こんにちは

心理セラピストの野沢ゆりこです。

 

 

おもに東京・千葉で活動しています。

自己否定が強い人、いつも自分を責めて苦しい人に向けて、

リトリーブサイコセラピーという心理療法を使って

根本解決のお手伝いをしています。

 

 

プロフィールはこちら

 

 

2024年3月よりリトリーブサイコセラピー協会の電話カウンセリング

担当しております。こちらもよろしくお願いいたします。

 

 

昨日はズンバに加えて初めてダンスクラスにも参加してみました。

K popに合わせて振り付けをして踊るのですが、

 

 

先生はゆっくりやって下さいました、けど難っビックリマークビックリマーク無気力

でも楽しかったです飛び出すハート

 

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鬱々とする人が陥りがちな物事の捉え方

というテーマでシリーズ化して書いていますが、

 

今日は8回目、ねばべきが強いについて書きます。

 

 

認知療法の「認知の歪みの定義」を参考に書いています。

 

 

    

認知療法とは

 

認知の歪みに焦点を当て修正をしていくことで、そこに起因する症状などを軽減していく短期精神療法のひとつ

 

アメリカの医学者・精神科医の

アーロン・T・ベックによって始められた治療法で、患者の偏った物事の捉え方(認知)を修正させ、より柔軟的て現実的な考え方や行動ができるようになる療法

 

 

ちなみにリトリーブサイコセラピーは、

認知療法とは少し考え方が違います。

 

 

ですがこちら↓の「認知の歪みの定義」は、

どの心理療法においても共通するものですし、

 

 

特にうつ病、うつ病になりやすい人、いつも鬱々としがちの人には、

とても役立つ知識だと思います。

 

 

私も過去にうつ病を長く患い、幼い頃から抑うつ状態でした。

なので良くも悪くも馴染みのあるものなのです。

 

 

認知はめっちゃ歪んでいました。今も気づいては修正しています。

「やってた!やってた!」

「そうそう、それな!」です。。。キョロキョロ

 

 

認知の歪みの定義

 

1.全か無か思考

2.一般化のしすぎ

3.心のフィルター

4.マイナス化思考

5.結論の飛躍

6.拡大解釈(破滅化)と過少評価

7.感情的決めつけ

8.すべき思考

9.  レッテル貼り

10. 無人化

 

上から8番目のすべき思考について書きます。

 

 

 
すべき思考とは
 
何かやろうとする時に「~すべき」、
「~すべきではない」と考える。
あたかもそうしないと罰でも受けるように感じ、罪の意識を持ちやすい。
他人にこれを向けると、怒りや葛藤を感じる。
 

 

 
すべき思考の例
 
・結婚したら子供を作るべき
・親であるならばいつも子供を優先すべき
・子供なら親の老後の面倒をみるべき
・何でも途中で投げ出すべきではない
・勉強もしないで遊んでいるべきではない   

 

すべき思考は、ねばべき思考とも言われています。

 

「~すべき」「~ねばならない」が強い人は

頭の中に罪を裁く裁判官が住んでいるようなものです。
 
 
自分が住まわせた裁判官に罰せられた時は、恥や罪の意識を感じます。
その基準はとても高くて完璧主義です。
 
 
自分で高い基準を設けてはそこに達しないと自己嫌悪を感じます。
罰せられないように頑張る、律するということをします。
 
 
全部1人芝居、自作自演なのですが、それを人にも求めてしまうのです。
私もやっていましたからよくわかりますビックリマーク笑い泣き
 
 
 
正しさ、ルール、常識が大事なのです。
「世間」「常識」「当たり前」といった言葉をよく使います。
 
 

すべき思考は白黒思考と似ているようですが少し違います。

 

 

1.白黒思考→テストで100点じゃなければ0点と同じと考える

7.すべき思考→常に100点を取らなければならないと考える

 

 

白黒思考→厳しいジャッジを加える

すべき思考→厳しいプレッシャーを与える

 

 

「すべき思考」をいつも自分に課しているとどうなるのかというと、

 

 

ルールでがんじがらめになります。

正しいけれど楽しくないという状態になります。

いつも自分を裁き自分にプレッシャーをかけているのですから、焦る、消耗する、疲弊することになります。

 

 

これを人にも求めるとどうなるのかというと、

 

 

自分のルールに合わせてくれない人に対しては→怒り

自分のルールと違うルールを持つ人に対しては→葛藤、混乱

 

 

年がら年中怒っている状態 ムキー もしくは

葛藤、混乱を抱えて身動きがとれなくなります。

 

 

そして裁判官みたいな人と付き合うのは窮屈なので

表面上だけの付き合いになるか距離を置かれるか、離れていきます。

 

 

そしてすべき思考が強い人は、

正しさや常識にこだわるあまり自分の本音にフタをしています。

 

 

本当はやりたくない!

本当は嫌!

本当はこうしたい!

 

 

自分の本音にフタをして抑圧しているので、

自由な人やわがままな人、奔放な人に対して怒りを感じます。

 

 

私はこんなに我慢しているのに!!!

私はこんなに頑張っているのに!!!

 

 

おそらく幼少期に裁判官みたいな人が周囲にいたのだと思います。

 

 

あなたに完璧を求めた人

あなたに正しさを求めた人

あなたにルールに従うことを求め、それ以外は認めなかった人

厳しいだけで優しさや温かさはくれなかった人

 

 

そんな人はいませんでしたか?

その時に言われていた言葉を、今度は自分が自分に言っているのだと思います。

 

 

その時の心の傷がそのままだったり、

未完了の感情があるのかもしれません。

 

 

そして「すべき思考」が強い人は、

我慢して頑張ってたくさん成功体験を積んだのだと思います。

成功体験があるからこそ「すべき思考」を手放せないってこともあると思います。

 

 

けれども、

 

正しさだけでは人は幸せになれない

 

 

のだとしたら、「すべき思考」を手放すためには、

 

 

自分はどうしたいのか?

自分の欲求を知り認めること

自分の心の声を聞くこと

まずは自分に優しく接すること

意識を外側ではなく内側に向けること

 

 

何でそこまで頑張るの?

正しくないと何が起こるの?

 

 

って自分に質問することだと思います。

こう質問してザワザワする人は、セラピーがお役に立てると思います。

 

 

またつづきを書きます。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

 

 

リトリーブサイコセラピーを作った人&セラピーの師である、

和姐さんの3冊目になります新刊本が、

青春出版社より4月16日に発売になりましたキラキラ

早くも3刷重版決定だそうです飛び出すハート

おめでとうございますクラッカークラッカークラッカー

 

「ずるい攻撃」をする人たち 著大鶴和江

 

 

 

リトリーブサイコセラピーとは?

下矢印

 

 

心理セラピーとは?

下矢印

 

 

 

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