こんにちは

心理セラピストの野沢ゆりこです。

 

 

おもに東京・千葉で活動しています。

自己否定が強い人、いつも自分を責めて苦しい人に向けて、

リトリーブサイコセラピーという心理療法を使って根本解決のお手伝いをしています。

 

 

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2024年3月よりリトリーブサイコセラピー協会の電話カウンセリング

担当しております。どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

GWの最中、朝から雨の火曜日、

カレンダー通りだと今日は仕事の人もいらっしゃることでしょう。

 

 

昨日は家族でショッピングモールへ

お買い物と食事に行きました。

 

 

ちびっ子(孫)がいるとゆっくりすることは出来ませんが、

賑やかで楽しかったです。

 

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今日は、夫婦という過酷①

というテーマで書きます。

 

岡田尊司先生の「夫婦という病」を読んだ感想をシェアします。

 

 

 

巻末の解説を書かれた人工知能研究者で作家の黒川伊保子さんが、

「夫婦」とは、過酷なシステムである

 

 

そう仰っていたのです。

「過酷だけれども、結婚したらいいよ」って含蓄のある言葉

 

刺さる解説でした~ニコニコ

ぜひ読んでいただきたい文です。

 

 

この本には22のパターンの夫婦が出てきます。

 

 

最後には女優のオードリー・ヘップバーンが

出てくるのですが、両親との関係についてや、

 

 

2回の離婚、3回目の結婚など彼女の生涯が書かれていて

とても興味深く読みました。

 

 

ここに出てくる夫婦の関係は大抵過酷を極めるものなのですが、

 

 

苛立ち、怒り、憎しみ、DV、離婚

度重なる結婚と離婚

不倫など

 

 

最初は引かれ合うように結婚したのに、

なぜそうなってしまうのか?

 

 

著書では、これらの過酷な夫婦関係を愛着の面から見て解説しています。

自分と重ねたり、知人と似てるなあと思ったりして読みました。

 

 

今回はこの本で印象に残ったところを書きます。

少しずつまとめてシリーズにします。

 

    

P22より

 

愛着とは、

 

人と人とを結びつける「絆」を支えているものだ。それは、心理的な結びつきである前に、生物的な仕組みだ。というのも、同じ仕組みは、犬や馬やサルといった他の哺乳類にも備わっていて、オキシトシンというホルモンによって司られているからだ。

 

 

人間であれ、馬やネズミであれ、親が子を一生懸命育て、可愛がるのも、群れや家族をつくり、仲よく暮らすのも、このオキシトシンを介した愛着という仕組みが備わっているからこそできることなのだ。

 

(略)

 

愛着の仕組みが、うまく働いているかどうかによって、そのふるまいは決定的な違いを生むことになる。幼い頃からの特定の養育者によってよく世話をされた場合には、

オキシトシンの仕組みがよく発達し、愛着が安定する。

 

 

    

オキシトシンには、

 

フレンドリーな気分にしたり、親密な関係が長続きするようにする作用だけではなく、

不安感やストレスを抑えたり、相手の顔を覚えるといった社会的な認知の能力を高めたり、相手の立場に共感し寛大にする作用もある。

 

 

親から充分な世話と愛情を与えられた人

愛着の仕組みがうまく働いている人

安定型愛着スタイル

オキシトシンが出やすい

 

 

優しい

思いやりがある

気が利く

親切

不安やストレスを感じにくい

 

 

親から不十分な世話と愛情しか与えられなかった。または愛情を奪われたり傷つけられる体験を繰り返す。

愛着の仕組みが働かない

不安定型愛着スタイル

オキシトシンが出にくい

 

 

人と安定した絆を持ちにくい

子育てに困難を抱えやすい

優しさや思いやりに欠ける

過度に厳格

相手の気持ちに無頓着

不安やストレスを感じやすい

 

 

不安定型愛着スタイルには2つのタイプがある

 

①回避型

 

誰に対しても親密な愛着が築かれにくい

心を閉ざすことで自分を守っている

もっとも大切な存在とさえ、本当の意味での気持ちのつながりが持てない。

表面的なところでだけ関わっている方が、面倒を避けられる。

優しい愛情に欠けた環境に育った人に典型的に見られる。

クールであっさりとした関係を好む

 

 

②不安定型

 

過剰なまでに親密な関係を求めようとする。

いったん深い仲になるといつも一緒にいようとしたり、

絶えず愛される証拠を求めたり、少しでも構われないと機嫌が悪くなる。

パートナーに依存して頼ろうとするが、同時に、少しでも相手の愛情が薄れたとか、優しくないと感じると、怒りを覚え、相手に背を向けたり攻撃したりする。

愛情や優しさが気まぐれに与えられたり与えられなかったりして

極端に差がある環境で育った。

濃厚でベタベタした関わりを求める

少しでも放って置かれると、寂しさに耐えられず別の人を求めてしまう。

 

 

 

①回避型と②不安型の反応は180度違う

 

 

悩みごとやストレスを抱えた時

人から悩みごとを相談された時

 

 

①回避型

 

困った問題ほど、周囲に打ち明けない。

相談しようとしない。

心を閉ざすか、まるで何事も問題がないように振る舞う。

 

助けを求められるとそっぽを向く

助けを求められた時に怒りを感じることもある。

 

 

②不安型

 

過剰なまでにその苦しさを訴え、相談し、周囲の同情や助力を得ようとする。

 

過剰なまでに相手を助けようとする。

せっかくの助けが空回り

親切がすぎる場合もある

 

 

ここでよくあるパターンが

回避型の夫♂と不安型の妻♀のケースです。

 

 

悩みを抱えた時に何も話さないで一人で抱える夫と

何も知らない妻

 

 

悩みを抱えた時に夫にすべてを聞いて受け止めてもらいたい妻

鬱陶しい、めんどくさい、時には怒りを覚える夫

 

 

♀妻・・・なぜ話してくれなかったの?ハッ

   なぜ聞いてくれないの?ハッ

     なぜそんなに冷たいの?ハッ

 

 

♂夫・・・なぜいつもそうやって責めるんだよ!ハッ

     何でも話したら解決するってもんじゃないんだよ!ハッ

 

 

ってなるのです。

リアルに再現できちゃう私。。。

 

 

回避型の夫にしてみたら、不安型の妻がベタベタしてくればくる程、

鬱陶しくて逃げたくなります。

 

 

一方で不安型の妻は夫に求めてやまないのです。

甘えること、ベタベタすること、優しくしてもらうことを。

 

 

このようなすれ違いはよく起こります。

 

 

男だから、女だから違うという解釈では今一つ腑に落ちないのが、

愛着スタイルの違い、反応の違いで解釈すると納得です。

 

 

お互いの愛着の問題を解決することは、

お互いの関係を理解する上で大切なことだと思います。

 

 

また続きを書きます。

最後まで読んでいただきましてありがとうございました。

 

 

 

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早くも重版決定したそうです拍手

 

 

 

 

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