こんにちは
心理セラピストの野沢ゆりこです。
おもに東京・千葉で活動しています。
自己否定が強い人、いつも自分を責めて苦しい人に向けて、
リトリーブサイコセラピーという心理療法を使って
根本解決のお手伝いをしています。
野沢ゆりこのプロフィールはこちら
2024年3月よりリトリーブサイコセラピー協会の電話カウンセリング
も担当しております。
こちらもよろしくお願いいたします。
昨日から急に気温が上昇しましたね。
まだ体が暑さに慣れていないので体調管理に気をつけたいですね。
昨日のサッカー日本代表戦を観ていたので
少々寝不足の金曜日です
______________________
今日は、親からマウンティングされて育つということ
というテーマで書きます。
あなたの周りにはマウンティングしてくる人っていますか?
人より優位に立ちたがる人って何とも不快ですよね?
なぜマウンティングするのかというと、
その人が優位でなきゃいけない切なる理由があるからです。
本当に優位にいる人や自信のある人は、
敢えてマウンティングなどする必要がありません。
マウンティングをする人は、
心の奥底では自分はダメだと思っている
いつも負けて悔しいとか、
そんな自分が嫌いといった
自己否定の問題があります。
もし親が子供にマウンティングしていたら、
いつもマウンティングされながら子供が育ったとしたら
その子供は将来どうなると思いますか?
和姐さんの3冊目になります新刊本が青春出版社より、
4月16日に発売になりました
早くも重版決定したそうです
本著 76ページより
マウンティングとは、
元々は動物が縄張り争いなどで、マウントをして
群れの中で強いポジションをとり、群れの中のリーダーとしての
力や立場を誇示することを指します。
↑
きわめて動物的な行動なんですね
猿や犬の世界感で人間関係を生きる人って、実はたくさんいます。
この著書を読んで、私が一番心を揺らがされた箇所がありました。
それは、
“「マウンティング」というずるい攻撃”
について書かれた章だったのです。
私はどうしてこんなにザワザワするんだろう?
まずこのタイトル。。。
「マウンティング」
「ずるい」
「攻撃」
自分を深堀りしてみたら
母とのコミュニケーションがマウンティングだった!
それを今更ながら再認識したのです。
私はずっと母から感じていた不快感はマウンティングだったんだ!
マウンティングの知識はもちろんあったのだけれど、
自分がずっとマウンティングされながら育ったとは認識できずにいた。
何とも不思議な話です。
子供にはわかりにくいことだった
私は自分がダメだからと思っていたし
不快さを感じていたけれど「無きもの」として、
ずっと受け入れてきたんです。
そして母のことをかわいそうだと思っていて、
私は認知が歪んでいたのです。
それでも私は、子供の頃は母が大好きだったんですね。
お母さんって何でもできてすごいなと思っていたのです。
で、父は諸悪の根源のように思っていました。
母が不幸なのは全部父のせいだと思っていました。
ですが大人になってセラピーを受けて認知のゆがみが修正され、
客観視するようになると、現実は違っていた。
父も母もどっちもどっちで
むしろ似た者同士の夫婦だった。→結構衝撃
母との関わりが(父も)受動攻撃と否定だったのだから
本当は許せない!ずるい!と思う私は、
おかしいわけでも悪いわけでもないんだなと、
悲しみと安堵と両方を感じました。
自己肯定感が低かった母は
私の価値を下げることで自分の価値を上げたかった。
負けず嫌いの母は
私を負かすことで勝ちたかった。
私をダメな子扱いすることで、
自分の有能さを示したかった。
かわいそうなふりをすることで
私をコントロールしたかった。
母はいつも男である兄ばかり優遇され
悔しかったのだと思います。
男尊女卑の土地柄で
いつも理不尽を感じていたのだと思います。
私のようなケースはセラピーでもよく見るケースですが、
自己否定と自己愛の傷つきの問題を
子供を使って解決しようとしていたのです。
夫婦問題から向き合うのを避けるために
子供にマウンティングすることでストレス発散していたのです。
そして子供に自慢することで
承認欲求を満たしたかったのだろうと思います。
相手が子供だからこれ位じゃ傷つかないだろう
相手が子供だからこの位やったっていいだろう
そう思っていたのかもしれませんが、
そんなことはありません。
子供は傷つきます。
そして生涯苦しむことになります。
人と関わることは不快なことでしかないのですから。
人が嫌いで、人が怖くなりますし、
深刻な自己否定、劣等感、恥の恐怖を抱えます。
そして子供にマウンティングしてきた親の末路は孤独です。
気がついたら誰も寄り付かない老後になります。
そんなつもりはなかった
そう言うかもしれませんが
子供を傷つけたことには変わりません。
私のようなケースは昭和あるあるなのですけどね。
とても夫婦仲が悪い、けど絶対別れないで耐えるんですよね。
人は自分よりも上か下かで判断する
対等な人間関係がわからない
社会は敵だらけである
闘いの人生を生きている
今の時代も昭和的な感覚の人って多いと思います。
このような人が親になった時、子供にすることは、
負けるな、勝ち続けよ
期待に応え続けよ
失敗するな
恥をかかせるな
てなことになるのです。
いつも人と自分を比較しては
勝てない、思うようにならない時、
こんなに頑張っているのに、
全然認めてもらえない時、
褒めてもらえない時、
誰かをマウンティングせずにはいられない
ということになりかねません。
この本おススメですので、
是非読んで下さいね。
心理を学ぶのは自分を知る為であり、
生きやすくするためです。
親になって子供にマウンティングすることがないように、
自分の自己否定や劣等感、欠乏感の問題を解決しておくべきだと思います。
マウンティングされた時の対処法は、
闘うことではなくスルーすることが大事だと和姐さんも仰っています。
「ああ、こいつはマウンティングしても無駄だわ」って
思わせることです。
親にマウンティングされて育つ子供は、
逃げることもスルーすることも闘うこともできません。
だから絶対にやってはいけないことなんです。
この悔しさと苦しさを思い出しながら書きました。
最後まで読んでいただきましてありがとうございました。
リトリーブサイコセラピーのコラムを書かせていただきました。
リトリーブサイコセラピーとは?
心理セラピーとは?
和姐さんの書籍です。
ワークもついてておススメです。
新刊発売「自分を縛る禁止令を解く方法」 | 株式会社ユアエクセレンス(リトリーブサイコセラピー) (yourexcellence.jp)
インナーチャイルドワークのCD、音源データも発売中です。
和姐さんの音声の誘導でインナーチャイルドと繋がってみては?
https://www.yourexcellence.jp/shop/inner-childcd/
東京リトリーブサイコセラピー応用実践コース13期募集開始しました。