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台風の中の比叡山を歩こう1・東塔1
台風の中の比叡山を歩こう2・東塔2
の続きです。
二日目の朝は激しい雨の音が聞こえ、部屋の窓から見える目の前の木々は風に煽られて大きく揺れていました。
部屋でジッとしていたのでは何しに来たのか分からないので、とりあえず延暦寺会館から一番近い文殊楼へ行ってみようということになりました。
私はポンチョを襷掛けにしたカバンの上から被り、夫はレインスーツの上だけ、傘は持ってきた折り畳み傘では心もとないので延暦寺会館のものを借りました。
思い切って外に出てみると、意外と普通の本降りの雨程度でした。
木々はあんなに揺れているのに、押し返されるような台風の風が無かったのです。
もしかしたら比叡山の木々が風を吸収して、私達が歩いている所にはそれ程強い風が来なかったのかもしれません。
目の前の文殊楼への階段は急でしたが、とにかくお参りしたかったので必死に上りました。
私達と御朱印を書いて下さる方以外は人はいませんでした。
文殊菩薩様にお参りしてから、一応持ってきていたレインパンツも履くことにしました。
雨は激しいので、格好とか言ってられませんでした。
この姿で写真に写るのか~と思いましたが、たまたまポンチョが黒でレインパンツは白、傘は茶色で、お坊さんの格好と同じ色合いで揃っていたので、撮ってみると意外としっくりしていました(笑)
ここで気分が吹っ切れて、もう行ける所まで行く事にしました。
次に目指したのが阿弥陀堂でした。
そこも深い霧に包まれていましたが、雨も濃霧も物ともせず落ち葉を掃除されている方々がいました。
機械を使って空気で吹き飛ばしていたのだと思いますが、ものすごい音でお参りに集中できませんでした。
なので三日目の出発前にもう一度お参りに来た時、京都方面から比叡山へ入山規制が掛かっている事を知りました。
帰りの送迎バスで大津側からも通行止めに、シャトルバスも運行していない事を知りました。
本当に運良く紙一重の所で巡拝できたんだとしみじみ思いました。
今回は東塔最後で、阿弥陀堂と東塔、そして東塔から西塔まで歩いた時の風景です。
東塔から西塔までの景色は幻想的で、神仏の世界に足を踏み入れた気分でした。
阿弥陀堂へ向かう途中の坂道です。
阿弥陀堂と東塔の前の落ち葉を、激しい雨も濃霧も物ともせず掃除されている方々がいました。
東塔です。中には入れずガラス越しに見るだけでした。
続きます。
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