連休三日目の観劇は、世田谷パブリックシアターのシアタートラムにての、6人芝居。


試しに、坂東龍汰無料メルマガチケットで取ったら、最前列上手センターで、一メートル前に舞台が三角にせり出したところ。近すぎて、びっくり。


う蝕(虫歯)のことだが、孤島(この国)がう蝕のように崩れていった天変地異に会い、沢山の人々が地下に埋まっている。生き残った歯科医は、それぞれの思惑がありながら、死者を歯の鑑定から特定し、遺族に返したいと思うも、自分たちの明日も、またう蝕が進むかもしれない恐怖とも戦わねばならない。


しかし、話が進むうちに、この中の二人はう蝕により、亡くなってしまうという事実がわかり、仲間をどうしても発見したい思いを切々と語る。


この国の歯科医に、新納慎也、研修医に坂東龍汰、先輩歯科医に近藤公園、市役所職員?の相島一之(実は海の向こうの牢獄から派遣された労働者の受刑者)、牢獄のなんでも医師に正名僕蔵、なかなか、良質の舞台で、6人のキャラクターが理解しやすく、自分なら?と考えさせられる、よい舞台。若い二人の俳優は自然でよいし、それにからむベテランが、新納慎也の正義感の並々ならぬ決意が、涙をさそいました。


立ち見もでてました。最近、シアタートラムは、少人数でよい作品が上演されますね。去年演劇大賞もらった「人魂を届けに」など