シアターコクーン、XC列で最前列でした。今年は最前列に恵まれ、当たり年かしら?そのうち、運が落ちる?




別々に取ったチケットなのに、なぜか?友達と並び(笑)


吉田羊さんは、女だけのジュリアスシーザー以来、声がわりに高いんだ〜と再認識。


物語は、殺人を犯したサリー(大原櫻子)が妊娠を主張、妊婦は縛首にはならない規定だが、まだ初期で見分けがつかないため、12人の女性が陪審員として集められ、飲み食い禁止の地下室に集められ、それぞれの意見を言い合うが、平行線をたどる。

あくまで、妊婦かどうかの判断は全員一致でなくてはならない。


少数派の産婆の吉田羊は、妊婦であることを強く主張し、乳を出させることに成功するも、煙突詰まりで爆発を招き、みんなに見せる前に、母乳は灰だらけの真っ黒に。

なせ、反対派の多い中、妊娠を肯定して助けたいかの真相も暴かれ、最後は、エリザベスがかつて若い時に、一夜遊ばれた果にできた娘がサリーと白日の元に晒される。


12人それぞれの平凡な主婦たちの立場からの事情が見えてきて、各々の芝居は面白かったです。



サリーの大原は、反省もない嫌われる態度を最後までつらぬきながらも、愛されなかった母の最後の選択肢への、葛藤がラストにむかい、凄まじい芝居でした。

この子、こんなにうまかったっけ?え〜と、サイゴンキムで一回出たよね?

あとはメタルマクベスか。


吉田羊と最後に対峙する場面は迫力でした。

生んですぐに手放した娘を、今更養護して、命乞いさせたい母との恨みと、抱きしめ、ラストの母が娘を殺す結果になったこと。

他の誰にも決断させなかった死をみずから下した母。吉田羊はカテコで泣いてましたね。

それと正反対に大原櫻子は満面の笑み😅


鷲尾真知子さんが体調不良で交代、長谷川稀世さん、ウェストキュンの上品な陪審員長の威厳たっぷりで、あとでググッたら、70オーバーでびっくり😱

お見事でした✨

後で、友達と、私達も頑張らなきゃ✨と話しました。


また、うまい、うますぎる峯村リエさん、かなり大きな方、素晴らしいの一言につきる。


梅沢昌代さんは、生き字引21人の子どもたちを生んだ老婆、那須親子共演も良かったし、若手では豊田エリー、天保のシェークスピア以来の土井ケイトさんやら、若手とベテランがしっかりこなれていて、いい芝居を作ってました👍✨


チケット履けが悪いらしいが、私達のときはいっぱい、やはり女性中心舞台はうるのは大変?

あ、男性は二人だけ出てました。

語りが段田安則さん。


地味ではあるが、1759年代て、まだまだ女性が裏方で苦労した時代なんだなあ、と思いました。


そうそう、カテコは一回のみ、が、観客が拍手続けてるのに、無視して、退場誘導のアナウンス聞こえなくなるほどなのに、なぜ?カテコ二回目辞めた?

最前列だから、舞台後ろに待機しようとしてる人が見えたんだけど、あと一回くらいなら、役者もやろうとしたのでは?

何回も何年も通ってるコクーンでの初めての出来事でしたよ😰