3/23世田谷パブリックシアターにて




5人芝居で、王女メディアと夫イアソン。3人の子供の、幸せな時代から、夫の裏切りにあい、変貌するメディアの悲惨なギリシャ悲劇の物語、
メディア(南沢)とイアソン(井上)以外は、3人の子供たちが、王や貴族や戦士などを、担う。

森新太郎さん演出で、背景や役どころの変化は、極力減らして、王なら王冠のみ、背景は黒から、真中の枠や船の形のみで、海の向こうの地中海を表したり削ぎ落としたシンプルな舞台。

秀逸だったのは、声優でもある末娘役の水野貴以さん、可愛い少女から王様への変化の声色、演技が素晴らしく、いくつもの役どころをそれらしく、黒の衣装のみで果たす。

息子役の三浦宏規君、若いが沢山の舞台の主役や脇役をやり、その実力が、やはり、沢山の役どころを適格に演じている。
戦いの大きな旗振りも綺麗でダンス的👍👍
加茂さんは2人に比べたらちょっと地味ゆえの長女役かな。

で、芳雄イアソンは、無難。ストプレだと、ミュージカルほどのオーラはないが、芝居はうまいから、安心して観てました。

が、メディアの南沢さん、この方、何回か観たことあるが、いまいち、というか、今回もやはり、力量不足が否めない。
最初の、あたりの台詞は一本調子で、最後はすこし怒りの芝居はしていたが、もっとインパクトあり、怖いくらいの美形の方こそ、王女メディアかな。→かつての王女メディアは、麻実れいさん→望みすぎかしらね?
ちなみに、世田谷パブリックシアターには昨年も沢山通ったし、この舞台も取りたいから、セタパブ会員になりました。
年間¥3000で、主催公演は、¥500引き、年間セタパブロビー飲み物チケットが④枚つき、当選すると前方席です。
今日は、F列でした。
来月は、トラムとシアターへ行きます。