女優のみの、ジュリアスシーザー観劇。
今年は、相性の良いパルコ劇場、また最前列どせんの隣でした。
バックは、汚いガラス面の壁が左右、後方に張り巡らされたのが、城の中だったり、場外だったりを表してる。
出演者は、皆赤の綿地で、役により、デザインが違うが、後ろから見たらほぼ同じように見えるかも。
ジュリアスシーザー役のシルビアグラブさんなんて、パーマの髪で堂々の王様、これは貫禄でした。
ブルータス吉田羊は、顔小さくて、細い。
淡々とした聞きやすい口調が、舞台畑の人だとおもわせる。
ジュリアスシーザー暗殺を一番に企てるキャシアス松本紀保は、あの難解な長いセリフを、憎々しい表情で語るのは上手かった👏👏
紀保さんは、白鵬さん似で、大柄でオトコっぽいかな、妹さんの松たか子さんとはタイプちがうね。
すべて、男言葉のセリフには、女性の甲高い声でずっと怒ってるから、観ていて疲れた😅😅
誰かがずっと怒ってるのに、もう少し緩急つけられないか?と思いました。
で、最前列の周りは、私も含め、一辺倒の怒り言葉で、一瞬眠くなる、最前列だから、役者さんを見なきゃと、ハッと起きた!という状態(笑)
とても有名な話だから、一瞬寝ても繋がるけど。
で、その中で、アントニー松井玲奈の、男性と同じくらい低い声のセリフは良かったですよ。
あんな低い声が、それも淀みないセリフとして出ることは驚きでした。
そうそう、有名な話だけど、暗殺に至る心情とかの描写が少なすぎて、暗殺に向うまでのエネルギーが感じられなかったな。
みなさん、一人ひとりは上手いのになあ。
三田和代さん、あんな大御所で一捻りあるかと思ったら、アンサンブルの一人みたいで残念😰
中別府葵さんが、顔小さくてスタイル良かった。
なんどか、男性のジュリアスシーザー観たが、オールメールでは、こんな違和感はないような。
わたし、阿部寛のジュリアスシーザーが観たくて、埼玉芸術劇場にリクエスト出していたんなが、蜷川さんが亡くなってしまい、もう実現しないのかと思うと残念😰
演出家は森新太郎さん、森新太郎演出てこんなだったかなあ?と、もっと違うのも沢山あるよね?
来年、佐々木蔵之介の舞台があるが、たしか森新太郎さん演出だったような。
しっかし、舞台観て、こんなに疲れたのは初めてかも。