こんにちは
心理セラピストの野沢ゆりこです。
おもに東京・千葉で活動しています。
自己否定が強い人、いつも自分を責めて苦しい人に向けて、
リトリーブサイコセラピーという心理療法を使って根本解決のお手伝いをしています。
プロフィールはこちら
2024年3月よりリトリーブサイコセラピー協会の電話カウンセリングも
担当しております。こちらもよろしくお願いいたします。
昨日は習いごとである朗読のお稽古でした。
近く朗読会があるのですが、そのリハーサルをしました。
先生がピリピリしていてめちゃめちゃ怖かったのです。
こんな先生はたびたび目にしているので慣れてはいるのですけども
もうちょっと大きい声は出ないんですか
何でそんなに目線が下向きなんですか
葬式に出てるんじゃないんですからね
こわ~い
この年齢でこんな風に怒られることってあまりないです。。。
師匠っていうのはみ~んな真剣な時ほど怖いものですね→含みある言い方
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今日は、脳について書きます。
シリーズにしてみようと思います。
テーマは、1回目、脳は生きのびることが最優先 です。
参考図書はこちらです。
メンタル脳
アンデシュ・ハンセン 著
マッツ・ヴェンブラート 著
久山葉子 訳
著者はベストセラーになった「スマホ脳」を書かれた精神科医です。
この本は中・高校生に向けて書かれたそうです。
いい大人が読んでもとてもわかりやすいです。
字も大きくて読みやすいのが嬉しいです。
こんな本を私も高校生の時に読みたかったなあと思います。
今の中高生は誰もがスマホを持ち、SNSでキラキラした投稿を見ては
悔しがったり、羨んだり、いつも誰かと自分を比べていることでしょう。
情報過多ですし、昨今ではうつや不眠を訴える若者が多いので、
脳に興味を持ってもらえたらいいなあと思って書いたそうです。
わたくし、まんまと興味を持ちました。
脳科学というと難しそうですがメンタルケア
の観点から、
脳の特性について書いていこうと思います。
第一章から抜粋しております!
先祖が「生きのびた」から
私たちは生きている
私たちはみんな、元は狩猟採集民である。
狩猟採集民の生活は大変というのでは足りないくらいで「地獄」だったと言う方が正しい。
子供の半数は10代になる前に死んでいた。
ウィルスや細菌に感染する、
病気、飢え、水不足、動物に襲われる、
事故に遭う、誰かに殺されることも多いなかを生きのびてきた。
飢えて死ぬか、チャレンジして死ぬか?
数百世代にわたって何度も選択を迫られ、「正しい選択」をしてきた結果、私たちは今日まで生き延びることができた。
空腹のときに、高い木の上に実っている果物を取るか、取らないでおくか?
「木に登る危険性」と「手にいれられるもの」を比べなければならない。
木に登る→落ちて首や足の骨を折る危険性→死ぬリスク→子孫を残せない
木に登らない→空腹が満たせない→死ぬリスク→子孫を残せない
さて、どっちを選ぶか?
その決めてとなるものは3つ
1.どれくらい切羽つまっているか?
2.どれくらい知識と経験があるか?
3.どんな性格か?
怖がりかそれともチャレンジ精神旺盛か?
私たちをとりまく世界は変わったけれど、脳はその頃のままである。
昔、へびやクモは命を脅かす存在だった。
今は、車やたばこや座ったままの生活の方が命を脅かすのだが、脳はそれを認識できないでいる。
なぜなら脳が進化した世界には存在しなかった危険だから。
脳は生きのびることが最優先である
私たちの身体や脳は生きのびて子孫を残すために進化した。
気分良く幸せに暮らすためではない。
脳は生きのびるために
あらゆる危険を遠ざけようとする
そのために使われるのが「感情」で、
それもパッピーな感情や心地よい感情ではなく恐怖や不安を使う
例えば、
崖のふちに近づく
↓
恐怖・不安
「ちょっと怖いな」と感じる・不安が膨らむ
↓
足がすくむ
↓
崖から引き返す選択をする
↓
安心
(感情のごほうび)
↓
これで生きのびられた!
生きのびられることをすると
気持の良い感情がわく
例)
友人と会うと嬉しい
(群れに属しているのは良いこと)
好きな料理の香りを嗅ぐとお腹がすく
(食べると生きのびられる)
生きのびるために必要なのは
「強い」よりも「適合できること」
自分がいる環境に最も適した特徴を持っていると生きのびられる可能性が高くて遺伝子を子孫に伝えられる。
それは必ずしも一番筋肉があって強い人というわけではない。
単独よりもグループの方が生きのびやすい
グループには色んな特徴の人がいた方が
生きのびやすい
「身体の違い」や「強さの違い」「賢さの違い」だけではなく、「どんな態度を取るか」「どんな性格なのか」も大きな特徴である。
冒険心の強い人、よく考えて慎重に行動する人、仲を取り持つのが得意な人、リーダーシップのある人など、違った特徴をもっている方がグループが柔軟になり、環境の変化に適合しやすくなる。
脳は大昔、グループで暮らしていた時代から大して変化していない。
世界は大きく変わってしまったけれど、
グループ(社会)には色々な種類の人が必要という点は何も変わっていない
この本の第一章をまとめてみました。
素敵という表現はおかしいかもしれませんが、
これは忘れちゃダメだなっていう箇所がたくさんあります。
安心する時は、生きのびることができた時というのが目から鱗でした。
人と会うこと
ゆっくりお風呂に入ること
おいしいご飯を食べること
人から優しくしてもらうこと
みんな命に直結していて生きのびたって感じるから安心なのですね。
そして脳は狩猟民族の頃から変わっていないんですね
車やたばこ
よりもヘビ
が怖いですもんね
・私たちはみんな元狩猟採集民である
・脳は狩猟採集民の時代から変わっていない
・脳は生きのびることが最優先である
・脳は生きのびるために「感情」の恐怖と不安を使う
・私たちが生きているのは先祖が「正しい選択」をした結果である
・生きのびるのに必要なのは、強さよりも適合力である
・生きのびるのには単独よりもグループで色んな特徴を持った人が必要である
またつづきを書きます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
リトリーブサイコセラピーを作った人&セラピーの師である、
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早くも3刷重版決定だそうです
おめでとうございます
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