こんにちは

心理セラピストの野沢ゆりこです。

 

 

おもに東京・千葉で活動しています。

自己否定が強い人、いつも自分を責めて苦しい人に向けて、リトリーブサイコセラピーという心理療法を使って根本解決のお手伝いをしています。

 

 

野沢ゆりこのプロフィールはこちら

 

 

2024年3月より

リトリーブサイコセラピー協会の

電話カウンセリングを担当しております。

こちらもよろしくお願いいたします。

 

 

今日で8月も終わりですね。

夏休み最後の週末でおでかけの予定のある方も多いと思いますが、

ノロノロ、迷走台風が立ちはだかっています。

 

 

すごい湿気と雨が降ったりやんだりですねー

何とも不快です。



台風って、さーっと通り過ぎていくならまだ我慢できますけど、大型で自転車並みの速度でしかも迷走って厄介だわ・・・笑い泣き

 

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今日はソフトマザー、ハードマザーというテーマで書きます。

 

 

和訳すると柔らかい母と、固い母ですが、

何かというと、子ザルを使った心理実験に出てきます。

 

 

ソフトマザー・・・柔らかい布で巻かれた人形

ハードマザー・・・針金剥き出しの人形+哺乳びんつき

 

 

今日は愛着のお話です。

 

 

参考図書はこちらです。

子どもの「心の病」を知る

児童期・青年期とどう向き合うか

岡田尊司著 PHP新書

 

 

アメリカの心理学者ハーロウという人が、

子ザルを使った研究をしたそうです。

 

母性が子供の成長に果たす役割とは何か

についてです。

 

 

 

母性が子供の成長に果たす役割とは?

 

 

生後間もないマカクザルの子ザルは、母親から離されると、育たずに大部分が死んでしまうそうです。

 

針金に布を巻いて哺乳びんを取り付けた母親の人形を置いておくと、子ザルはそれに抱き着いて乳を吸い、育つことができます。

 

ハーロウは、哺乳びんは付いていないが、やわらかな布で覆われたソフトマザーと、哺乳びん付きだが針金が剥き出しのハードマザーのどちらと、子ザルが長い時間を過ごすのかを調べました。

 

すると、意外にも子ザルたちはソフトマザーの方で長く過ごしたのです。

 

お乳を吸う以外に、子ザルは抱きつき、支えられる対象を必要としたのです。

 

 

 

つづき

 

しかし、人形の母ザルによって生き延びることができた子ザルも、社会的な行動がうまく行えず、妊娠出産しても育児に無関心であったり虐待したりした。

 

アカゲザルを使った研究でも、生まれてまもなく母親から引き離された子ザルは、不安行動が強く、新しい体験や仲間に対して臆病であり、過度に攻撃的で、孤立すると自傷行為や常同行動を繰り返した。

 

母親の愛情と養育が子供の基本的な安心感社会性の土台となる力を養う上で決定的な役割を果たすのです。

 

 

この子ザルの研究からわかることは、

子ザルに当てはまることはそのまま人間にも当てはまるということです。

 

 

子供は柔らかいもの、フカフカなものが大好き

柔らかいもの、フカフカなものに触れるのが大好き

 

 

柔らかいものに触れていると気持ちがほっこりする、安心するからです。

気持がいいな、ずっとこうしていたいな・・・

 

 

それが抱っこ、ハグに相当するもの

愛着の感覚です。

 

 

子供はただ食事を与えられる=養育お世話をしてもらうこと

これも大事なのですが、それに加えて愛着が必要なのです。

 

 

子ザルが肌感覚でやわらかさを必要としたように、



子供も抱っこされること、

あたたかい眼差しで見つめられること、

優しい言葉をかけてもらうことで、

 

 

支えてもらっている

守ってもらっている

受け入れられている


「私は大丈夫」「私はここに居ていい」

という感覚が得られるのです。

 

 

これが基本的安心感であり、

これがあるからこそ、

人と繋がれたり、

色々なことに挑戦できる

社会性の土台の力となるのです。

 

 

今、あなたがもし生きづらさを抱えているならば、

いつも不安が強かったり、

自分というものの所在のなさや、

自分が嫌いだったり、

人が怖かったり、

失敗が怖すぎたりするならば、

 

 

愛着に問題があるのかもしれません。

 

 このようなことを言うと、

抵抗が起こったり、全否定したくなる人がいます。



だってさ、私は、

3度の食事もちゃんと与えてもらえたし、

いい教育も受けさせてもらった

いい洋服も着せてもらっていた

習い事もさせてもらった


 

 だから私は、

恵まれていたはず

愛情をかけてもらったはず

いい親だったはず

何も問題ないはず

っていう感じに

 

 

そう思っていても紐解いてみたら

それらお世話であって愛情ではなかった

いい親だと理想化していただけだった

問題を自覚していなかった

 

 

そのようなケースは多々あります。

何を隠そう私がそうでした。

 

 

愛情が全くなかったわけではありませんが、

手厚いお世話はしてもらったのですが、

私の中には安心感が育っていなかったのです。

そのことに全く無自覚でした。

 

 

でも愛着はセラピーで体感することができます。

そしてその後は自分で育てていくことができます。

 

 

このソフトマザー、ハードマザーの例は、

愛着の大切さをわかりやすく教えてくれています。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

リトリーブサイコセラピーを作った人&セラピーの師である、

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4刷重版決定だそうです飛び出すハート

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リトリーブサイコセラピーとは?

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