こんにちは

ノザワユリコです。

 

 

あけましておめでとうございます。

今年もどうぞよろしくお願いします。

 

 

あなたはどのようなお正月を過ごされたのでしょうか?

楽しく過ごされたのでしょうか?

 

 

私は何を隠そうお正月というものが幼い頃から大嫌いなのです。

そんな自分のことを恥ずかしいと思って隠してきました。

 

 

こんなことを言うと「何を大人げないことをいい歳こいて言ってるんじゃ」と

呆れられると思っています。

 

 

そう言われても当然。

ええ、ええホントに大人げないです。

 

 

どんなに思考でどうにかしようとしても無理

毎年お正月シーズンは憂鬱になります。

 

 

そんな自分を否定して、隠してきました。

誰にも言ったらダメ

 

 

原家族のお正月というのは、いい思い出が全くありません。

一年の中で最も子供らしくいられない、最も楽しくない時間だったのです。

 

 

怖くて嫌いな父が仕事が休みでずっと酔っているし、母がそれを嘆き、喧嘩が起こり、

母の手作りの美味しそうなおせち料理は並んでいましたけれど、それがとても悲しい味がして、

 

 

荒んだ家族の象徴のような、修羅場の連続のような数日間を

ただ耐えるしかなかったのです。

 

 

「でもそれ昔でしょ?だからって今は違うでしょ?」と突っ込まれそうです。

確かに。自分なりに自分の好きなように過ごしたらいいじゃん。

 

 

ということも頭ではわかっているのですが、

毎年のことながらもうモノごごろついてからずっと憂鬱になってしまうのです。

 

 

今年は喪中ということもあり、お正月らしいこともやらずに、

静かに過ごせそう。安堵していたのです。

 

 

12月に体調を崩してひと月寝込んで、病み上がりということもあり、

今年は普通に過ごすことが公然として許された感じがありました。

 

 

そこへ持ってきて、些細なことから夫と大喧嘩になり、

ナーバスになってる夫と病み上がりのエネルギーダウンの私

 

 

「もう何もかも嫌だ。何もやりたくない」

「だから何もしない」

 

 

というわけでホントにホントの「何もしない新年」になったわけです。

結婚して35年以来初めてです。

 

 

家事しない。

お正月準備しない。

里帰りしない。

新年挨拶しない。

 

 

実際やってみたら、罪悪感はありましたが、すごくラクでした。

そして実際やってみたら気づいたんです。

 

 

ゴロゴロして、テレビ見て、

お腹すいたら自分本位で食べて、好き放題する

 

 

もうこれ以上の贅沢はない

特に旅館になんか行かなくてもいい

 

 

とにかくサイコー!!

 

 

ずっとこうやって過ごしたかったんだって。

それなのに今までやりたくないことを無理してやっていた。

 

 

自分はお正月なんて嫌いなのに、世間はみんな楽しそうで、

それが面白くなくて、

 

 

なんでなんだよって内心プンプン怒っていたこと

ずっとずっとプンプン怒っているのに、世間に合わせなきゃと

 

 

素敵なお正月をしなくちゃいけない

理想のおせちを作らなくちゃいけない

 

 

って思ってきたこと

 

 

でも何が正解がわからなくて

何処までやっても終わりがなくて疲れていたこと

 

 

家族はみんな当たり前のように楽しそうに寛いでいる

私はみんなの期待に応えなくちゃいけない

 

 

母親って損!女って損!

誰よりも私が休みたいんだ!って言いたかった

 

 

でもそれを言えない。だから

このシーズンが終わるのをじっと待っていた

 

 

楽しくなるのはシーズンが終わる時

ただ世間は、みんなは、お正月で楽しいのだからそれに合わせるのが常識

 

 

もし、「お正月の何もかもが嫌なんだ」

なんて本音を言ったら軽蔑される(もうバレてるけど)

 

 

そんな理屈は通用しない

「大人ならその役割ちゃんとこなせよ」ってもう一人の自分が言う

 

 

もの心ついた時から私は

ずっとプンプン怒ってた

 

 

両親には、私の気持ちはわかってもらえない

伝わらない

大事にされない

型にはめられる

一挙手一投足を否定される

嘲笑される

 

 

何よ!何なんだよ!

もういいよ!

 

 

私は一人でやるからいい

私は誰にも頼らない

私には構わないで!

 

 

って、そうやっていつも意地を張って

肩肘張って、突っ張って

 

 

生きてきたんだった

いつも体に力を入れていた

 

 

ずっと意地っ張りの人生だった

 

 

あれもこれも

みんな面白くない

 

 

でも私だって生きてるんだ

あんた達のやり方は大嫌い!

 

 

どんなにあんた達が正しくても

私は面白くないし、従いたくはない

 

 

いつも何でも反発してた

やたらと抵抗してた

とにかく不機嫌だった

 

 

私という人間はそういう一面がある

 

 

嫌なことを辞めてみて初めて気づいたことでした。

 

 

私のインナーチャイルドは、「意地っ張りのプンプンインチャ」

今まで霧がかかったように隠れて見えなかったけれど

 

 

はっきりと姿を現して、

わかってはいたけれど、いい自分しか見たくなかったから

 

 

原型を忘れてしまった?いやいや

「自分が見たくなかったんだ」

 

 

いつも体に力を入れて、肩肘張って、意地を張って生きる生き方は

疲れるし、しんどいのですが、自分で選んでいるのです。

 

 

半世紀続けてきた意地っ張り人生をどうするのか?

これが今年の課題です。

 

 

まずは、このインチャを受け入れて癒していこうと思います。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。