こんにちは
心理セラピストの野沢ゆりこです。
おもに東京・千葉で活動しています。
自己否定が強い人、いつも自分を責めて苦しい人に向けて、
リトリーブサイコセラピーという心理療法を使って根本解決のお手伝いをしています。
プロフィールはこちら
2024年3月よりリトリーブサイコセラピー協会の電話カウンセリングも
担当しております。こちらもよろしくお願いいたします。
今日も真夏のような暑さでした。
昼時のスポーツジムの前では、
スイミングスクールが終わったちびっ子たちが、
自販機のアイスを食べてる姿を見かけました。
美味しいですよね~運動後のアイスって
頑張った自分へのご褒美ですよね!
それはおばさんも同じです。
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脳
について
シリーズで書いていますが、
5回目の今日のテーマは、見えている世界には時差がある についてです。
参考図書はこちらの本です。
メンタル脳
アンデシュ・ハンセン 著
マッツ・ヴェンブラート 著
久山葉子 訳
著者はベストセラーになった「スマホ脳」を書かれた精神科医です。
この本は中・高校生に向けて書かれたそうです。
ですが、いい歳の大人が読んでもとてもわかりやすいです。
字も大きくて読みやすいのが嬉しいです。
脳に興味を持ってもらえたらいいなあと思って書いたそうです。
わたくし、まんまと興味を持ちました!
脳科学というと難しそうですがメンタルケア
の観点から、
脳
の特性について書いていこうと思います。
今日も前回と同様に第3章から抜粋しております!
本書 P59より
見えている世界には「時差」がある
視覚的なシグナルが目に入ってから、脳の後ろの方にある視覚野という部分に届くまでコンマ何秒かかり、そこでやっと自分が見ている物を認識します。
他の知覚から入るシグナルも同じで、今この瞬間に体験している世界というのは、実際にはほんの少し前の世界なのです。
脳はその時差を埋め合わせることにも慣れていますから、私たちはそのわずかな遅れには気づきもしません。何もかも、たった今起きているように感じるられるのです。
「あ、ヘビ
だ!」
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「違った!ただのヒモだった」
目から入った情報(ヘビ
)を脳がヒモと認識するまでには
コンマ数秒かかるということ
つづき
しかしこの時差が生と死を分けることもあります。
考え事をしながらうっかり道路に踏み出した瞬間、トラックが猛スピードで走ってきたとしましょう。
すると私たちは足を引っ込めて、あわてて後ろへ下がります。
まるで見えない手に首根っこを掴まれたかのようです。
その後でやっとトラックが目に入り、そこで初めて「恐怖」を感じ、それから「安心」がわいてきます。
「今のはヤバかったー!」
視覚野まで情報が届いていないのに、なぜ危険だとわかったのでしょうか。
それは視覚シグナルが視覚野まで届く途中に「扁桃体」を通り過ぎるからです。
扁桃体は小さなアーモンドのような形で側頭葉の奥深くにあり、危険はないかどうか常に周囲を見張っています。
扁桃体の仕事には、あらゆる視覚刺激が脳の各部位に届く前にチェックすることも含まれています。
刺激の内容が深刻であれば、扁桃体はすぐに行動を起こします。
トラックという視覚シグナルが通った瞬間に警報ボタンを押し、私たちを後ろへ下がらせるのです。
その後やっとシグナルが視覚野に届き映像を作り出します。
こういった場合、感情が伝わってから行動を起こしていては間に合いません。行動が先に来るのです。
これをフローチャートにするとこんな感じ
トラックらしきものが目に入る
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扁桃体が危険を感知する
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まず行動・・・後ろに下がる
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視覚野がトラックと認識
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あとから感情・・・今のはヤバかったー!(恐怖)
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良かった~助かった~(安心)
先のヘビ
の話をフローチャートにするとこんな感じ
「あ、ヘビ
」
![]()
扁桃体が危険を感知
![]()
「逃げるか闘うかモード」になる
扁桃体は命の危険があると判断する
何故なら脳は狩猟採集民だった頃から変わっていないから
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逃げることも闘うこともせずに固まる(恐怖)
叫ぼうとする(恐怖)
逃げようとする(恐怖)
闘おうとする(恐怖)
![]()
視覚野がヒモと認識
![]()
「違った!ただの紐だった!」
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あ~びっくりした(安心)
焦った~(安心)
紐で良かった~(安心)
コンマ数秒の間に脳はこのような働きをしているのです。
扁桃体は私たちを危険から守るために働いてくれていること
扁桃体のおかげで、すばやく行動できていることが、
よくわかります。
けれど扁桃体は危険を念のために知らせるので
実際にはそれ程危険でない場合でも、
ちょっちゅう危険だと認識して発動するのです。
これは私たちを生きのびさせるためなのですが、
あまりにも発動されるとさすがに迷惑を被るというのか、
とても疲れることになります。
実際に扁桃体が活動しやすい状態になっている人もいます。
トラウマ、強い不安、パニック発作のある人です。
それゆえに行動が制限されたり、生きづらさを抱えることになります。
今回は見えている世界はほんの少し前の世界というお話でした。
昔、昔、タイムトラベラーっていうテレビ番組がありました。
このテーマを取り入れた話だったような気がします。
子供心に私はこの設定が気味が悪いと感じました。
孤独な子供だったので、怖かったのを思い出しました。
また続きを書きます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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