こんにちは
ノザワユリコです。
昨日は久々に雨☂️でした。
暑いのも一息つけたような、いや、つけていない
今頃は夏の疲れが出やすいですね。
いかがお過ごしですか?私9月が苦手です。
季節の変わり目、お体ご自愛ください。
温かいお風呂に入って、温かい飲み物を摂ろうと思います。
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今日は傷つくのが怖くて人と親密になれない、回避性パーソナリティ
について書きます。
参加図書はこちらです。
「生きるのが面倒くさい人 回避性パーソナリティ障害」 岡田尊司 朝日新書
以前、リトリーブサイコセラピー協会の勉強会に参加したのですが、
同協会、公認セラピストの久保木じゅんこさんが講師で「回避」の克服というテーマでした。
この時に推薦図書として教えて頂いたのがこの本です。
これ読んでみたら、とってもおススメなので紹介します。
あれもこれも自分のことを言い当てられた感じがしてドキっ!
今日はこの本の感想と「回避性パーソナリティ」について書きます。
そもそも「回避」とは?
そもそも私たちが「私は回避だ」とか「あの人はカイヒ性」などとよく口にするのですが、
その根拠はどこから来るものなのか?というと、
「回避性パーソナリティ障害」と「障害」がつく場合、
これは医者が基準に応じて診断することになりますので、医師でない者が勝手に診断を下してはならないのです。
心理を学んだ私たちが、「私は回避」とか自分のことを言ったり、
「きっとあの人は回避性」などと人のことを言う時、
岡田尊司先生がおっしゃられている4つ愛着スタイルが元になっています。
①安定型愛着スタイル
②不安型愛着スタイル
③回避型愛着スタイル
④恐れ回避型愛着スタイル
の中の、③と④のことを「回避性パーソナリティ」と言っているのですが。
この③と④を指して「回避性」とか「回避」と読んでいるのです。
③の回避性愛着スタイルは→全く人を求めないで共感性も薄く、クールなタイプ
④の恐れ回避型愛着スタイルとは→本当は人を求めているのだけれど、傷つくのが怖いから求めない。ジレンマを抱えるタイプ。傷つくのが怖い、人と親密になれないのが特長です。
④の人がよく使う言葉が「めんどくさい」なのです。
人と会うこと
働くこと
頑張ること
決めること
期待されること
ぜーーーんぶ面倒くさい。
もう生きること自体が面倒くさい。
そう思いながらも、自分に関心すら失って無気力になっている。
何となく生きている人は多いのではないかと思います。
↑の本にも書かれていますが、③と④の線引きは難しく、混在していることも多いです。
セラピーに来られる人、悩みを抱える人の多くはこの④の恐れ回避型愛着スタイルの方です。
④の「恐れ回避型愛着スタイル」というのは病気ではありません。
治す、治さないではないのです。
本人が困っていなければセラピーも必要ではありません。
今は「回避」でも生きやすい時代
そして今のこの世の中、「回避性パーソナリティ」であっても暮らしていけるのです。
人と親密にならなくても生きていけるようになっています。
無人化、オートメーション化、AIの導入、顔の見えないSNSなど
対面でなくても済む時代。
人との接触なしに出来ることは多いです。
今は「回避性パーソナリティ」は生きやすくなっている。
それが故になおさら「回避」傾向は強まる、ということです。
私は「回避」な人ってすごく多いなと感じています。
傷つきやすくて繊細でめんどくさがりやな感じ。
あるいはもう生きる気力を亡くしている。
無気力で部屋に引きこもっている。
人と親密になれなくて寂しいのだけれど自分ではどうしていいかわからない。
そのような人であふれているように感じます。
「回避」になった原因は?
「回避性パーソナリティ」の原因は主に3つです。
①幼少期に傷ついた経験をたくさんした。
求めても期待を裏切られたことで諦めてしまった。
②過干渉や過保護の親だった
主体性を奪われ自分の欲求を出せず押し込めた。
自分の欲求よりも親の価値観にあわせることで自分の人生を諦めた。
③否定・拒絶・無視・いじめにあった。トラウマが関係している。
もう二度と傷つきたくない?
解決に向けては
傷つくのが怖い、人と親密になれない自分を自分がどう感じているのか?
そこが一番大事です。
自分は傷つくのが怖いけど、本当は何が欲しいのか?
今まで人と親密になれなかったけれど、本当は人とどんな関係を望んでいるのか?
を自分に問うことです。
回避とは、文字通り避ける生き方です。
避けることは人によって様々
人を避ける
嫌なことを避ける
面倒なことを避ける
責任を避ける
これを続けるとどうなるか?というと、
嫌なことを避け、面倒なことを避け、怖いことを避ける生き方をしている限り
ずっと避け続け、逃げ続けることで人生が終わってしまいます。
避けることが人生の目的なので人生が迷子になります。
自分のことがわからなくなります。
自分のことがわからないのに、人にわかってもらうことは出来ませんから、
親密になることはできません。
避けていれば傷つかない
けれどこの先ずっと避け続けなならない。
しかも得られないもの、失うものも多いのです。
これをどうするか?
葛藤することだと思います。
それから注意することがあります。
傷つかないような自分になることではないのです。
たとえ傷ついたとしても何が欲しいのか?
傷つくリスクを負ってでもどうなりたいのか?
何もかもめんどくさいと感じて、避ける生き方をしてきたのですから、
また避けたくなってしまいますよね。
葛藤も苦手。考えようとすると頭が止まってくる。。。
気力が湧いてこない。諦めた方がらくじゃん。。。
幼少期にたくさん傷ついてきたのですからもう二度と傷つきたくないですよね。
それでもね、避ける生き方はして欲しくとないと伝えたくて書きました。
もう少し書き足りないのですが、長くなるので続きは次回に書きます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
リトリーブサイコセラピーとは?
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