こんにちは
心理セラピストの野沢ゆりこです。
おもに東京・千葉で活動しています。
野沢ゆりこのプロフィールはこちら
どんな人に向けて活動しているの?
自己否定が強い
自分責め、罪悪感が強い
そんな人が過去はどうであれ、
「私っていいな」に変わるセラピー
を目指しています。
超大型台風の影響で強風です。
あなたのお住まいの地域はいかがですか?
気をつけてお過ごし下さい。
半袖か長袖か、丁度いい服装が難しくて困っています。
暑すぎても不快、肌寒いのも不快、
衣服調整が難しいです。
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長子・中間子・末子・一人っ子、それぞれの生きづらさ~家族の中の役割と心の背景~
同じ家族の中で、それぞれの世界を生きていた
同じ家で育ったのに、兄弟姉妹で「まるで違う家にいたみたい」と感じたことはありませんか?
それは気のせいではありません。
親も一人の人間です。
長子が生まれたときと、末子を育てるときでは、心の余裕も、家庭の状況も、まったく違います。
子どもたちはその変化を敏感に感じ取りながら、無意識のうちに「この家で自分が安全に生きるための役割」を身につけていくのです。
長子の生きづらさ:「しっかりしなきゃ」の呪いを抱えて
長子は、親にとって最初の子ども。
期待も愛情も集中し、親自身も「ちゃんと育てなきゃ」と緊張しています。
その空気を敏感に感じ取った長子は、
「いい子でいなきゃ」「迷惑をかけちゃいけない」と頑張るようになります。
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常に頼られる
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責任感が強い
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弱音を吐けない
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頑張らないと愛されない気がする
大人になっても「ちゃんとしなきゃ」「しっかりしなきゃ」が無意識の口ぐせになっている人が多いのです。
本当は、誰よりも甘えたかった小さな自分が、心の奥で今も泣いているのかもしれません。
中間子の生きづらさ:「見てもらえない」孤独
上にも下にも兄弟がいる中間子は、いつも“間”の存在。
親の関心がどちらかに向かいやすく、注目を得る機会が少ない傾向があります。
そのため、
「人の機嫌を取る」「空気を読む」「衝突を避ける」ことが得意になりますが、
同時に「自分が何を感じているのか」分からなくなりがちです。
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自分の意見を言うのが苦手
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人に合わせすぎて疲れる
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「どうせ分かってもらえない」と感じる
本当は、誰かに「あなたの気持ちを知りたい」と言ってもらいたい。
その声を心の中でずっと待っているのが、中間子の孤独感です。
末子の生きづらさ:「自由さ」と「依存」のあいだで揺れる
末子は、家族の中のムードメーカー。
親が子育てに慣れているため、比較的のびのび育つことが多いです。
「甘え上手」「可愛いキャラ」「できない子」として愛されやすい一方で、
その“親にとっての都合の良い可愛さ”が自分の存在価値になってしまうことも。
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誰かが助けてくれるのが当たり前
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ダメで出来ない子でいたら愛される
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一人になると不安を感じる
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軽やかに見えて、心の中に孤独を抱えている
「自由に見えるけれど、実は人の期待の中で生きている」――
そんな複雑な心を抱えやすいのが、末子です。
一人っ子の生きづらさ:すべての役割をひとりで担う
一人っ子は、長子・中間子・末子のすべての役割を一人で担うことが多い存在です。
愛情も期待も全部が自分に注がれるため、嬉しさと同時に重さを感じやすいのです。
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親の期待を強く背負う
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甘えたいけれど甘えられない
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無意識に“親の心の世話”をしてしまう
セラピーの現場でも、「親を支え安心させてきた」「いい子でいなければと思っていた」「親の期待に応えてきた」と語る一人っ子の方が多くいらっしゃいます。
誰にも代わってもらえない重荷を、長いあいだ背負ってきたのです。
その重荷を投げ出すことは、親から見捨てられ、この家から追放されることなのです。
愛玩子と搾取子 ― ペット扱いされる子と、がんばる子
家族の中では、ときに「愛玩子(あいがんし)」と「搾取子(さくしゅし)」という関係が生まれます。
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愛玩子:親にとって“可愛い存在”。愛情という名の過度な可愛がり、お世話をさ れる子
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搾取子:親の期待や不安を引き受け、家族を支え、自分の愛情やエネルギーを
利用され搾 取される子。
どちらも、家族のバランスを取るための無意識の役割です。
愛玩子は「可愛い自分」「ダメな自分」でいれば愛されると思い込み、
搾取子は「役に立つ自分」「出来る自分」でいなければ愛されないと信じてしまう。
どちらも、“ありのままの自分”を許されなかった痛みを抱えています。
役割を手放し、“わたし”として生きる
あなたがどんな役割を担ってきたとしても、
それは小さな頃のあなたが「生き抜くために選んだ最善の方法、戦略」でした。
でも、もうその役割を続けなくてもいいのです。
今のあなたが、あの頃の小さな自分を守ってあげられるのです。
「もう、がんばらなくていいよ」
「そのままのあなたで、十分だよ」
そう自分に声をかけることから、癒しは始まります。
おわりに
私は長女で、搾取子でした。
親子の役割逆転で親の感情のお世話をしてきましたし、甘えられませんでした。
同じ家族でも、みんなが違う世界を生きてきました。
それぞれが、家族の中で“必要とされ、認められ、愛されるための形”を精いっぱい生きてきたのです。
だからこそ、今はもう、「役割」ではなく「わたし」として生きていける。
その一歩を踏み出すことが、
本当の意味での「家族という呪縛から自由になる」ということなのかもしれません。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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