こんにちは
心理セラピストの野沢ゆりこです。
自己否定が強い人、自分を責めて苦しい人に向けて
根本解決のお手伝いをしています。
ほかほか暖かく、のんびりした土曜日です。
いかがお過ごしですか?
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今日のテーマは、
不快なコミュニケーション「はい、でも」ゲームについてです。
2人の女性の会話です。
この会話、あなたはどう感じますか?
A子さんはB子さんにファッション雑誌を持って相談を持ちかけました。
A子「私このワンピースを買おうと思っているんだけど、どう思う?」
B子「あら、シンプルでステキじゃないの」
A子「でも、襟元が開き過ぎてるみたいでしょう」
B子「だったらスカーフをまけばいいでしょう。あなたが持っていた水玉のスカーフが合いそう
よ」
A子「そうね。。。でも、色が私には合わないような気がするの」
B子「お店へ行ったら色違いだってあると思うわよ。試着してみたらいいでしょう」
A子「そうね。。。でも私はこの色が着てみたいのよ」
B子「だったら思い切ってこの色にすればいいじゃない。来てみたら案外似合うわよ」
A子「それもそうね。でも、やっぱりこの形のワンピースは私には似合わない気がするの。 それにワンピースよりもスーツを買った方が、バリエーションもきくしね」
B子「・・・・・・」
もしあなたがB子だったら、イライラして来ませんか?
「一体あなたは何をどうしたいの⁈」
「相談されたから色々アドバイスしたのに。。。もう勝手にしたら」
って不快になりますよね?
そんなあなたを見てB子さんは内心しめしめとほくそ笑んでいます。(でも無意識です)
A子さんの目的は、B子さんを不快にさせることなのです。
そして敗北感を味わわせることなんです。
「そうですね。でも」と意義を唱えながらB子さんの助言をことごとく退ける。
こんなコミュニケーションのことを、交流分析では「はい、でも」ゲームと言います。
目的がワンピースを買うこと=解決ではないわけです。
自分から相談を持ちかけて置きながら、目的は相手を不快にさせることなのですから、
相手はたまったものではありません。
私は絶対にあなたの言う通りにならないんだからね!!!
という気持ち(無意識)の表れなのです。
ですから、何か不快だなあと思ったらこれはゲームを仕掛けられたんだと気づくこと
そしてゲームに乗らないで、さっさとゲームから降りることです。
「それは残念。私はあなたのお役には立てません」
という風に会話を終わらせることです。
そして、もし、自分からゲームを仕掛けてしまったとしたら、
やたら、「でも。でも」と言っていることに気づいたら、
「そうねえ。そうだよね そうかもね」→とりあえず相手のアドバイスを受け取ってみる
「そんな意見もあるんですね」→相手の提案に関心を持つ
「でも」という気持ちを抑えて、相手の話を聞いてみる。
そうやって会話を楽しめるようになるといいですね。
このような不快なコミュニケーションをしてしまうのには、理由があります。
幼児性が残っているということ。心理的成長が未熟なままなのです。
大人同士でありながら、一方が心理的に子供なわけです。
大人対大人の会話が成立しません。
当然このような会話を続けていくとどうなるか?
人が離れていってしまいますよね。
この「はい、でも」ゲーム以外にも、不快なコミュニケーションの「ゲーム」は存在します。
次の機会に紹介したいと思います。
参考図書
あなたが演じるゲームと脚本
~交流分析で探る心のうら・おもて~
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