こんにちは
心理セラピストの野沢ゆりこです。
おもに東京・千葉で活動しています。
自己否定が強い人、いつも自分を責めて苦しい人に向けて、
リトリーブサイコセラピーという心理療法を使って
根本解決のお手伝いをしています。
プロフィールはこちら
2024年3月より
リトリーブサイコセラピー協会の電話カウンセリングを
担当しております。
こちらもよろしくお願いいたします。
雨の金曜日ですね
いかがお過ごしですか?
暑さが和らいで身体ラクです。
明日から3連休、私は忙しくなりそうです。
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今日は、人は誰でも闇を持っている
というテーマで書きます。
参考図書は、ペルソナ 脳に潜む闇 です。
中野信子
講談社現代新書
とても面白い本で中野信子さんがどんな人なのか、
人となりがわかったような気がします。
そしてこの人好きだなって思いました。
この方の本をもっと読んでみたいって思いました。
この本を書かれたのがコロナ渦で行動が制限された時でもあり、
ご自身の幼少期や学生時代など過去を振り返って書いておられます。
私はてっきり、あの方は才女でエリートで人生が順風満帆で、
テレビでも引っ張りだこでって勝手な「イケてる女性」をイメージをしていました。
それでもって自分とは住む世界が違う人だって
劣等感を感じたりしていました。。。
でも中野さん自身は子供時代から東大での学生時代、
留学先でも職場でも、いつでもどこでも浮いてしまう存在で、
人とうまくやっていくことができない、
(勉強だけはできたから得することはあったけれど)
社会不適合者だと思ってきたそうなのです。
うっそ~
まさか
マジで???って思いました。
両親が離婚したことから、
結婚なんてするものじゃないなって思っていたこと
母親との関係がうまくいかなかったこと
女たるものはこう生きるべきみたいなことを親戚から色々と言われて
窮屈さを感じていたけれど言い返せなかったことなどが
それはそれは洗練された文章で綴られています。
中野さんは敢えて自分の闇の部分を書いたのです。
仕事以外のはなし
プライベートな部分
ムカついたこと
人にはあまり話したくはないこと
できたら隠しておきたいこと
(話す内容によっては)相手の反応がどうなるかわからないこと
過去の失敗談
過去のつらい思い出
などなど
この闇の自分も私の一部なんです
私ってこういう人間なんです
って客観視しておられます。
その闇の部分が言語化されているから面白いのです。
私はモザイク状の多面体である
この本の「おわりに」でそのように書いておられます。
ずごい名言だなと思います。
P250~
私には、一定のイメージが固着することに対する忌避感がある。
自由な発想や行動が制限されるように感じるからだ。
読者の皆さんもそうではないだろうか?
自分がそう思われているそのイメージから逸脱するだけで、
「そんな人だとは思いませんでした」という言葉がぶつけられてくる。
「あなたのイメージ通りの人間です」などと一度も宣言したことはなく、そう思ってくれと明示的に求めたこともないのに、
相手は勝手に思い込んで、裏切られたと恨み節を口にするのである。
こうして、多くの人は他者の期待するイメージに絡めとられ、取り得る選択肢は、知らず知らずのうちに限定されていく。
メディアに出ていればなおさら、自分の周囲の人間たちが自分に対して抱くイメージに、無意識のうちに取り込まれてしまう。
つづき
いかがだろうか?
以下の「~らしく」を読んでみて、これを参考に自分の社会的な肩書からイメージされる像に、自分がどれだけ囚われてしまっているか、考えてみてほしい。
女らしく
男らしく
大学生らしく
若者らしく
老人らしく
子育て中の母らしく
学者らしく
医者らしく
アーティストらしく
弁護士らしく
公務員らしく
大企業の役員らしく
本来のあなたは、本当にそういう人間なのか?
今一度、自分に問うてみてほしい。
○○らしくしろ!
○○らしくないぞ!
そう言われてきたのだと思います。
勝手なイメージを持たれ、
勝手な期待をされて、
それにいら立ったり、反発してきたのだと思います。
支配されるようで嫌だったし闘ってきたのでしょう。
そして「私という人間」について
ずっと深く考えてきた人なんだと思います。
そもそも本のタイトルのペルソナって何?というと、
ペルソナとは?
カール・グスタフ・ユングの概念
ペルソナという言葉は、元来、古典劇において役者が用いた仮面のことであるが、
ユングは人間の外的側面をペルソナと呼んだ。
ペルソナとは、自己の外的側面。
例えば、周囲に適応するあまり硬い仮面を被ってしまう場合、あるいは逆に仮面を被らないことにより自身や周囲を苦しめることがあるが、
これがペルソナである。
逆に内界に対する側面は男性の女性的側面をアニマ、女性の男性的側をアニムスと名付けた。
ウィキペディアより
人はたいてい相手をたった一面しか見ていないのです。
私が中野さんのことを勝手にイメージしたようにです。
それは大概外面(そとづら)であり、
その人の一部分だけなことが多い
たとえば、私の場合
こんな風に言われたことがあります。
あなたはいつも明るく笑っている
だからきっと悩みなんかないでしょうね。。。
あなたは心理セラピストだから
器が大きいのね。。。
あなたは優しそうだから、
大抵のことは許してくれそうだわ。。。
いやいやいや
全く違います
そんな期待されてもね。。。。
怒りっぽいし、
器は小さいし
ビビりだし
暗いし、
冷たいところもあります。
人は誰でも色んな一面があるのです。
光の一面もあれば闇の一面もあるのです。
人を見るときは多面体として観る
あっちからもこっちからも観る
自分の決めつけや思い込みを外す
それを心がけています。
とはいっても難しいのですけれども。
1人の人間の中にはどちらもあるのです。
強い一面と弱い一面
女性の中にも女らしい一面と男まさりの一面
ずるい所もあれば正直な所もある
ポジティブな感情とネガティブな感情の両方が混在している
悲しみ
苛立ち
妬み
嫌悪感
劣等感
無価値感
自己否定
誰もが闇を持っている
誰もが多面体である
「自分の闇を受け入れよう」って
心理を学ぶ際に口酸っぱく言われてきました。
自分の闇を受け入れられないのに、
人のことを理解することはできないからです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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