こんにちは

野沢ゆりこです。

 

 

おもに東京・千葉で活動しています。

自己否定が強い人、いつも自分を責めて苦しい人に向けて、

リトリーブサイコセラピーという心理療法を使って根本解決のお手伝いをしています。

 

 

 

今日は風が強いものの生ぬる~い風で分厚いコートでは暑かったです。

でもとりあえず安心だからと分厚い方を選択して後悔しました。

 

 

ショッピングモールを歩きまわってお目当ての物をゲット

気分よく帰宅しました!

 

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前回、前々回と共依存について書いています。

著書をそのまま書き写しているとも言えますが。。。

 

 

今日は④救済者から被害者について書きます。

 

参考図書はこちらです。

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共依存症 いつも他人に振りまわされる人たち

 

メロディ・ビーディ 著

村山久美子 訳

講談社

 

 

この本で書かれている「共依存症」とは、依存症を支えるパートナーのことで、

相手に囚われて何とかしないとと強迫観念に駆られて自分のことは疎かになり、自分の人生を相手に捧げてしまった人を指します。

 

 

この本の著者、メロディ・ビーティさんは、1948年生まれのアメリカの作家で、長い間自身がアルコールと薬物の依存症で苦しんだ過去があり、自分も共依存症であることに気づいたことで回復の為に通ったミネアポリス治療センターで支援グループを作って、カウンセラーとしても活動している方です。

 

 

依存症、共依存症の当事者、かつカウンセラーなので、実体験に基づいた観察眼にすぐれた方だと感じます。

 

 

「共依存症者は、救済者から迫害者、そして被害者へと、その役割を変えていく」(P157より)とあります。

 

 

P157より

 

多くの共依存症者は、日に二十回もの救済行為をしている。

その一例をあげよう。

 

 私の友人の一人は、アルコール依存症の男性と結婚した。夫がどこかで酒を飲んでいるときはいつも、彼女は街を車で走り回り、友人の手を借りてまで夫を見つけるまで執拗に探し回った。

 彼女は普段は夫に親切で、心配し、気の毒だと思っていた。これが救済行為のはじまりである。夫を家に連れ帰り、ベッドに寝かしつけるまでは、そう感じていた。

 ところが、夫に布団をかけてやったとたん、事態は一変し、彼女は迫害者に変貌した。彼女は、こんな男を家におきたくないという想念のとりこになった。身体の調子が悪いと言って、何日も泣き言を言い続ける夫の姿が思い浮かんだ。家庭における責任を果たさず、いかにもふがいない夫の姿が、事実、彼はもう何度もそうしたことを繰り返してきたのだ。

 そこで、彼女は夫を非難しはじめた。最初はチクチクと、そして、しだいに攻撃の手を強めていった。夫は、しばらくのあいだ、妻の攻撃に耐えていたが、やがて、無力な犠牲者から、復讐心にもえた迫害者へと役割を転じていく。それに並行して、彼女は犠牲者の役割を担わされ、自己憐憫、無力感、ふがいなさ、絶望感に襲われるようになる。彼女はいつも、「これが私の宿命なのかしら」と言って嘆いていた。

「夫のためにこんなに尽くしてきたのに、なんでこんなひどい仕打ちを受けなければならないのかしら。なぜ?どうして、私がいつもこんなひどい目に合わなければいけないの?」

 彼女は自分自身を、アルコール依存症の犠牲者、夫の非道な行いの犠牲者、過酷な人生の犠牲者だと感じた。しかし、自分自身や自分の行動の犠牲者だとは決して考えなかった。

 

 

このように、相手に対して最初は救済者として始まったことが、やがて迫害者、そして犠牲者とコロコロと役割が代わっていきます。

 

 

つまり相手とは対等ではないし、役割のない関係性は存在しないということです。

ありのままの自分でいること。それを受け入れてもらえるという安心感もありません。

 

 

相手がアルコールなどの何かの依存症の場合、救済したい気持ちが報われることもなければ、終わる時もないのです。この救済したい気持ちこそが、問題の根源となるのですが、なかなか気づけません。

 

 

そして犠牲者を選んでいるのは、相手のせいではなく自分自身だということです。

 

 

かわいそうな私

惨めな私

不幸な私

 

 

自分をそのように見て嘆いていても人生は好転しません。

犠牲者のポジションから抜けるためには

 

 

自分は幸せになっていい

自分を優先してもいい

自分を満たしてもいい

自分は楽しんでもいい

 

 

そのように自分に許可を出して決めること。

自分が無意識に持っている禁止令を解いていかなくてはなりません。

 

 

禁止令とはたとえばこのようなものです。

 

 

幸せになるな!

楽しむな!

自分を生きるな!

自分で選ぶな!

自分で考えるな!

自由に感じるな!

 

 

小さい時に誰かからそのように思い込まされたのかもしれません。

そして、小さい時から誰かに教えられたことも関係しているかもしれません。

 

 

「人には親切にしましょう」

「困った人は助けましょう」

「隣人には手を差し伸べましょう」

「自分ばかり欲張ってはいけません。分け与えましょう」

 

 

などが頭にあるかもしれませんが、人を助けるのは自分を満たしてからでいいのです。

そして他人の問題を自分が背負わなくてもいいのです。

 

 

他人が解決すべき問題は他人に返しましょう。

最後まで読んでいただきましてありがとうございました。

 

 

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リトリーブサイコセラピーとは?

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心理セラピーとは?

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