こんにちは
ノザワユリコです。
昔、学校の先生が話していたのを思い出します。
3学期は過ぎるのが早いですよ。
1月は行ってしまう。
2月は逃げてしまう。
3月は去ってしまう。
だから、大切に過ごしましょうねって。
本当に1月も2月もあっという間でした。
この調子でいくと春もあっという間で、夏になる?
________________________
加藤先生の著書
絶望から抜け出す心理学
心をひらくマインドフルネスな生き方(PHP新書)
を読んで自分なりにまとめたこと、考えたことを書いています。
この本に感銘を受けました。
これまでにブログで3回にわたって書きました。
心を成長させる為に必要なこと①視点を増やす
〃 ②失敗を恐れない
〃 ③結果よりも過程を重要視する
今日は、「心を成長させる為に必要なこと ④動機を振り返る」
について書きます。
おさらい
マインドフルネスって何?
一言でいうと、
多面的な視点で物事を見ること
例えば、
離婚した女性
離婚=失敗?
![]()
社会的評価は下がるから失敗なのかもしれない。
収入も減り生活は貧しくなった。
けれど「自分を生きる」という視点に立つと、
清々しい気持ち。安らかに生きられる。
![]()
離婚=成功
![]()
自分の決断を誇りに思える
自分らしい自分を誇りに思える
一方、マインドレスネスとは?
その逆で
視点が一つしかないこと。
例えば、
役員まで登りつめて
定年後にうつ病になるエリートビジネスマン
↓
自分=「エリート」
たった一つの視点でしか自分を見ていない。
燃え尽き症候群
うつ
自殺
不眠
頭痛
言葉では言い表せない心身の不調がある
マインドレスネス状態の時
人生の行き詰まり
挫折
失敗
不愉快な気持
![]()
マインドフルネスになれば世界が開ける
不愉快が消える
囚われから自由になる
身体の不調が改善する
そのために必要なことは、
![]()
視点を変える、増やす
そのために必要なことは、
![]()
・自分の価値観を反省し変える
・失敗を恐れないようになる
・結果よりも過程を重要視する
・動機を振り返る
今日は「動機を振り返る」について書きます。
その行動の動機は何?これが大切
成長動機と欠乏動機を知っていますか?
成長動機→自分が頑張りたいから、自分が成長したいからやる。
欠乏動機→人に認められたいからやる。人に気に入られたいからやる。何故なら
基本的欲求が満たされていないから。
あなたが行動する前に、
それは何の為にやるのか?
動機を明確にすることは大切です。
そして、あなたが何か行動した後に、
失敗した
挫折を経験した
行き詰った
不愉快な気持になった
そんな時、
自分がこれまで真面目に頑張ってきたのは何の為だったのか?
動機を振り返ることはとても大切です。
加藤先生も仰っています。
![]()
アメリカの十代の若者の自殺について
著書より抜粋 59ページ
真面目だけれど危ない人
アメリカの十代の自殺者には、学校の成績がいい人が多い。学業に問題のあった人は11%しかいないのだ。
自殺者の多くは、自分を抑えて無理をして優等生でいたが、心の中は不安だった。さらに努力して成績や評価を上げても、喉の渇きが増すばかりだったかもしれない。
そして、無理をして自分の欲求を抑えるほど、憎しみが無意識の領域に堆積した。
最後には人間を壊したくなった。人を猟銃で撃つことを考える。
彼は、「優等生でいるのが苦しい」と思ったかもしれない。しかしもう戻れなくなったのかもしれない。
成功への道をひた走っているように見えても、実は人生の敗者への道だったかもしれない。
悲劇の道を走っている人は、自分の今の視点に気がつかない。
ここで問題なのは「気がつかない」ことである。
成長動機について
![]()
(つづき)
真面目に努力する人が、そのように生きている動機を考えてみる。
第一に、自分の目的に向かって真面目に努力して頑張っている人がいる。
これは自己実現の為の真面目である。
自分の内面を犠牲にせずに成長することの出来た人には、自然と能動性、社会性、積極性、自主性が備わるものである。努力する過程で「内なる力」がついている。
社会的に成功するか失敗するかはわからないが、幸せな人生という視点から見れば、成功した人生である。
欠乏動機について
![]()
(つづき)
第二に、人から認めてもらうために、成功を求めて真面目にしている人がいる。
自己防衛のための真面目さである。
こういう人は得てして、社会的には評価が高かったりする。
しかし、真面目に努力しているが、「内なる力」はついていない。
視点を変えれば、人間としては成長していない。
高齢者になった時に、そのことに気がつくのである。
「認められたい」「気に入られたい」という基本的欲求が満たされない限り、このような人は
成長動機=動くことは難しい。
日々無理をしているから、「心身の不調」は避けられない。
こういう人は、いつも心は不満である。
しかし、「認められたい」「気に入られたい」という基本的欲求がある限り、その不満を外に直接表現することはできない。
その不満がいつか恨みに代わる。
基本的欲求が満たされないのに「前向きになれ」といっても無理である。それが「真面目でいい人なのだけれども心の底に憎しみがある」という人達である。
社会的に成功したけれど、心はイライラしている人である。
彼らはいつも、心理的に消耗している。
もしも不満を表現できれば解決はつくし、心理的に楽になるのだが、それに気づかない。
社会的成功=人間としての成長、成功ではないということ。
そして、真面目なエリートって危ないというのがわかりますよね。
人に「認められたい」
人に「気に入られたい」
それは自己防衛のためだったのだが気づいていなかった。
この生き方は自分らしさをなくしていくこと
自己実現とは逆の方向へいくこと
欲求を殺してきて
今は疲れきっていて
モヤモヤ、イライラが取れなくて
言葉では言い表せない身体の不調が張り付いてる現状
これを自分で認めるのは難しいのです。
けれども気づいて認めたのなら心が楽になります。
解決に向かいます。
そして本当に認められたい人は誰だったのかというと、
それは親だったという場合が多いのです。
それだけ満たされていない。
まだ親を求めている。![]()
心理的に幼児な部分があること。
自分の内面に
悲しい気持ち
悔しい気持ち
親への怒りや憎しみが
溜まっているのです。
私も過去に「成長動機に決まってるじゃん!」
と思って頑張っていることがありました。
でもそれは実は「人から認められる為」だったことが腑に落ちて、
気づいていなかった自分に愕然としたことがありました。![]()
頑張るのなら、成長動機で!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
リトリーブサイコセラピーとは?
心理セラピーとは?
![]()
只今モニター様を募集しております。
![]()


