こんにちは
心理セラピストの野沢ゆりこです。
自己否定が強い人、自分を責めて苦しい人に向けて
根本解決のお手伝いをしています。
昨日は美容院でカラーリングとカットに行ってきました。
かれこれ30年近く通っている美容院です。
初めて行ったのは長女を生んだ後くらい。それ以来ずっと一筋で通っています。
スタッフも当時からずっと変わらず、美容師さんとの相性もいい。家から近いこともあって通いやすい。転居も一度もしてないというのが理由です。
長女を生んで今の家に移り住み、その後に長男を生んで、やがてその子たちも同じ美容師さんに髪を切ってもらうことになりました。
娘は幼稚園の時から小学校、中学校、高校になるまで通っていました。
息子が初めて美容院に行ったのは4歳ごろだったかな。
夫が息子の床屋さんをやってくれていたのですが、子供の頭も大きくなり限界がきた。
それで自分が通っていた美容院に連れて行ったのです。
最初は美容院という場所や人が怖かったと思いますが、そばで見守っていました。
徐々に場所と人への安心感ができた。美容師さんも優しかったので安心したのだと思います。
小学生になった頃からは一人で行き、私は会計の時を見計らっていくようになり、
そのうちに一人で行って会計も済ませて一人で帰って来るようになりました。
私は気心の知れた美容師さんだったので、全部おまかせしていました。
息子は小学生の頃から坊ちゃん刈りではなく、「おしゃれ」に仕上がっていました。
息子の友達は1000円カットとか、父と一緒に行く床屋さんとかでしたけども。
「子供なんだからそんなにお金かけなくてもいい、むしろお金はかけない方がいい」
「ここで甘やかしたらろくなことにならない」と周りから言われましたけども、
「小学生でおしゃれ」=「悪いこと」とは思わなかったのです。
「小学生の男子が美容院でカット」=「甘やかし」でもなかったのです。私は。
こんな髪型にしたい。こうして欲しい。
どんなやりとりを美容師さんとしていたのかは知りませんが、清潔感&カッコいい仕上げ
に感謝していました。
一時期は私、夫、娘、息子と家族4人が同じ美容師さんにお世話になっていました。
家族全員が同じ美容師さんに切ってもらっているというケースは我が家以外にもあったようです。
けれども、ある時娘が言ったのです。
「もうお母さんと同じ美容院行くの嫌になった。だから変える!」
私と同じだから嫌だ? そうなの?。。。
一抹の寂しさと、長くお世話になっていたのに、美容師さんに申し訳ないなあ、何て言おうかなあ。。。
私は美容師さんに罪悪感を感じて困りました。が、そのままを美容師さんに伝えました。
「娘はもう私と同じ所でカットすることが嫌なんですって。○○さんごめんなさい」
すると美容師さんは、「ああ、わかる気がしますよ。気になさらないで下さいね」
「ずっと通っていただいて今までありがとうですよ」
そう言って下さったので、「娘の主張は別におかしいことではないんだ。むしろ真っ当なのかもしれない。これで良かったのだ」って罪悪感が消えたのを覚えています。
そのうちに息子も高校の1年生頃から行かなくなりました。
「理由は何だっけ?」覚えていなかったので、息子に聞いてみました。
「おねえがこっちの美容院の方が上手いよっておすすめされたから、言う通りにした」とのこと。つまり姉の言いなりだったみたい。「そのころは、おねえの一言は絶対だと思っていた」
でも「実際にはそんなに上手くなかったから行くのやめた」とのこと。
自分の意思や希望、選択の自由は持っていたということだ。
今、息子は大学生ですが、美容師さんになった友人にカットしてもらっています。
たまにいろんな所に行ってカットしているようです。
私の美容院は、こんな感じで常連さんばかりで成り立っているところなのです。
私のように10年、20年と通っている人が多いのですね。
自分も子供も同じ美容師さんにお願いするパターン、それが10年以上続くことも多々あるらしいです。今日は、お子様カット(小学1年生くらい)に着いて来る若いママの話が出たんですね。
「ここをこんな風にこれ位カットして下さい」
細かい注文を出して、お子様の隣に座ってずっと見てるママが多いのだとか。
小さい子ならまだしも、もう小学生なのだから希望とか意思があるだろうと
ママの視線を気にしながらも、美容師さんはお子さんに聞くそうなんです。
「本当にこんなに切っても大丈夫?」
「これで本当にいいのね?」
ってお子さんの方に聞いてみるものの、そんな時は
ママがすかさず「いいんです。お願いします」って子供は喋れないという状況に。
これじゃたとえ嫌でも「嫌だ」って言えないよね~
選ばせてもらえない、こんな風にしたいなあって自由に選んだりさせないで、
全部親が決めてしまう、そんなママが多いのだとか。
おまけに全部切り終わったあとに、ママは子供に聞くらしいです。
「ね?これでいいわよね?」って。
いいわよね?ってもう切ったあとなんだから今更嫌とか違うとも言えないですよねえ。。。
子供は自分の好きにできる付属物のように考えているママ
子供を自分のアクセサリーのように扱うママ
子供に自分の理想(こうして欲しい)を押し付けるママ
女の子はこうするべき、男の子はこうあるべき、といった思い込みを押し付けるママ
子供に自由に選ぶ、意思を尊重する機会やチャンスを奪うママ
やたらと過干渉、過保護なママ
あるいは、「自由に選んでもいいのよ」って言いながら、いざ自由にしたらダメ出しするママ。
「どうしてこんなの選ぶのよ。それじゃダメよ。こっちにしなさい」などと言うママ。
これ、混乱しかないです。
「好きにしていいのよ。自由に選んでいいのよ。でも私の許す範囲でね」っていう枠組みがされています。これは本当の自由ではないのです。
あるいは、「今度のテストで100点取ったら、好きな髪型にしていいわよ。でも100点じゃなかったらダメよ」という条件つき。
そんな親子の会話や場面を見るらしいのです。
美容室って社会勉強になりますね。
それに会話上手じゃないと出来ないわ。
中学生男子の話、女子高校生の話、色んな話をいっぱい聞いているらしいです。→うらやましいなあ。
たかが髪型ひとつではありますが、
されど、髪型って自己表現であり、自分の大事な一部ですよね。
そして美容院って会話の練習になりますよね。
相手は接客業だから気持ちよくさせてくれるのですが、喋りたいように喋っていいと思うのです。特に小さい子は。
幼い時、親には好きな髪型にさせて貰えなかった。
こんな思いはずっと残ると思います。
私がそうです。
長く伸ばしたかったけど、それは許されませんでした。決められたようにいつも短くさせられていたのをいまだに根に持っています。
小さい頃から、自分で選ばせる、決めさせる、自由にさせる。
欲求を聞いてあげる。小さいことなら叶えてあげる。
そんな機会とチャンスを与えてあげて欲しいなあ。
今日は何を着たい?
今日は何を食べたい?
この時間は何をしたい?
これとコレなら、どっちを選ぶ?
その理由は?
聞いてあげてほしいなと思います。
でないと、肝心な時に選べない、決められないということが起こります。
「もう大きいんだから自由にしていいのよ!自分のことなんだから自分で決めなさい!」ってある時突然言われても小さい頃からそうさせて貰えなかったのだから、出来ないのですよ。
どんな仕事に就く?
どんな人と結婚する?あるいはしない?
どう生きる?
何が好き?
何が嫌い?
大きな選択、決断の時にわからない。
自分がわからない。
自由が怖い。
だから親の基準や外の基準に合わせてしまう。
そんなことにならないためにも。
自分が自分に納得して生きるためにも。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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