こんにちは
心理セラピストの野沢ゆりこです。
おもに東京・千葉で活動しています。
自己否定が強い人、いつも自分を責めて苦しい人に向けて、
リトリーブサイコセラピーという心理療法を使って根本解決のお手伝いをしています。
昨日程ではありませんが、今日も強風です。
自転車のタイヤのパンクの修理に行ってきました。
店員さんに「安くて2,000円、高くて10,000円になります」と言われました。
幅があり過ぎで怖い。。。![]()
でも直さなきゃと一時間後にドキドキしながら取りに行くと2,200円でした。
はあ~良かった~![]()
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今日は、先日鑑賞した映画「夜明けのすべて」の感想と、
昨日紹介した本の内容につながっている部分があるので、そのことを書きます。
いい映画でした。
ずっと記憶に残ると思います。
PMS(月経前症候群)を抱える上白石萌音さん演じる藤沢さん
パニック障害を抱えている松村北斗さん演じる山添くん
藤沢さんが勤めている会社に転職してきたのが山添くんで、
二人は会社の同僚なのですが、藤沢さんは山添くんの勤務態度が嫌で、
PMSで不安定になった時に彼への怒りを爆発させるのですが、
徐々にお互いの症状、病気を理解し合う関係に変化していきます。
お互いの症状を治すことはできないけれど、
助けることはできるのではないか?と考えるようになっていきます。
恋人でも友達でもない関係が育っていく過程が、
その二人を見守る優しい眼差しの人たちが描かれています。
二人をとりまく他の登場人物がみんな優しい人ばっかりで、
これがまたほっこりさせられました。
この人たちもそれぞれに痛みを抱えていて
その痛みがあるからこそ人に優しいのだとわかってくるのです。
自分の体なのに全然思い通りにならないことへの苛立ち
これがいつ治るのか先が見えないことへの不安と焦り
自分は世の中に上手く適合出来ない不適合者
社会のレールから外れてしまったような敗北感と自己嫌悪を二人は感じています。
この映画を観ている間、私は
「ああ、わかる」
「私もそうだった」
「いつ治るのかわからないトンネルの中にいるみたいなんだよね」
「しんどかった。。。」
自分が長い間うつだった時と重なって涙がポロポロ流れました![]()
このトンネルを抜け出す一歩となるのが、これだと思うのです。
自己受容と仲間の存在
そこで、「自己受容」について簡潔に表現されたものとして、
昨日もブログでご紹介した本の中の言葉をご紹介します。
本はこちらです。
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自分のために生きられないあなたへ
「すべての罪悪感は無用です」
斎藤学(さいとうさとる)
扶桑社
No25
諦めるのは
「それ」を拒否することです。
受け入れるのは
「それ」を自分の一部に
することです。
この章の解説として、次のように書かれています。
(P92より抜粋)
「自分をそのままで受け入れてあげましょう」
「欠点を含めて、自分のことを愛おしみ、抱きしめてあげましょう」
私は患者さんたちに向かってよくこんなことを言います。
すると患者さんたちは不満をもらします。
「今の自分のままで満足しろ」ということですか?
「こんなにつらい現状を甘んじて受け入れ、諦めて生きていけと言うのですか?」というわけです。
自分を「欠点を含めて受け入れる」ということと、
「諦める」こととは違うと思います。
「受け入れる」時には、明るく陽気な感情が伴います。
「諦める」時には、寂しさと悲しみに襲われます。
(途中略)
自分を受け入れられない人は、自分で自分を厳しく批判し、
「こうでなければならない」
「あれができないから自分はダメだ」という、
周囲から吹き込まれた考えに囚われて生きています。
周囲が決めた規定や価値に振り回され、
そんな基準に対して自分がちゃんと「適合しているか」を
しょっちゅうチェックしています。
そんなふうに自分をチェックするのはやめましょう。
世間の基準がどうであろうと、周りが何と言ってこようと、
あなたはあなたが思うままに生きればいいのです。
あなたが好きなことは何ですか?
あなたがやってみたいと思うこと、
価値があると思うことは何でしょうか?
あなたのなかに長い間眠らせてきた「こうしたい」「こうありたい」
という欲求に、どうぞ耳を傾け、大事にしてあげて下さい。
それができるようになった時、
あなたはきっと「それ」を受け入れ、
自分の一部にできるのです。
↑の「それ」とはこの映画の場合、PMS、パニック障害だと思います。
または自分の「出来ないところ」「欠点」「苦手なこと」です。
病気の場合、早く治そう、治して早く前の職場に戻ろうと思いがちですが、
↑でいう「それ」を拒否することだと思うのです。
症状や病気は自分からのメッセージですから、
その症状と病気が伝えている心の声を聞く
症状と病気の自分を受け入れる
自分の一部だと受け入れる=自己受容
そして同じ症状や病気の人と繋がってみる=仲間の存在
自己受容と仲間の存在
この2つが心の病気、症状をラクにして回復へと向かう道ではないかなと思うのです。
でもこれは口で言うほど簡単ではないです。
(私も全然受け入れられずに長い間苦しみましたから)
そんな大切なことを押し付けがましくなく描かれている映画だと感じました。
現実社会はこんなに優しい人ばかり登場しないですけれどね。
おすすめの映画ですので観てみて下さいね。
それから自分の「こうしたい」「こうありたい」という欲求を持つこと、
その欲求に素直になることって大切ですね。
最後まで読んでいただきましてありがとうございました。
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