こんにちは
心理セラピストの野沢ゆりこです。
おもに東京・千葉で活動しています。
自己否定が強い人、いつも自分を責めて苦しい人に向けて、
リトリーブサイコセラピーという心理療法を使って
根本解決のお手伝いをしています。
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2024年3月より
リトリーブサイコセラピー協会の電話カウンセリングを
担当しております。
こちらもよろしくお願いいたします。
連日めちゃ暑いですね~
そうかと思えば急に空が暗くなりゲリラ雷雨
コロナも流行っていて夏風邪ひいてる人も多いみたい
厳しい夏ですがお身体ご自愛くださいね
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リトリーブサイコセラピー協会HPのコラムを担当させていただきました。
今日は、加藤諦三先生の「浦島太郎」心理的考察
【幼児的願望】について書きます。
参考図書は加藤諦三先生の著書です。
自分の受けいれ方
PHP研究所
本著P30~
1.人に認めてもらいたい
「自分を偽るから疲れる」の章の文頭に「浦島太郎」について書いてあります。
浦島太郎の話
海辺でカメが子供に苛められている。
太郎は、そのカメを助けた。そして、海に逃がしてあげた。
カメは自分の投影である。
ある日、釣りをしている時に、そのカメが海面から首を出した。
そして、お礼にと海底の御殿に招待される。
太郎は、竜宮城に行く。
そこで乙姫様と会う。
夢のような毎日を過ごして、
玉手箱をもらって、母親のいる村に戻ってくる。
ところが、村は変わっていた。
そこで玉手箱をあける。
そして、現実を見る。
しかし、太郎は、十分に満足しているから、現実に接しても生きられる。
もう老人でもいい。
著書より
この物語は、人は幼児的願望を満たされて初めて老人になれるということを教えている。
生きることに疲れた人は、人から認めてもらいたいから、自分を偽って無理をして努力してきたと、前著「心の休ませ方」(PHP文庫)で書いた。
幼児的願望としての愛は、常に愛されることである。
人は大人になっても幼児のように常に愛される側だけにいるわけではないから、幼児的願望を持つものは常に不満である。
たとえば、今まで名誉を求めて頑張ったのは、名誉を得れば人が認めてくれてチヤホヤしてくれると思ったのである。
つまり、名誉を得れば幼児的願望を満たせると思ったのである。
しかし、結果はそれほど認めて貰えなかった。そこまでしても認めてくれないということで憎しみが生じる。
つまり、頑張っても認められないと、心の底に憎しみが堆積する。
そして生きることに対する疲労感で押しつぶされそうになっていく。
幼児的願望が満たされない時に憎しみが生じる。
このことについては前著で触れたが、その他に、もう一つ、人間関係がうまくいかないという問題がある。
誰もが知る「浦島太郎」の話にこんな心理的考察をする
加藤先生はすごい!尊敬します。
私はこの本を3年前に読んだのですが、
その時は「そうか。。。なるほど。。。」って
さほど感動することもなく、
でもちゃんと理解できてるつもりでした。
今になって思うとその時は頭だけの理解で、
腑に落ちてはいなかったんだと思いました。
3年経って改めて読み返してみると
あの時はまだ私は幼児的願望を持っていたんだと思います。
幼児的願望って満たされてないと
本当にしつこいんだなって思います
そしてここで止まっていると前に進めないのです。
そういう人はたくさんいると思います。
いつも不満を抱えている
とかく不機嫌
嫌いな人が多い
頑張っているのに空回り
人に憎しみを持ちやすい
人にイライラしやすい
人とうまくいかない
それが続いていくと
寝ても疲れが取れない
生きることがしんどくなります。
このような人は裏を返せばこうです。
私をわかって!
私を愛して!
私を認めて!
私を称賛して!
私を無条件で受け入れて!
それだけこれまでの人生で叶わなかったのです。
わかってもらう経験がなかった
愛してもらえなかった
甘えさせてもらえなかった
愛される時、与えられる時は条件つきだった(無条件ではなかった)
さびしくて
悲しくて
悔しくて
惨めで
どうしようもなかったのです。
それは誰に求めていたかというと
幼少期に親に対して求めていたのです。
親に甘えたかったのに~
親にまだ甘え足りないんだよ~
愛して~
そんな叫び声を大人になった今、
他人を使って満たしてもらおうとしているのです。
誰からも愛されたいって思っている
素直にそれを認められないので、
(自尊心が傷つくから)
怒りを人にぶつけることで
人を攻撃することで
人に嫌味を言うことで
ふくれっ面を見せることで
満たそうとしているのです。
↓
満たせるわけがありません。
または親への怒りを全部自分に向けて
自分を責めて
自分を虐めて
自分を苦しめることで
自分に鞭打って頑張ることで
自分以外の自分になることで
満たそうとするのです。
↓
満たせるわけがありません。
浦島太郎が十分甘えさせてもらって老人になったように、
甘えが満たされないまま(現実を受け入れ)老人になることはできないのです。
見た目は老人でも中身は幼児のまま
心理的成長が止まったままの人
そんな人は多いと思います。
でもそれに気づいたのなら、
それを自分が認めることができるのなら
心を成長させていくことはできます。
社会的成功も立派といえば立派ですが、
心を成長させようと努力することはすご~く立派なことです。
自分が自分を救う
自分が自分を満たす
自分が自分を幸せにする
そう決めて行動している人は、
こんなに頑張ってる私を認めて~!私えらいでしょ?とはなりません。
それはなぜかというと、
誰にも評価されなくたって、自分が一番見てるし理解しているからです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
海に行きたいな~
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