こんにちは

心理セラピストの野沢ゆりこです。

 

 

おもに東京・千葉で活動しています。

自己否定が強い人、いつも自分を責めて苦しい人に向けて、リトリーブサイコセラピーという心理療法を使って根本解決のお手伝いをしています。

 

 

野沢ゆりこのプロフィールはこちら

 

 

2024年3月より

リトリーブサイコセラピー協会の

電話カウンセリングを担当しております。

こちらもよろしくお願いいたします。

 

 

またまた台風が近づいていますね。

突然の雨やじめじめした感じが不快ですね。

 

 

お盆を過ぎたら朝晩は涼しくなってきました。

お店で栗入りのお菓子が売られ、昨日はトンボも飛んでいました。

 

 

予報では9月もまだまだ暑いようですが、

季節はちょっとずつ秋に近づいています。

 

 

風が肌にあたる感じ、目に見える景色やモノ、

五感を使って秋を探してみるというのも楽しいですね。

 

_________________________

 

 

今日はトラウマって何というテーマで書きます。

 

 

トラウマとは一言で表すのならば心の傷です。

 

 

日常の会話でも「これはトラウマのせいだ」とか

「○○するとトラウマになる」などと一般的に使われる言葉ですが、

トラウマって何なのかを掘り下げて書いてみます。

 

 

参考図書は、

「トラウマ」宮地尚子書 岩波新書です。

大学教授、精神科医、医学博士の方の著書です。

 

 

宮地先生は、著書の冒頭で、

 

 

トラウマとは、

あまりに衝撃すぎるため、

「言葉を失う」ような体験であることが多く、

言葉になりにくいという性質を持っている

 

 

「表現のしようがない」

「経験しないとわからない」

「言葉では伝わらない」

「もう何も言えない」

 

 

災害や事件・事故などのあとに被災者・被害者が

このように言うことがほとんど。

 

 

目にも見えず、言葉にもなりにくいようなこと

これがトラウマ

 

 

と書いておられます。つまり、

 

 

「私はこれこれこんなことがあってこう感じたのでトラウマになりました」

って説明がしにくいのです。

 

 

むしろ話題がそのことに近づこうものなら、

「その話はしないで!」と激しく拒絶する

その場からすっと離れる

ってことになるのです。

 

 

 

著者の宮地先生は、トラウマを定義するのは簡単ではありませんが、

と前置きしながらも、↓のように定義されています。

 

 

 

トラウマとは、

 

過去の出来事によって心が耐えられないほどの衝撃を受け、それが同じような恐怖や不快感をもたらし続け、

現在まで影響を及ぼし続ける状態

 

 

 

また、「トラウマ」という言葉には3つの要素があるといいます。

 

 

トラウマの3要素

 

  1. 過去のトラウマ体験(外傷体験、外傷事件、トラウマティックな出来事などという呼び方もある)
  2. トラウマ反応(外傷反応)
  3. トラウマ体験とトラウマ反応の間の因果関係

 

 

↑の2.トラウマ反応でよく知られているのが、

PTSD「心的外傷後ストレス障害」です。

 

 

 

トラウマ体験とは

 

 

衝撃的で、通常の適応行動では対処できない、つまり心が耐えられないほどの出来事

 

命が危険にさらされる、性的な被害を受けるなど、圧倒的で強度や切迫性があるもの

 

 

 

 

 

トラウマ体験の具体例

 

 

戦争・紛争体験、自然災害、暴力犯罪、自己、拷問、人質、監禁、強制収容所体験、児童虐待、性暴力、DV、過酷ないじめ

 

 

自分におきた場合、

身近な人におきた場合、

間近で目的した場合

でもトラウマ体験になる。

 

 

 

 

 

トラウマ体験の分類

 

  1. 具体的な被害の内容で分ける
  2. 1回もしくは短期間の体験か、複数回もしくは頻回で長期にわたる体験かで分ける
  3. トラウマ体験が成人に起きたものか、発達途上にある子供時代におきたものか

 

 

 

↑の3.発達途上にある子供時代におきたトラウマ体験を

心理セラピストは扱っています。

 

 

子供時代の、しかも長期反復性のトラウマ体験の場合、

否認、心的麻痺、自己催眠、解離、極度の受け身性と憤怒爆発との交代

がおきると児童精神科医のレノア・テア氏が指摘しているとあります。

 

 

本書より抜粋

 

トラウマ体験は、強い恐怖、無力感、戦慄をもたらします。

 

強い恐怖とは「ああ怖い」というレベルではなく、すさまじい恐怖(テラー、テロリズムの語源)です。

「無力感」とは、無気力とはまったく違い、なすすべがなく、自分の非力さを思い知らされながら、逃げようのない絶望感です。

たとえば急な坂道を自転車で下っていてブレーキが効かなくなったときのような状況をを想像してみるといいかもしれません。

戦慄は鳥肌が立ってぞっとする感じです。おぞましさに神経が逆なでされるような感じです。

 

トラウマ反応の重さ、例えばPTSDの発症率などは、トラウマ体験に晒される時間の長さ、近接度(相手との距離)、体験の強さ(侵襲の深さ)、という3因子が最も影響することがわかっています。

 

 

 

子供時代、最も近しい親から怖い目に合わされる、怖い場面を目撃する、

それらを長期間にわたり繰り返し体験すること

 

 

それがどれほどの心の傷となるのか、脳の発達を阻害されるのか、

そしてそれを言葉にうまく出来ないことがどれほどもどかしいのか

ということは当事者だけが知る苦しみ、しかも大人になってからも続く苦しみです。

 

 

脳はそれが終わっていないと認識しているからです。

ですがトラウマは慎重に扱い、丁寧にケアすることで癒していけます。

 

 

トラウマをケアすると身体の感覚が変わり、各段に生きやすくなります。

心理セラピストはそのお手伝いをしております。

 

 

 

続きは次回に書きます。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

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