お誘いが来たんです

忙しかったのが落ち着いたからと、連絡くれたんです


嘘でしょ?

たぶんね、一年以上待ってたと思うよ

何度かは会えたけど

2人きりで過ごすことはできなくて

今の仕事のうちは忙しくて先の予定立てられないみたいに言ってたし

もう期待するのはやめにして

とりあえず私の予定だけお伝えして

それも気が向かないときにはやめにして


そのうち病気まで見つかって

もう治るまで会ってもらえないのかもって

そんなこと考えてた

寛解と言ってもらえるのには10年もかかる


いつか一人になれたら

そこからどうしようか考えるんだと

しんいちろうの他にも素敵な人はきっといるだろうと


私が人生を諦めないとしたら

今からをどう生きていくかということ


でも連絡が来たのよ

私のこと忘れてなかった

思ってくれてたってことよね?


どうする?

わたし、これからどうしたいのかな?



今でも間違いなく大好きなのよ

だってずっと私の頭の中にいて

ずっとずっと後悔が私を責めていて

もう諦めて死んでしまいたいくらいで

治療をしない選択をしたかった

どちらかといえば

そうしたかった

でもまだ下の子の手を離す勇気はない


お誘いが来るなんて

もうないと思ってた

嬉しすぎる


あの頃と同じよ

話しかけてもらいたかった

話しかけてもらえたら

飛び上がりたいくらい嬉しかった


好きという溢れる思いが

これをやってみたいという心の動きが

素敵なことだとわかっていたら

尊いものだと知っていたら

せめて

悪ではないと知っていたら


きっと

私はしんいちろうの手を離すことはなかった

それはわたしが知ってる

あのとき

手を離すことを決めてしまったから


この思いの尊さに気付けないほどに

むしろ

悪とさえ思ってしまっていたくらいに

毒されていた

毒親たちに


大切にしていいこと

むしろ大切にすべきことだとわかっていたら


今でも何度も考えてしまうけど

そこにはもう戻れない


これから大切にしていくから

がんばろ

わたし


わたしがわたしを応援する


これもしんいちろうが教えてくれた

わたしの神さまは

しんいちろう