こんにちは

心理セラピストの野沢ゆりこです。

 

 

おもに東京・千葉で活動しています。

自己否定が強い人、いつも自分を責めて苦しい人に向けて、

リトリーブサイコセラピーという心理療法を使って

根本解決のお手伝いをしています。

 

 

プロフィールはこちら

 

 

2024年3月より

リトリーブサイコセラピー協会の電話カウンセリング

担当しております。

こちらもよろしくお願いいたします。

 

 

3連休最後の月曜日ですね

いかがお過ごしですか?

 

一昨日のことですが夜中に目が覚めてしまい、

テレビをつけたら「オンラインカジノの闇」という

 

 

ギャンブル依存症のドキュメンタリー番組をやっていました。

思わず見入ってしまい怖~くなったもののダッシュ、気づいたら寝てましたふとん1

 

 

オンラインカジノってスマホ一つで24時間ずっとやれるし、

10秒で結果が出るので、そのたびにドーパミンが出て

 

そのために依存症になりやすい。

しかもものすごいスピードで人が変わってしまうのです。

 

 

子供のための貯金も使い果たし、

家も売ることになった40代の男性を観て恐ろしい~と思いました。

 

____________________

 

 

今日は脳は自由を嫌うというテーマで書きます。

 

 

何と言っても自由が一番だわ!

私が望むのは自由であること!

 

 

そう思いますか?

 

 

実は脳はその反対で、自由が嫌いなんですよ

っていうお話です。

 

 

参考図書は中野信子さんの著書

脳の闇(新潮新書)です。

 

 

脳はとてもエネルギーを食う臓器で、

重量は全体の2%しかないものの、

総エネルギーの実に4分の一も使ってしまいます。

 

 

それでもって少しでも楽をしたい、

働くのが嫌いな臓器だそうです。

 

 

自由であることは一見喜ばしいことのようですが、

 

 

自分で決める

自分で選ぶ

自分で動く

リスクを引き受ける

責任を負う

 

 

といったことをしなければなりません。

 

 

場合によっては、

闘うことになるかもしれません

 

 

これらをすること=自由であることは、

ものすごいエネルギーを消費することになります。

脳にとっては負担になるのです。

 

 

そんなことをするよりも、

誰かに決めてもらって

誰かに選んでもらって

誰かの言う通りにして

 

 

場合によっては

全部誰かに動いてもらう

 

 

そうしていた方が

エネルギーの無駄使いにならないでラクなのです。

 

 

人はラクで快な方を選ぶ

 

 

というセラピーをするうえで忘れてはならない原理原則がありますが、

脳の特性がそうさせているのです。

 

 

それに脳は一度に一つのことしか集中できないように出来ています。

2つのことを同時に考えることができません。

 

 

そして脳は「わからない」ことが嫌いです。

 

 

「わからない」ことを「わからないまま」にしておくことが、

「あいまい」にしておくことが不快なのです。

 

 

だから脳は答えを探し出します。

手っ取り早い何らかの答えでもいいのです。例えば、

 

 

誰かが言っていたことを

何かに載っていたことを

大勢の人たちが口をそろえて謳っていることを

名声のあるあの人が自信たっぷりに言っていたことを

 

 

それが自分の答えだと思おうとするのです。

 

 

私たちの本音は自由って

めんどくさくてしんどいことだと感じている

 

 

誰かに意思決定してもらう方が

ラクだと本能的には感じているのです。

 

 

占い師や宗教家に類する人は、

そんな脳の特性を利用している。

と書いてあります。

 

P74~

 

人は本来、できるだけ不自由でありたいと望んでいる。

 

みずから進んで制約のある状況を選び、澱に入りたがる。むしろ制約がない不安を感じ、不快感にさいなまれるはずだ。

 

誰もが本心では誰かに意思決定を委ねたいと思っている。

欲しいのは自由ではなくて、自分で決めているという実感だけだ。そしてできれば責任は負いたくない。

 

人間は、本質的には自由を回避していながら、それでも自由を求め続ける葛藤状態のまま生きている。

 

そんな人間の性質を利用してきた人たちは歴史上、枚挙に暇がない。

 

 

P76~

 

 政治家やこれから政治家になろうとする誰かを見た時、「この人を応援したい」と論理的な根拠なく思わされてしまうことがあるだろう。理由なく味方したい。この人についていきたい、という感じ。

 

その気持ちを感じたら、これは、脳に仕掛けられた罠かもしれない、と一瞬立ち止まるくせをつけて欲しい。

その人が正しいわけでもなんでもなく、ただ脳内麻薬を分泌させられているだけなのだから。

 

 脳は、誰かに共感したとき、「すばらしい人」の味方をしたとき、心地よく感じるようにできている。

同時に、自分で考えて意思決定することをやめて、いつでもラクをしたいと思っている。脳は自由が嫌いなのだ。

 

 大衆が心地よく感じる人は、大衆の思考を止めてしまう。

その人が大衆のゆるぎない支持を得た時、次の戦争が起きるだろう。

できれば、その人を政治家として選ばないだけの知性を多くの人が持っていて欲しいものだと願う。

 

 

自由を嫌う脳の特性を理解すること、

そして誰もが思考停止してしまうことが引き起こす恐ろしさについて

 

 

それを止められるのは知性だと中野さんは書いておられます。

 

 

人はラクな方に流れされるものだからこそ

自由であることは、脳の特性に抗うことであり、

 

 

自分で選び選択して行動することは

簡単ではないといえます。

 

 

簡単ではないからこそ

自由を求めることは尊いと私は思います。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

 

リトリーブサイコセラピーを作った人&セラピーの師である、

和姐さんの3冊目になります新刊本が、

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4刷重版決定だそうです飛び出すハート

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リトリーブサイコセラピーとは?

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心理セラピーとは?

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