こんにちは
先々週、父の一周忌法要でした。
久しぶりに兄夫婦と会うと、やはり身体の不調の話になり、
ああ、親たちも法事で親類と会えば、そんな話ばかりで、
同じように、順調に歳を重ねているなぁと思いました(遠い目)
親を全て看取ったら、いよいよ自分たち世代の番。
残りの人生、何に使いますか?と自分に問いかけると、
なるべく悔いが残らないように、やってみたいことをやろう、
となりますが、やってみたいことがどんどん減っていくことも事実
目下、のんびりでもブログを続けていこうと思います。
ブログをやっている限り、ネタのためにお出掛けしますから。
めんどくさー、なんて言ってられないですよね
それでは、阿字ヶ池 称名寺の続きです。
今回はいよいよ彼岸!
一緒に彼岸へ行きましょう。(序文の内容が内容だからマズイって?)
↓それでは、反橋を登ってみます。
こういう所に登るとワクワクするのは、子供の頃から変わらないですね
過去から現在までの苦労を表している反橋ですが、登ってみると楽しい。
人生もそうなのかもしれませんね。
現世にいると、苦労なんてもう嫌!ってなりますが、
案外好きなことの手間や苦労は楽しかったりしますし、
あの世に行くと、この世が恋しくって仕方がなくなるそうです。
ジェットコースターや、お化け屋敷みたいに、
怖いけど行きたい、となるのだと聞いたことがあります
(私はお化け屋敷は入りたくないけど……)
↓足元に中之島が見えてきました。
その向こうに、平橋と浄土である金堂が見えていますね。
中之島は此岸と彼岸の狭間、
あの世とこの世の境目といったところでしょうか?
↓アオサギさんが、より近くで見えるようになりました。
反橋とアオサギさんで、思い出した現世の苦労。
(※長いので、興味のない方は、スクロールしてくださいね)
法要の後、実家でありました。若干の苦労……
兄嫁である義姉は、とてもお料理上手で、もてなしが上手い。
先日も、身体の不調なんのその、沢山の美味しい料理を作って待っていてくれました。
しかし、ちょっと問題が……。
私と好きなもの・嫌いなものが正反対なんです
あ、料理に関しては大丈夫です。
唐揚げとかサラダとか一般的なものを出してくれるので。
実は、義姉は鳥が大嫌いなんです。
嫌い過ぎて、とうとう羽毛布団でアレルギーが出たとか……
唐揚げは大丈夫みたいで……羽毛アレルギーなんでしょうかね?
で、ですね、会うとね、大体言ってくるんです。鳥が大嫌いだと
私が野鳥好きで、鳥撮りやってるの知っていても、無邪気に容赦なく。
あーホントに好きなものが正反対だねと思いますが、
好きなものを否定されても傷つかないのは、
ブログを通して、沢山の鳥好きの仲間がいると分かっているからですね、きっと
お互いのブログを通しての交流だけですが、
好きなものの繋がりって、しっかり心の防壁になるんですね
因みに、どれだけ好き嫌いが違うかを挙げてみると
私は鳥が好き、義姉は大嫌い(って言うの)
私は虫が苦手、義姉は好き
私は神社仏閣・神仏が好きなので、よく参拝する。
義姉は心霊ものが好きで、最近YouTubeで観ているらしい。
以前、何度も出てくる幽霊を、怒鳴りつけて撤退させたことを武勇伝のように語る。
彼女が写真を撮るとオーブだらけで、被写体の顔が真っ白になるらしい。
(特殊能力?そういえば、従妹もそんな写真を撮ったことがあると言ってました。
結構多いのでしょうか? 私はこれだけ写真を撮りまくっても、オーブなんて殆ど写ったことがありませんが……)
私はなるべく未成仏霊とは関わりたくない。
親であっても昇ってからでないと来るなと言っている。
その代わり、身内と先祖に関しては、成仏のための手助けを写経でしているつもり。
私は甘口醤油が好き、義姉は大嫌い(って言うの)
私は赤味噌が好き、義姉は白味噌が好き
私はさつま揚げの脂っこさが苦手、義姉は好き
うちの庭は、ご存じの通り、植物が沢山植わってる。
実家の庭は、砂利敷きだけ。見事に何も植えられていない。
とまあ、こんなのは一部なんですが、
このように笑っちゃうほど正反対のことが多いんです
でね、鳥が大嫌いに関しては、
何故、わざわざ何度も言ってくるんだろう?
