こんにちは
実は先日の爆弾低気圧が猛威をふるっていた日、私たち夫婦は、またしても旅
に出ていました
旅といっても、菩提寺のある 新潟県 長岡に、義両親の年忌法要のために行くものでした。
越後湯沢のホテルで前泊し、せっかくなので、越後湯沢と長岡の間にある、浦佐という駅からタクシー
で10分程の、西福寺開山堂(さいふくじ かいさんどう)へ、お参りに行くつもりでした。
天気予報で、爆弾低気圧が来るらしいと知った時、「またか・・・」、とウンザリしましたが、比叡山
の時ほどナーバスにはなりませんでした
上越線が止まったら、越後湯沢で途中下車して、ホテル周辺で、のんびりするだけだと思っていましたから。
幸い、法要の日はお天気でしたし、行きの最寄の駅までは傘もいらないほどの小雨で、新幹線の駅までが、電車の本数が減らされて混んでおり時間もかかった、くらいですみました。
その分、という訳では無いでしょうが、ホテルで普通の和洋室を予約したものが、特別室にグレードアップされるラッキーはありました。
西福寺では、やっぱり雨でしたが、雨の中で写真
を撮る事に、体がいつの間にか、慣れていることに気付きました。
そうして気持ちの余裕が出てくると、晴れの日とは違う、柔らかくて優しい空気が感じられるようになるんですね。
葉は青々として、雨に濡れてより瑞々しい光
を放っていますし、空気は季節もありますが、スッキリとしていました。
分かってはいた事なんですが、雨もまた自然の恩寵なんですね
お出かけの時、晴れだけがツイている、と決め付けるのは、勿体なかったんだなと思いました。
それでは、今回は西福寺の屋外の写真です。
↓西福寺開山堂は正式には赤城山西福寺(せきじょうさん さいふくじ)という曹洞宗の寺院です。
日本のミケランジェロと称される、幕末の名匠 石川雲蝶(いしかわ うんちょう)が手がけた彫刻絵画などが多数あり、その作品を観るのも、拝観目的のひとつでした。
↓山門(白門)から外を見た景色です。
ビルの無い霧のかかった景色を見ると、旅先なんだなぁとしみじみ思います。
左の建物は神社(白山神社)です。
↓左の建物が開山堂で、天井の大彫刻があります。
右の建物が本堂です。
↓石川雲蝶顕彰像です。
雲蝶さんは江戸の雑司ヶ谷で生まれ、本名を安兵衛、若くして江戸彫石川流の彫刻師として、苗字帯刃を許されていたそうです。
↓正面から見た開山堂です。
雪から御堂を守るための覆い屋根が上に建っています。
豪雪地域の危険な雪下ろし作業をしてくれる人がいなくなった為だそうです。
↓雲蝶さんは日光東照宮の「眠り猫」で有名な左甚五郎(ひだり じんごろう)さんにも匹敵する彫刻の名手とうたわれるているそうです。
続きます。
次回は本堂内と越後湯沢の写真をいくつかご紹介します。
ここまでご覧いただき ありがとうございました