太郎さんと、この前々回に関わった翻訳家の小田島恒志さんです。
藤田さんとは、ジャージーボーイズ、ラグタイムで仕事を一緒にしたそうです🕺💃
お父様は、シェークスピア翻訳家で有名な小田島有志さん、奥様は、やはり翻訳家の則子さん、息子さんは、先日観た白衛軍の翻訳の小田島創志さん。
翻訳家3代ですね。
かなり饒舌な方で、井上ひさしさんとお父様の話やら、この舞台のシェークスピア部分の解説やら、沢山していただけて、藤田さんが話す時間がなかった(笑)
最後に藤田さんが話されたことで、私的に嬉しいことがありました。
藤田さんが初めて出演したのも、演出したのも日生劇場だそうで、出演者は蜷川演出のロミジュリ、
梅沢昌代さんの後でまだ少年で、台詞は[はい]のみだったそうです。
だから、今回の演出のさいごに、観客を映すシーンがありますが、初めて記念の日生劇場で、蜷川さんのオマージュを入れたそう。
そして、その藤田さんの初出演のロミジュリを観た人?とあり、私含め、3人が手を挙げました。
あ〜藤田さんは覚えてないが、わたしも初めて日生劇場で観たのが、あのロミジュリで、こうして、藤田さん演出の舞台を観てると👍✨✨✨
嬉しかった😉😉
外にでたらミッドタウンのクリスマスイルミネーションがきれいでした。