という疑問が残りますが、この記事を考えてる時、気付きました。
ここからが私の若干の苦労話なんですが、
義姉と姪が、ドシャメシャした賑やかな音楽が好きで、
訪ねていくと、それを大きな音で流すんですよ。
私は声明が好きなくらいですからね、
ヒーリングミュージックとか静かな音楽が好きなので、
賑やかな音楽を、大きな音でBGMにして聴くのは苦痛なんです
あ、大太鼓とかクラシックとか伝統的なのや、
それを現代風とコラボしたような音楽は好きです。
違いを上手く言葉で表現するのは難しいですが……。
好きな音楽でも大きな音は、集中して聴く分にはいいのですが、
BGMにして、ながらで聴くのは苦しくなります。
なので、実家では、賑やかな音楽に負けないように、
大きな声で話すわけですから、
私にしたら、途轍もなく騒音なわけです
賑やかな音楽が好きな人が、静かな音楽を聴いたら、
たぶん眠くなると思うのですが、
静かな音楽が好きな人が、ドシャメシャとした賑やかな音楽を
BGMにして長時間聴くのは、もの凄く苦痛なんですよ
それでも、たまの数時間くらいなので、我慢してきました。
でも、気付きました。義姉が私の好きなものでも、気にせず大嫌いと言うのなら、
私だって、賑やかな音楽を長時間聴くのは辛い、と言ってもいいんですよね。
こういう、苦痛なのに言いたいことが言えないって、
言うか、決心しないと卒業できないんですよね
何度も、時間を変え、場所を変え、人を変えて起こる。
だから、喧嘩にならないように(時にはキレてもいいと思うけど)
言う決心をするしかないんですよね。
もし、これがスピリチュアル的な課題だったのなら、
決心しただけで終わるか、言えば終わるでしょう。
義姉の「大嫌い」には、「言いたいことを言っていいよ」
という見えない世界からのメッセージが
隠されているのかもしれないですよね
反橋とアオサギさんのお陰で、現世の若干の苦労、
ひと山越えられそうな気がします。
長くなり、失礼しました。続きをどうぞm(__)m
↓おや?散歩中のワンちゃん
反橋渡って、飼い主さんと此岸に戻りますか?
お気を付けて
↓さて、彼岸側に着きました。
やはりもう少しキショウブが欲しかった
ヒガンバナだったら、更にそれっぽいですが、
そこまでやると攻め過ぎで、怖くなってしまいますかね?
↓水の流れのように咲くキショウブ
↓鐘楼と記念碑?なのかな?
金沢八景のひとつ「称名晩鐘」で詠われた梵鐘だそうです。
↓禅宗様、茅葺きの釈迦堂です。
池や橋と一緒に、此岸から見えていましたね。
屋根の上の方に、北条氏の家紋があります。
↓こちらも此岸からよく見えていた金堂です。
ご本尊は木造弥勒菩薩立像だそうです。
少しだけ開いた扉から、金網越しでのお参りだったのでよく見えませんでした。
↓御朱印がいただける書院です。
称名寺は金沢北条氏の菩提寺なので、
今年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」のゆかりの地なんですね。
京王百草園もそうだったみたいです。
うちから日帰り圏内に、そういう場所が多いみたいです
↓彼岸側から見た阿字ヶ池です。
手前の石は、美女石というそうです。
何となく目に入って、画に入れたくなりました。
やはり美女は写真に入れたくなるものなんですね
↓書院から左に歩いて行くと、広場に出ました。
↓ベンチに座って、暫し、彼岸側の景色を眺めていると、
↓ちょっと暑そうなワンちゃんが歩いてきました。
この辺りに住むワンちゃんたちの、
散歩コースになっているのですね
↓反橋とキショウブ
↓見納めのキショウブ
↓こちらは、地名、駅名になっている「金沢文庫」です。
北条実時により創建された鎌倉時代の武家文庫だそうです。
現在は歴史博物館として、美術品や古文書などを展示しているそうです。
今回は建物だけ撮って、観覧はパスしました。
実は、序文で「一緒に彼岸へ行きましょう」なんて書いたからか、
この記事の下書きが終わった日の翌暁、
夢に亡き父が登場しました。初です。初めて夢で会いました。
色鮮やかで、笑顔で、声もしっかり聞きました。
握った手も、生前と同じ、硬い職人の手の手触りでした。
「そっちはどう?」と訊くと、
父は「凄いんだ、エメラルド色で!」と言いました。
語彙力……というか、父からエメラルド色って……何の色よ?
これはきっと、私の方が、父の伝えたい内容の受信が不完全だったのと、
肉体を持たない父が、テレパシーで伝えてきたことを、
私が睡眠中の脳で翻訳したことによる誤変換でしょうか。
父は、緑とか光とかを連想するような戒名を付けてもらったので、
きっと緑溢れるところに昇ったのだ、と思うことにしました
私は良く知っている人が亡くなって、
しばらくすると、その人が蘇る夢をよく見ます。
そういう夢の時は、夢とは思えないほどリアルでハッキリとした輪郭、
光り輝き、鮮やかな色彩で、ものすごい笑顔です。
なので、そんな夢を見たら、ああ昇ったんだな、と思っています。
自分でも笑ってしまうのが、夢の中で父と別れる時、
「憑いてきちゃダメだからね。ちゃんと戻ってね。
憑いてきたら祓うからね。神社行っちゃうからね」
とかなり失礼な事を、実の親に言ってしまいました
もう、成仏したから大丈夫なのにね( *´艸`)
あっちで、「行かないよ~」と笑いながら、
父はツッコんでいることでしょう
ということで、浄土かは判りませんが、
彼岸へ行って父に会ってきたところで、
阿字ヶ池の散策、終わりです。
因みに、カレンダーのベストアングルを撮り忘れました
リベンジするかは分かりません。
お付き合いいただきありがとうございましたm(__)m
鳥写真索引ページはこちら(1)と こちら(2)です。
お気に入りの鳥さんなどございましたら、是非ご利用ください。
ここまでご覧いただきありがとうございました