こんにちは
2月中旬に行った京都の旅の続きです。
今回は雪になったらもう一度行こうと思っていた勝林院です。
勝林院は奥の方にあるので、あまり人が来ないそうです。
この日も一人の女性が入れ替わりになっただけで、その後は誰も来ず、貸し切り状態でした。
そのお陰で、静かな時を送れ(…たかな?ガツガツ写真撮っていたような)そうな写真が撮れたと思いますので、御本尊の阿弥陀如来さまと脇侍の毘沙門天さま、不動明王さまと過ごす静寂のひとときを感じていただけたら幸いです
↓勝林院の本堂です。
2014年に訪れた時も雪は残っていましたが、青空と他の参拝者もいたあの時とは雰囲気がガラリと変わりました。
↓鐘楼とその周りの木も、雪化粧でひっそりとした印象でした。
↓シーンとしていた所に突然ザバザバーと水が流れ落ちて、ちょっと驚きました
↓さて、御本尊の阿弥陀如来さまが見えていますね。
まだ早朝だったので、お寺の関係者の方がモップで床掃除をされていました。
その方に撮影しても良いかと尋ねた所、本堂内も御本尊も大丈夫との有り難いお返事をいただきました
なので、お参りした後に思いっきり撮影させていただきました。
↓勝林院では、御朱印をお願いすると「大原問答」と書いてもらえます。
私も5年前にたまたまのご縁で、関係者の若い女性に可愛らしい文字で書いていただきました。
この「大原問答」とは、実光院の公式HPによると、法然上人(浄土宗の宗祖の方ですね)が顕真法印(のち第61代天台座主)の招きにより大原の勝林院において、浄土の宗義について交わされた論議のことだそうです。
難しい論議の内容は割愛させていただき、法然上人が念仏によって極楽へ往生できることをはっきりと示したその時、本尊の阿弥陀仏がまばゆい光を放って、その主張が正しいことを証明されたのだそうです。
どんな人でも極楽浄土へ生まれ変われると知った聴衆たちは大変喜び、三日三晩、断えることなく念仏を唱え続けたと伝えられているそうです。
↓そのまばゆい光を放って法然上人の主張が正しいことを証明された御本尊の阿弥陀如来さまと、向かって左に毘沙門天さま、右に不動明王さまです。
その「大原問答」の由来から、本堂は別名「問答寺」とも「証拠堂」とも阿弥陀堂とも呼ばれていて、また御本尊は「証拠の阿弥陀仏」といわれているそうです。
何気にお不動さまと目が合っているのですが、写真が小さくて分かりにくいですかね?
↓ついお寺の関係者の方に、「美しい御本尊さまですよね~」と話し掛けたら、「こんな風に言っていいのか判らないけれど、イケメンの仏像さんと言う人もいらっしゃいます(これを抑揚のある綺麗な京言葉で)」とお話してくださいました。
その時、「このお寺は奥の方なので、ここまでなかなか人が来てくれなくて」とお話してくださったのですが、「私は初めて大原に来ようと思ったのはこちらにお参りするためでしたよ」と返しました。
ボタンを押して流れてくる声明を聴きながら、ゆっくりお参りしたかったのだと伝えました。
でも今回は本堂内撮影OKの喜びの方が大きくて、「何度も聴いていってくださいね」と言われるまで忘れていました
↓誰もいなかったので、御本尊さまたちに背中を向けるご無礼をお詫びしてから、お賽銭箱越しに外を撮影させていただきました。
↓御本尊さまたちより目線は低くなりますが、いつもこんな風景をご覧になっているのですね~
あ、ちなみにお賽銭箱には触っていませんよ
いくら撮影が許されたと言っても、普通にお参りして触れるもの以外は一切触れていませんので、ご心配なきよう
↓名残惜しいのですが、そろそろ雪の舞う勝林院とさよならしますね
いつかまた来れるかな~?これが最後かな~?
↓次は宝泉院に向かいます。
↓この橋を見ると、もう少し雪が楽しめそうですね
↓さて、こちらは時間を飛ばして、宝泉院を出た後の帰りの呂川沿いの道です。
もうほとんど雪が残っていないですね。
↓行きに撮った更に下の方の景色です。
↓帰りはこの通り、手前の雪は完全に解けてしまっています。
私がこの日大原で撮影したのは2時間くらいだったと思いますが、その間だけささやかに降り積もっていたみたいです。
↓でも、宝泉院を出てすぐはまだこんな感じでした。
こういう雰囲気が大好きなので有難かったです
次回は宝泉院の額縁庭園と雪の花咲く宝楽園です。
鳥写真索引ページはこちら(1)と こちら(2)です。
お気に入りの鳥さんなどございましたら、是非ご利用ください。
ここまでご覧いいただき ありがとうございました