こんにちは
心理セラピストの野沢ゆりこです。
東京・千葉で活動しています。
野沢ゆりこのプロフィールはこちら
こんな方へ
理由はわからないけれど、生きづらい
親との関係に原因がある気がする
人に合わせてばかりで疲れてしまう
でも、どうしたらいいかわからない
そんな状態から、
複雑に絡まった心の糸を一つずつほどきながら、
たくさん傷つきながらも、ずっと頑張ってきたあなたが、
自分の感覚を取り戻していくためのセラピーを行っています。
しつこい親への怒りの奥にあるもの ― 感情の多層構造
前回は、「なぜ親への怒りが終わらないのか」について、
その背景にある脳の働きと、未完了の体験という視点から見てきました。
今回はもう少し、その怒りの“中身”に近づいていきます。
私たちは「怒り」というと、
一つの感情のように感じています。
けれど実際には、
怒りは単独で存在しているわけではありません。
多くの場合、怒りは“表に出ている感情”であり、
その奥には別の感情が重なっています。
たとえば、
悲しみ
傷つき
無力感
孤独
無念さ
こうした感情です。
こうした背景から、心理の世界では、
「怒りは二次感情である」と言われることがあります。
つまり怒りは、何か別の感情を覆い隠しながら、
表に現れているものだという見方です。
怒りはとても表現しやすい感情である一方で、
その奥にある感情は、感じること自体がとてもつらいものだからです。
ある意味で怒りは、
自分を守るために“変装している”とも言えます。
実際に、セラピーの場でも
「怒りをなくしたい」とおっしゃる方は少なくありません。
けれどここで、少し立ち止まって考えてみる必要があります。
怒りを“なくす”とは、
どういうことなのでしょうか。
もし怒りの奥に、
悲しみや傷つき、大切にされなかった感覚があるとしたら、
怒りだけを消そうとすることは、
その奥にあるものごと押し込めてしまうことにもなりかねません。
そして、もう一つ大切な視点があります。
そもそも怒りには、大切な役割があります。
怒りは、自分を守るために生まれる感情です。
傷つけられたとき、
踏み込まれたとき、
不当に扱われたときに、
「それは嫌だ」
「これ以上は危険だ」
と知らせる働きを持っています。
ですから、怒って当然の場面で怒りが生まれるのは、
おかしなことではありません。
むしろ、とても自然なことです。
また、怒りはときに、
自分を突き動かすエネルギーにもなります。
つらい現実の中で踏ん張る力になったり、
諦めずに生き延びるための力になったりすることもあります。
だからこそ、怒りをただ「なくすべきもの」と考えてしまうと、
人によっては気力そのものが落ちてしまうことがあります。
大切なのは、怒りを無理になくすことではなく、
その怒りが自分の中でどんな役割を果たしてきたのかを、
慎重に見ていくことなのです。
ここで、少しだけ立ち止まってみてください。
怒りを感じているとき、
その奥にはどんな感覚があるでしょうか。
本当はどうしたかったのか
本当は何を感じていたのか
すぐに答えが出なくても大丈夫です。
多くの場合、そこには矛盾した感情が存在しています。
わかってほしかった
でも、どうせわかってもらえないとも思っていた
愛してほしかった
でも、期待して裏切られる方が怖かった
こうした感情は、とても複雑で、
同時に存在することも少なくありません。
そして、こうした複雑な感情は、
そのままでは扱いきれないため、
一つにまとめられて「怒り」として現れることがあります。
だからこそ、怒りだけをどうにかしようとしても、
なかなか終わらないのです。
その奥にあるものに触れない限り、
本当の意味での変化は起きにくいからです。
ただし、ここで大切なことがあります。
それは、無理に奥の感情に触れようとしなくてもいい、
ということです。
感情には、その人なりのペースがあります。
準備が整っていない状態で無理に触れようとすると、
かえって負担になることもあります。
まずは、
「怒りの奥には、他の感情があるかもしれない」
と知っておくだけでも十分です。
その理解があると、怒りが湧いたときに、
ほんの少しだけ見え方が変わってきます。
「また怒ってしまった」ではなく、
「何かが触れたのかもしれない」と感じられるようになる。
それだけでも、内側の関係は少し変わり始めます。
そして少しずつ、
怒りの中に埋もれていた感情が、
分かれて感じられるようになっていきます。
それは決して一度に起きるものではなく、
時間をかけて、少しずつ進んでいくものです。
ここまで読んでくださった方の中には、
「これは自分のことかもしれない」
と感じた方もいらっしゃるかもしれません。
ここから先は、
なぜこの怒りが特に「親」に対して強く残り続けるのか、
その背景にある「期待」や「依存」の構造について、もう少し深く見ていきます。
このテーマはとても大切である一方、
少し丁寧に扱う必要のある内容でもあるため、
続きは場所を移してまとめています。
必要な方に届けばと思っています。
▶︎ 続きはこちら
なぜ親への怒りは手放せないのか ― 期待と依存の構造|のざわゆりこ
最後までお読み下さりありがとうございました。
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