こんにちは
心理セラピストの野沢ゆりこです。
東京・千葉で活動しています。
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どんな人に向けて活動しているの?
自己否定が強い
自分責め、罪悪感が強い
そんな人が過去はどうであれ、
「私っていいな」に変わるセラピー
を目指しています。
今日はとてもいいお天気の金曜日
いかがお過ごしですか?
今日はジムへ行って運動しようと思います!!

親への罪悪感で苦しいあなたへ(続編)罪悪感を手放すためのステップ
前回のブログでは、親への罪悪感で苦しい理由について書きました。
今回はその解決法、罪悪感を手放すためのステップについて書きます。
その奥に隠された深い悲しみと絶望
罪悪感を手放そうとしたとき、多くの人が最初につまずくポイントがあります。
それは──
罪悪感の下には、もっと大きな悲しみや絶望が眠っているという事実です。
罪悪感は、しばしば「心の表面に積み上がった薄い皮」のようなもので、
本当の痛みを守るために、あなたの心が必死で作り出した防壁でもあります。
リトリーブサイコセラピーでは、“罪悪感はメリット(心理的利得)である”
と位置づけられています。
つまり罪悪感を持つことで、“得られているもの、あるいは避けられている何かがある”ということです。
ここでは、罪悪感を手放していくためのステップとともに、
その奥に隠された本当の感情に触れていきます。
ステップ1:罪悪感の「本当の役割」に気づく
私たちは罪悪感を、「悪いことをした証拠」「自分が至らなかった証拠」
であると捉えがちです。
しかし、親子の役割逆転の家庭で育った場合、罪悪感はそうではありません。
罪悪感は、心の奥にある “本当の絶望を感じないようにするための仕組み” として働いてきました。
その絶望とは何か?
● 親が守ってくれなかった痛み
● 本当は助けてほしかったのに届かなかった寂しさ
● どれだけ頑張っても満たされなかったむなしさ、無力感
● 期待しても裏切られ続けた悲しみ、絶望
こうした“子どもの心には重すぎる現実”に触れないようにするために、
心はこうつぶやきます。
「私が悪かったんだ」と思っていたほうが、まだ耐えられる。
これが、罪悪感が強くなる根本です。
罪悪感を丁寧に扱うためには、
その下にある感情を少しずつ感じ取る作業が必要です。
たとえば──
-
本当はさびしかった
-
助けてほしかった
-
怖かった
-
わかってほしかった
-
無視された、重荷にされた苦しさ
-
子どもでいたかった
これらは、子ども時代にはとても言葉にできなかった感情です。
そして多くの場合、「悲しい」と認めること自体が怖くて、
その代わりに「私が悪かったんだ」と自分に向ける方を選んでしまったのです。
ステップ3:悲しみや絶望に触れることは、「親を憎む」ことではない
深い感情に触れると、多くの人がこう思います。
「こんな気持ちになるってことは、親を嫌っているのかな」
「親のことを悪く言っているようで怖い」
しかし、これは誤解です。
悲しみや絶望は、「親を責める感情」ではなく「満たされなかった願いの記録」
です。
誰かを攻撃するための感情ではなく、
あなたの中に長いあいだ封印されていた “本当の願い” にすぎません。
この理解があるだけで、罪悪感を緩める準備が整っていきます。
ステップ4:悲しみに触れても「壊れない」と知る
子どもにとって、悲しみを認めることは世界が崩れるような恐怖を伴います。
なぜなら、「親を頼れない」という現実は、子ども時代は命の危機に直結するからです。
でも、大人になった今こそ確認できます。
悲しみは、あなたを壊すものではない。
むしろ、あなたを回復へ導く力を持っている。
その悲しみは、あなたが生き延びるために封印したもの。
大人になった今なら、少しずつ扱える強さ、感じられる強さがあなたの中に育っています。
ステップ5:罪悪感を“自分のものではない”と理解する
親の感情を背負わされた結果として身についた罪悪感は、
本来あなたのものではありません。
罪悪感を手放すとは、
「こんなに自分を責めてきたのは、必要だったから」
と理解してあげること。
その瞬間、罪悪感は役割を終え、徐々にあなたの心から離れていく準備を始めます。
まとめ:罪悪感の奥に眠っていたものに気づくと、やっと自由になる
罪悪感は“あなたの弱さ”ではなく、
深い悲しみを抱えた子どもの心が選んだ、生きるための知恵でした。
その奥にある悲しみや絶望に触れることは、
あなたが自分の人生を取り戻す最初の一歩。
“気づき”はときに痛いけれど、
その痛みこそが、あなたを軽くしていくプロセスの始まりです。
そして心の奥に仕舞いこまれた感情は、身体の外へ出すことで解放が起こります。
気づいて、受け入れて、泣いてあげること、怒りを表出することです。
1人で向き合うのが怖い時、難しいと感じる時は、心理セラピーをおすすめします。
セラピストは、あなたの怒り、悲しみ、絶望を一緒に感じて、手放すためのお手伝いをしています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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